https://ameblo.jp/emkanayoshi/theme3-10033464658.html#main より
実は、自然治癒力がなぜあるのか、医学では解明されておりません。
一言で自然治癒力とひとくくりに申しましても、余りにも多くの事象があり、余りにも複雑怪奇なシステムの上に成り立っており、全体像を持って自然治癒力となっています。点描画をルーペで見ますと「点」の集合体です。点の密度の変化だけです。素材ではなく、構成が問題です。
外科医はなぜ患者さんの皮膚を切る事ができるのか?
メスで切る。
違います。。。
縫えばくっつくことを知っているからです。
当たり前です。しかし、私はこのことを医師免許を持たない人から言われて気づきました。酸素を吸っていて生きてますというくらい当たり前すぎて思考の中に入ってこないからです。100歳の人は無事に100年身体を使いました。しかし、5分息を止めたら死にます。そんな重要な酸素を意識して暮らす人はおりません。溺れた経験が有る人でも忘れることです。
なぜ、切った組織がくっつくのかは分かっておりません。
折れた骨を接合するとほぼ元通りになります。ずれたままでも、ずれたまま接合します。完全にずれていたら、先端を丸く安全に成形します。
異物が入ると、包み込みます。シリコン製の部品を皮下に埋設する手術も脳外科では良くやりますが、取り出すときに何重にも薄い膜で覆われていて、取り出すのに難儀します。排除できない異物は包み込もうとする。
白血球は異物を発見して排除する機能を持っていますが、たくさんの種類がいます。ウイルスを認識して抗体を作って免疫を獲得することもします。言ってみれば、単細胞生物です。一個の細胞が血液中をコロコロ転がってます。異物を発見する能力を単細胞が持っています。通常の白血球の寿命は2週間。おぎゃーと生まれた瞬間から異物を知っています。なぜ知っている? 誰が教えた? 血液内科の専門医へ質問したところ「神のみぞ知る」というお答えを頂きました。
火傷や擦り傷で皮膚が捲れて痛いです。カサブタができたりします。正しくはキズパワーパッドで湿潤方式の方が倍以上の早さで美しく治りますので、カサブタはお勧めできません。古くはゆで卵の殻の薄皮を擦り傷に貼るという方法もありますけど、キズパワーパッドがいいです。ここでの不思議は、なぜ元通りになるのか? です。どうして皮一枚だって分かった? どうしてそこが終わりだと分かった? 深い傷で皮一枚ではダメだとなったら繊維質で補う決定は誰がした? 皮膚? 皮下組織? 脳? 誰?
キズがなぜ治るのかを医学生が教授に質問したら「そんなことは知らなくてよろしい」という返事が来たというエピソードもあります。
機能は医学である程度は分かっていますが、どうやってその機能を獲得したかは不明です。DNAに刻まれているとしか言いようがありませんけれど、なぜそのDNAが発現するかは不明です。
書き出すと切りがありません。
大切なことは、医学とは、この自然治癒力の上に成立しているということです。医者はそのことを意識しておりません。かなりの医者は「俺が治した」などという傲慢さを持っています。もっともっと謙虚さが必要です。
良く驚かれますけど、医学部で自然治癒力は学びません。勝手に治るなんて学問はありませんからね。医学教育の前提は病気が存在することです。せめて、自然治癒力の上に成立している学問なのだという教えが必要です。同時に、医学で治せる病気は殆ど存在しない事実も認識しなければなりません。そうすれば傲慢医者はもっともっと減ると思います。
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