五感に意識を向ける

https://ameblo.jp/genki-mura/entry-12331130014.htmlより

感覚に意識を向けると、「いま、ここ」に戻る!

私たちはどうしても、過去を悔やんだり、未来を心配したりして、「いま、この瞬間」から意識が飛んでしまいがちです。

もちろん、過去から学ぶことも、未来を考えることも大切ですが、それ以上に大切なのが、「いま、この瞬間」です。なので、意識的に、「いま、この瞬間」に意識を戻してあげることって、とっても大切だと思うのです。

その方法の1つが、坐禅や瞑想だったり。で、もう1つ、簡単な方法を上げるとしたら、

「五感を研ぎ澄ます」というのがあると思います。

この前、ワークショップの中で、「頭でグルグルと考え出すと、やめようと思ってもやめれない。ずっと考えてしまう。」みたいなテーマが出てきました。

それに対して、ある方が、アロマの匂いで、思考でグルグル考えるのが無くなる。みたいなことを教えてくれました。

これ、面白いですよね。もちろん、アロマの効能もあるのかもしれませんが、それと同時に、僕はこんなことを思いました。「匂い」という嗅覚に意識を向けた時、「思考」

から、「感覚」へシフトするわけです。

すると、過去や未来を思いグルグルと考えていた「思考」から、いま、感じている「感覚」

へ意識が向くので、「いま、ここ」に戻ってくるわけです。

おかえりなさい♪

みたいな感じかな?(笑)

私たちは、この「感覚」を、普段は鈍らせています。

なんでもかんでも感じていたら、大忙しだからです。

例えば、いま、この記事を座って読んでますか?

もし、椅子に座ってるなら、お尻の感覚に意識を向けてみてください。

体の体重が乗っているお尻。

少なからず、椅子と接触している部分が、何かしらの圧を感じているはずです。

でも、痛いわけでもないし、不快感があるわけでもないし、当たり前のことだから、

普段は、お尻の感覚なんか関いていないのです。

でも、いま、お尻の感覚に意識を向けると、確かに、お尻にも感覚がありますね。

例えば、料理人の人は味見をよくします。

1日に何度も何度も、「味覚」に意識を向けるので、だんだんと味覚が敏感になり、

研ぎ澄まされていきます。

だから、普通の人が氣づかないような微妙な出汁の違いなども、感じたりするわけです。

でね、

この味覚も、そこに意識を向け続けていると、誰だってある程度は、味覚が敏感になってくるのです。

そして、味見をしている瞬間は、「いま、ここ」に戻ってきているはずです。

私たちは、毎日の忙しさに流され、ついつい思考が優位になりすぎて、「感覚」を鈍らせてしまいがちです。感覚が鈍るということは、「いま、何を感じているか?」が鈍っているということなので、「いま、ここ」に意識がない状態ともいえます。

人生を豊かに感じる「感性」も同じだと思います。

感覚が鈍れば、内なる豊かさからも遠ざかってしまうと思うのです。

だから、意識的に、自分の五感に意識を向けてみる。

手が触れる感覚、

匂い、

景色、

音、

そして、

何かを食べる時の味。

そしてもう1つ、

いま、自分が何を感じているか?

この感覚が鋭くなると、その分、感性が豊かになり、人生も豊かになるんじゃないかなって思うのです。