差し出す勇気と心意気をとおして

http://sadhana.jp/kurashi/13001.html より

「差し出す」という言葉で表したいのは、自分の大切なものを隣人に提供するということです。愛が燃えるときに、人には、貴重なものを他者に差し出す勇気と心意気が湧きます。

 ある身近かな人の必要がわかっている場合もあれば、自分の所有のものを、想像を働かせながら、欲しいと思うであろう人に差し出す場合もあります。こうして、差し出そうとする動機は、いろいろなことがありえます。

 また、何を差し出すのかも、さまざまです。

――献血を、いとわないで提供する。

――定期的に、発展途上国支援のあるプロジェクトに寄付を続ける。

――自分が愛読している本を、心残りを感じながらも欲しがる人にあげてしまう。

――外国からの来訪者で、割合長くこの国に滞在したい人の出費がわかって、ホームステイさせてあげる。

などなど、いろいろな事例に出会います。

 差し出すことが出来たとき、その後に心の内に湧いて出る澄んだ喜びは、喩えようもなく快いものです。そしてその時、自分は神様の方に飛躍できたと感じます。神様がなさるなさり方に近づいた感じがします。

 とかく私たちは、頭の働かせ方に重点を置いて、神様に出会いたいと望みがちです。しかし、自分の全体が関わる実践を通して神様に近づき、神様のなさるなさり方を感じる。こうして、自分次第で、いつでも神様に近づき出会えるのだということがわかります。

 自分の大切なものを、他者に快く差し出せることは、神様との出会いのための貴重な一つの道です。

コズミックホリステック医療・教育企画