ホメオパシーを学ぶこと

https://ameblo.jp/emkanayoshi/theme-10094087102.html  より

わたしはハーネマンアカデミー・オブ・ホメオパシー(HAOH)という学校に通っております。現在、3年生を終わり、4月から最終学年に突入します。過ぎてしまえば早いものです照れ

 一学年上の方々とは授業日が一緒になったり、合同授業もあったり、授業後にご飯を食べたりと、同級生の感覚を持っていました。4年間の集大成のプレゼンが行われ、素晴らしい仕上がりに感動しましたおねがい

ああ、終わってしまう。。。

ああ、離れてしまう。。。

嬉しさと悲しさが入り交じる複雑な感情

 学長からそれぞれの人となりを紹介され、ひとりひとりが思いの丈を語られました。そんなことがあったのかびっくり それで学ぼうと思ったのか そんな事態に陥っていたのか 驚きと同時に感動と尊敬の念を抱きました 人生いろいろだなあ 見えている部分は、ほんの少々なのだなあ

 方向性を同じくした者たちが、何年も苦楽を共に過ごすなんて、いい大人ではそうそうないのではなかろうか。この学校は、年齢の垣根を越えた生涯の友を得る機会を与えて下さいます。

 ホメオパシーに限らず、世の中で新たに何かの医療を真剣に学ぼうと思うきっかけは、ご自身やご家族の病気のことが多いようです。病気がそれによって多大な良い影響を受け、学ぼうと一念発起される。あるいは、「気づいちゃった医療従事者」が模索して辿り着く。

*在校生や卒業生、講師陣は、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、整体師、鍼灸師、美容師、ピアノ講師、獣医師、デザイナー、会社社長、会社員、主婦などでございます。全員の職種をを知らなかったりする。。。 写真外でも歯科医師、歯科衛生士、作業療法士、パン屋さん、ヒーラー、などなど多彩です。

で、自分のことも振り返ってみようと思いました。

<普通の医者時代>

 脳神経外科医として日々、人の頭を開けていました。現代医学で解決できない問題をどうするのか。抗加齢医学を学んで新たな知識は得られましたが、その軸足は医学でした。何かが違う気がする。。。

 当時、ホメオパシーには興味を抱いていませんでした。朝日新聞のホメオパシー報道でマイナスのイメージが広まり、医者の中でも偽医学の代表格として本に紹介されたりしていたこともあったと思います。実際にはホメオパシーの「ホ」の字も知りませんでした。

<講演会の時代>

 日本中をウロウロして、色々な方と会うようになりますと、いわゆる自然療法(補完代替医療)をされている方がたくさんいるのだなあ、果てしなく色々な種類のものがあるのだなあ、そんな印象を持ちました。 

 多忙の中でも自分にも、今からできることがあるのか。そして、ご縁で直傳靈氣を学び、整膚施術を学んでみました。新たな扉が開き、楽しいのですが、まだ何かが足りない。そう感じていました。

 その間も講演会の参加者や、運営スタッフのなかにホメオパス(ホメオパシーを行う方)がいまして、名刺交換を求められ、その時にひと言「貴方はホメオパスに向いている」と言われることが増えていきました。その言葉はわたしの心へ蓄積していきます。

<入学への決定打>

 元WHOのホメオパスDr.ミハエラ・シェルブレア(ルーマニア)と出会ったことです。いわゆる、意気投合。3時間半カフェで語り合い、最後のひと言が「貴方はホメオパスに向いている」だったのです。

 後で知りましたが、欧州ではホメオパシーが普通の医療で保険適応されている国がたくさんあるのです。ともかく、ホメオパスの医師から言われた。医師免許、恐るべし。ではなくて、同じ世界観を共有しているからこそ、重く受け止めたのです。

あふれる寸前まで溜まったコップの水に、最後の一滴が落ちました。

<入学を決意して>

 Dr.ミハエラに紹介されたいくつかの学校から1つ選び、入ろうとメールでコンタクトを取ろうとしても全く返事が来ません。不信感と不安感で他の学校を考えているときに運命が動きます。

 過去の講演会参加者の中にHAOH卒業生がいました。わたしをHAOHに入学させたいと2年間も思い続けてくれていたのは後で知りました。その方が、わたしがHAOH以外の入学を考えていることを知り(なんでしったんだろう)、慌てふためき、緊急で学長との対談をして欲しいと頼み込まれます。「えーーーっ!?」という感じですが、説得され会うことに。

 そして、またも学長と意気投合。翌月に緊急コラボセミナーが学内で行われました。2ヶ月後の国際セミナーへ招待され参加。イギリスのホメオパスDr.ブライアン、医師のホメオパスを間近に見て、その世界観に触れ、ホメオパシーは足りない何かを埋めてくれると直感し、HAOHへの入学を決めました。

<ホメオパシーの学び>

 医療の真髄は診断すること。たった1つの病名に到達するために問診と診察と検査を駆使します。要するに、ドンドンと狭くしていくことです。

 ホメオパシーは真逆でした。ひとりの人間を丸ごと知るための問診と観察と質問を駆使します。要するに、ドンドンと広くしていくのです。

 真逆の概念に翻弄され、あたまの中が混乱していきます。ホメオパシーでしてはいけないこと、それは「判断/Judge」。主観を入れてはならない! ありのままの姿こそが全てを示してくれる。苦労しました。最近ようやっと分かってきました。

<3年間学んで>

これぞ、医学!!!!

 そう実感しています。実際に結果が現れる。元の健康状態よりも幸せにすることが真髄。身体だけではなく心にも働きかける。足りなかった何かがホメオパシーにはある。

 それだけではなく、人生観を刷新できる学問。仲間との深まる絆。広がる人生。自分探しの旅をするなら、ここで学んだ方がよいのでは!? とさえ思えます。でも、自分がなぜ「ホメオパスに向いている」のかは謎のままですが、その内に分かるのかなと思っています。

ともかく、今まで学んできたものの中で、いっっちばーん面白い

 ちなみに現在、このHAOHの解剖の授業を担当しております。細胞1つの仕組みから壮大な生命の偉大さを知り、各臓器の役割から人体小宇宙を知る。これは楽しい。受精の話になると、あまりの素晴らしさに講義をしながら涙を流すほどです。