http://www.hanaharunaka.sakura.ne.jp/__HPB_Recycled/sokuhou.2015..html
【印南蓮(1550年代の蓮)の開花】 より
宇都宮城跡蓮池跡から発掘された蓮実は、2009年5月に発芽、2011(平成23)年7月19日、午前6時30分、開花2日目を撮影(印南洋造氏撮影)。
命名:印南蓮(いんなみはす)
個体番号62-2の花托(上面の直径:約7センチ、2011.7.30撮影AK) 2011年7月30日、朝8時より宇都宮市内の印南洋造氏宅で、第3回宇都宮観蓮会が催され、約20名の方々が、開花株の初見に期待され参加された。残念ながら、、開花株を観ることができなかった。左の写真は、7月18日早朝に開花を確認され(一重淡紅色で大賀蓮に類似)、翌日19日に撮影されたもの。同会の活躍に期待したい。
命名:印南蓮(いんなみはす)
平成24(2012)年9月29日の産経新聞(栃木)参照、
2017年 カレンデー
『平成二十七年 蓮ごよみ』
このカレンダーの写真は、第12回栃木県花蓮写真展の上位6作品が掲載され、解説には『菊池愛山略伝』、狂句集の一部が挿入、解説がある。
1)表紙:第8回最優秀賞;鈴木泉「セレナーデ」
2)1・2月:早矢仕 修「盛夏の輝」
3)3・4月:中田 忠之「老いて水面に」
4)5・6月:山崎 昌晴「浮葉の露」
5)7・8月:小川 茂「輝く蓮田」
6)9・10月:伊藩 仁一「美に魅せられて」
7)11・12月:山下 一男「厳しい朝」
○価格:一部1000円
○申込先:宇都宮城跡蓮池再生検討委員会事務局(住所と電話は下記を参照)
◎宇都宮城跡蓮池再生検討委員会
宇都宮市では市制110周年記念事業として、宇都宮城の一部復元工事が平成19年3月に完成した。
歴史書や絵図には蓮池門、上蓮池、下蓮池などが記載されていたことから、世界の人々が感動した「大賀蓮」のロマンを共有するように、江戸期の人々が愛でた蓮を、平成の市民が蓮の実を発掘し、宇都宮の花の文化として蓮を甦らせる「宮のまち 江戸期の蓮 夢追いプロジェクト」が展開されています。
2007年3月31日、宇都宮城上蓮池跡のボーリング調査資料を基に7月、宇都宮大学 松居誠一郎教授により「堆積土」から蓮の花粉が特定された。
発起人:故石川速夫、小林幸正、志賀かう子、塚田宗雄、冨祐次、増渕茂泰、松居誠一郎、谷島利康、印南洋造(敬称略)
同会は「宇都宮市の市民活動助成金交付団体」となり、賛同される会員を募っています。
会費:個人会員 年会費1口;1千円、賛助会員 年会費1口;1万円から
◆宇都宮城跡蓮池再生検討委員会 ○郵便振替口座:00160-2-742086
◆事務局 〒321-0901宇都宮市平出町3630-3 印南方 電話& FAX:028-663-1313
https://suita.goguynet.jp/2018/06/24/lotus-viewing/ 【万博記念公園で毎年恒例の早朝観蓮会&象鼻杯が始まりますよ〜!】
今年も早朝観蓮会の季節がやってきましたよ〜♪比較的見頃は長い花のようですが、早い時間でないと花が閉じてしまう蓮。頑張って早起きして美しい大輪を見に行きたいですね〜!
フォトジェニックな蓮の花はインスタ映え間違いなし!
詳しくはこちらを確認してくださいね→万博記念公園HP
期間中の土日祝日には、早起きしたご褒美に象鼻杯とハス酒の試飲も楽しめますよ〜♪先着順ですのでご注意ください!
