立擬宝珠(タチギボウシ)

https://ameblo.jp/mama1953nana/entry-12205406115.html  【立擬宝珠(タチギボウシ)】  より

立擬宝珠(タチギボウシ)はユリ科ギボウシ属の多年草である。

分類体系によってはクサスギカズラ科とされる。

北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布し、平地から高山にかけての湿地や湿った草原などに生える。

海外では、サハリン、シベリアにも分布している。

草丈は50センチから100センチくらいである。

葉は長さが20センチくらい、幅が6、7センチくらいあり、先がとがった長い楕円形である。

長い柄を含めると全長は30センチから40センチにもなる。

葉の縁はやや波打ち、縦に走る葉脈が目立つ。

開花時期は7月から8月である。

花のつき方は総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)で、下についた花から順に開花する。

花の色には濃淡があるが、淡い紫色ないし濃い紫色である。

花の長さは4センチくらいあり、花びら(花被片)の内側には濃い筋が入る。

一日花で、朝咲いて午後にはしぼむ。

和名の由来は、葉が立っていることと、蕾の形が橋の欄干につける飾りの擬宝珠に似ているというところからきている。

若芽は春の山菜としてお浸しや酢味噌和えなどにされる。

俳句では「擬宝珠」が夏の季語である。

属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(Nicolaus Thomas Host, 1771-1834)さん」の名からきている。

種小名の sieboldii はドイツ人で日本植物の研究者だった「シーボルト(Philipp Franz Balthasar von Siebold, 1796-1866)さんの」という意味である。

変種名の rectifolia は「真っ直ぐな葉の」という意味である。

学名:Hosta sieboldii var. rectifolia

http://nisineppu.sapolog.com/e319982.html 【立擬宝珠(タチギボウシ)】

【立擬宝珠】日本全国に分布するユリ科ギボウシ属の多年草です。

エゾギボウシ(蝦夷擬宝珠)・コバギボウシ(小葉擬宝珠)とも呼ばれています。

うるいの名で親しまれているオオバギボウシの仲間です。

(山菜としてのうるいはギボウシ類の総称です。)

「うるい」の名は若芽がみずみずしく潤う事が由来のようです。

立擬宝珠(タチギボウシ)

花言葉:静かな人、沈静、落ち着き。【ギボウシ】

誕生花:7月9日【ギボウシ】

名前の由来は橋の欄干などにつけられている飾り「擬宝珠(ギボシ)」につぼみ(又は葉)が似ているからで、「立」は葉に比べ茎が高く立つ事、「小葉」は同属のオオバギボウシに比べ葉が細めで小さい事から、「蝦夷」は北海道に多く見られる事から付けられています。

擬宝珠(ギボシ)は仏教の宝の玉「宝珠(ほうじゅ)」を模しているので、宝珠はこんな形なのでしょう。

やや湿った場所を好みますが、畑でも育てられます。

花は淡い紫で、茹でて酢味噌和え等で食べれます。

葉柄は浅漬けにして独特のぬめり感を楽しんだり、茹でて水に晒し和え物やお浸し、生のまま味噌汁や天ぷらで食べれます。

若芽はバイケイソウ(毒)やコバイケイソウ(毒)の若芽と似ており、採取の際は注意が必要です。

バイケイソウの若芽(毒) は行者ニンニク(アイヌネギ)にも似て居り、同じ場所に混生して居る場合もあります。 

知ってる積りでも、「緑のハカマ」や「ハカマを取り除いた」行者ニンニクと見分けられる自信はありますか?

百科事典で調べる⇒ タチギボウシ(コバギボウシ) オオバギボウシ バイケイソウ