万博記念公園の蓮池は日本庭園内のこのあたりです。園内はとても広いのでご確認の上お出かけくださいね。
https://kumo.txt-nifty.com/blog/2019/08/post-c6130e.html 【早朝観蓮会@三溪園】
朝もやたなびく夏の夜明け。
連日の猛暑にもかかわらず、早朝の一刻は涼風が心地よい。
ここ「三溪園」では毎年この時期、『早朝観蓮会』と称して普段の開園時間を早め朝6時から公開されている。 早朝に開花するハスを楽しむことができる粋な計らいも、今では人気の催しとして定着。 夏の歳時記として楽しみにしている市民も多い。
やはり原三渓といえば、ここ「三渓園」だろう。
原三渓こと富太郎の生まれは岐阜。 幼いころより蓮の花が身近であったようで、ことのほかこの花を愛でたと云う。
先日の展覧会場でも、三渓自らの手による柔らかな色調の蓮花の作品が印象的であった。 一度は行ってみたいと思っていた『早朝観蓮会』、きっと今回が縁なのだろうと夜勤明けの足で本牧へ向かう。
「三溪園」とは原家の別邸として1906年(明治39年)に造園された純和風庭園。
横浜市内でも本牧という中心部に位置しながら17.5haに及ぶ広大な敷地を有し、丘陵の起伏と深い緑を活かし17棟の日本建築が配されている。 うち10件12棟は国の重要文化財だという。
さすがにこれだけの邸園ともなると時間をかけて、先代の善三郎の時代から少しずつ集め今の姿になった訳で、京都や鎌倉あるいは和歌山など他所から移築した古建築群で成り立っている。
後の「日本丸」や「外交官の家」に至る“金にあかせ持ってくる”の先鞭をつけたといえばその通りなのだが、新開地のヨコハマにこれだけの伝統的文化財があるのもひとえに三渓の功績と評価されよう。
早春の梅から晩秋の紅葉まで四季折々に色づく花々が古色蒼然とした古建築に興を添える。 なかでも丘の上にそびえる室町時代創建の旧燈明寺三重塔は園内どこからでも目にすることができるシンボル的建物として来園者に親しまれている。
この三重塔を望む蓮池に今日のお目当て、ハスがすっくと花をもたげて映る。
朝露にしっとり、今目覚めたとばかりに顔をあげる汚れないその花姿はなんとも美しく、好い。
旧燈明寺三重塔_三溪園
ハスはインド原産の多年生の水生植物。
地中の地下茎から茎をのばし、水面より高く花をつける。
またその種皮は厚く硬いため泥の中で長期間発芽能力を保持することができる。 このため「大賀ハス」や行田の「古代ハス」など2,000年、3,000年前のものが発芽する例もある。
したがって私たちにとってハスの花は縄文時代以来の原風景なのかもしれない。
しかしそれ以上に、泥の中から清浄な花をつける姿は御仏の慈愛の象徴とされる仏教の花としてなじみが深い。
観音菩薩はハスの花を手にし、奈良の大仏さんも蓮華に座しておわす。
先年他界された評論家・松本健一氏は著書『砂の文明・石の文明・泥の文明』のなかで、アジアの何でも呑み込む混沌とした在り様を「泥の文明」と喩えていたが、その観点からもハスはいたってアジア的な花なのかもしれない。
ドブに落ちても根のあるやつは いつかは蓮(はちす)の花と咲く
意地は張っても心の中じゃ 泣いているんだ兄さんは
(男はつらいよ/星野哲郎)
かくいう私自身もリストラ人生の泥にまみえている訳で、今の世はどうにも落ちこぼれに厳しい。
このような風潮では誰しも果敢な「挑戦」など選ぶはずもなく無難に「現状維持」を決め込むのも無理はない。 したがって世の中からイノベーションが失われ、社会が硬直化するのもむべなるかなだ。
もっともドブを世俗と読み替えればこの世の誰しもが泥にまみえて暮らしている訳で、もちろん三渓も泥水かぶりながら生きていたに違いない。
しかし彼はその生涯でかくも見事な華を咲かせた。
ただし華はこの世の栄耀栄華を指しているのではない。 後世に残る何か、時を経て積み重なる貴重なもの。 これを“文化”といいうならば、実に見事な伝統文化を残してくれたといえよう。
人の生に意味があるならば、泥ガメが甲を自慢するのではなく、すっくと見事な華を咲かせることにあると思いたい。
風に揺れるハスの華には朝露もうたかたの夢。 三渓の遺功に次代へのバトンを想う。
https://blog.goo.ne.jp/ohgalotus/e/db0933530476d034ea1ef68d1e2ea014 【宇都宮市で第1回観蓮会】 より 2009-07-20 21:57:41 | 宇都宮
昨日宇都宮市で観蓮会が開かれました。
昨年春、宇都宮城跡再生検討委員会によって城跡上蓮池跡地から64個の蓮の実が発掘され、その中の2個を発芽処理したところ、両方発芽し順調に育っているようです。それを見守り育てていこうと、同委員会の手で第1回観蓮会が開催されたようです。残念ながらまだ花芽が立っていないようですが、ハスの季節はこれからですので、同委員会の方々や宇都宮市民の人々は、水面に花芽が現れるのを首を長くして待っているとのことです。
観蓮会の式次第と趣意書です。
以下の2点を記念品として参加者に差しあげたようです。
宇都宮城の蓮を意匠化した益子焼きの湯呑み茶碗(小島淳一氏 作)
藕粉入りの薯蕷(じょうよ)紅白饅頭(菓子づくり松月 製)
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