ホリスティック医学の定義


http://www.holistic-medicine.or.jp/holistic/definition/ 【ホリスティック医学の定義】 より

日本ホリスティック医学協会では、「ホリスティック医学」を次のように定めています

ホリスティック(全的)な健康観に立脚する

人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。

自然治癒力を癒しの原点におく

生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。

患者が自ら癒し、治療者は援助する

病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。治療よりも 養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。

様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う

西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、などの各種代替療法を総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。

病の深い意味に気づき自己実現をめざす

病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をたえずめざしていく。

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ホリスティック医学の定義をより深く考える

定義1. 「ホリスティック(全的)な健康観に立脚する」

医療を行う際の“目的=ゴール”になるのが「健康」ですが、まず基盤としてこの大事な健康についてきちんと考えることが大切です。一般に、医学教育では病 気のことは教えても健康のことは教えないという状況であること、そして健康かどうかを証明するのに常識となっている一般的な「健康診断」では、肝臓病など の病気チェックはできても自律神経失調症やメンタルヘルスはチェックできないという現状から、もっと健康について理解して医療に取り組むことが重要だとい う指摘がされています。

そして、その際「体」だけでなく目に見えない「心」や「気・霊性」を含めた“body-mind-spirit”の視点から、さらには社会環境(家庭環 境、職場環境、地域環境)や自然環境(ひいては地球環境、宇宙環境まで)まで含めた全体的(ホリスティック)な視点から健康を考えることが重要となります。

定義2. 「自然治癒力を癒しの原点におく」

病気になったときには、過労や生活習慣の乱れ、ストレス過多などの種々の原因で“自然治癒力”が低下してしまって発病してしまうことが多くみられます。

したがって、その原因をそのままにしておいて、薬や処置だけを用いたのでは根本的な治療になりません。治療、癒しの原点は、生命が本来もっている“自然治癒力”を基盤におき、この自然治癒力を高め、増強することだといえます。

医学の研究においても「自然 治癒力はどうすれば高まるか」という取り組みがもっと増えていき、医療の現場でも薬や処置だけでなく自然治癒力を高める方法を行ったり、指導することが期 待されます。

定義3. 「患者自らが癒し、治療者は援助する」

病気になっているのは患者さん自身です。したがって、本人がまず治療に取り組もうという姿勢が大切です。一昔前のような「お医者さん任せ」で、ただ薬を飲 むとか注射だけで治してもらいたい、といった考え方ではなく、医師や治療家からやってもらう治療よりも患者さん自らが自然治癒力を高めるための“養生”を 実践したり、自分で行える“自己療法(セルフケア)”を行い、生活習慣・ライフスタイルを改善して自然治癒力を高め、「自ら癒す」姿勢が基本となります。

一方、医師や治療家としては、薬や施術だけを行うのではなく、患者さんが自ら取り組むための「養生法」や「セルフケア」の方法を指導し、患者さんが主体 的に治療に取り組むのをサポートする姿勢が重要になります。

定義4. 「様々な治療法を選択・統合し、最も適切な方法を行う」

ホリスティック医療では、自然治癒力を高め、患者さんが自ら取り組む方法を重視することから、バランスを整え自然治癒力を高める種々の補完・代替療法を用 いることが多くなります。

しかし、ここで大事なことは、ホリスティック医学はアンチ西洋医学ということではなく、西洋医学が必要な状態ではタイムリーに上 手に用いることが推奨されます。

例えば、盲腸のときの的確な手術や不定愁訴のときに種々の検査で異常がないかを調べておいて重病がないかを確認しておくことなどです。

また、種々の補 完・代替療法をいくつか併用することもおこりますが、その際にただ寄せ集めるだけでなく、患者さんに適した時期や組み合わせなどを検討して統合的、体系的 に用いることが重要になります。

定義5. 「病の深い意味に気づき、自己実現を目指す」

病気は障害、老い、死などは一般に喜べるものではないとしても、単純に偶然の災いとか嫌なものととらえるのはなく、これらの一見否定的にみえることの意味 を考えることが重要なことになります。

病気になった原因・意味を生活習慣の問題やストレスの受け方や対応の仕方の問題などから考えること、さらには、社会制度、職場環境など個人を越えた問題 として、そして環境問題など、人類、地球レベルでの問題をも考えることで気づきが得られ、むしろ人生の転換点になることもあります。

また、これらの否定的 なことを人生のプロセスの中でどう考えていくかということ、健康や若さなどの明るい面だけをよしとするのではなく、病気や老いなどの影の価値をも認めてい く姿勢を重要と考えています。

「ホリスティック医学」 日本ホリス ティック医学協会(編著)/東京堂出版より


http://holistichealthinfo.web.fc2.com/guestspeakers.html 【ホリスティックチーム医療や セルフケアの情報発信】  より 

■ 「無分別智医療」連続講座

ホリスティック医学の一つの柱となるのが、「エネルギー医学」、「情報医療(インフォメーショナルメディスン)」といわれる領域です。

この講座では、これらの科学では見えない医療を「無分別智医療」として推奨されていらっしゃる天外伺朗氏に連続講座をお願いしました。天外氏が直々に名著『無分別智医療の時代へ』を解説して下さる貴重なこの連続講座に、ぜひご参加下さい!

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:天外伺朗/ 工学博士(東北大学)、名誉博士(エジンバラ大学)。東京工業大学電子工学科卒業後、42年間ソニーに勤務。CD、ワークステーション「NEWS」、犬型ロボット「AIBO」などの開発を主導。現在、ホロトロピック・ネットワークを主宰、医療改革や教育改革に携わり、瞑想や断食を指導している。

■日程:2018/5/15(火)、6/5(火)、7/3(火)、8/7(火)

各回19:15~21:15

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「生命の科学・アーユルヴェーダ」連続講座

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが「東洋の智慧、生命の智慧」についての認識です。

この講座では、アーユルヴェーダについての第一人者である上馬塲和夫先生に直接学べる貴重な機会となっております。

この連続講座によって、「生命の科学」といわれるアーユルヴェーダの基盤を習得していただき、今後のより深い学びにつなげていただきたいと思います。

■受講料: 6回32,400円(税込)

■講師:上馬塲和夫 /帝京平成大学ヒューマンケア学部教授。広島大学医学部卒業、長年にわたりアーユルヴェーダを研究し、合わせてヨーガ、瞑想にも造詣が深く、現在、日本アーユルヴェーダ学会と日本アーユルヴェーダ協会の理事長を務め、日本ホリスティック医学協会の顧問も務めている。

■日程:第3火曜19:15~21:15(5月のみ第4火曜)

2018/3/20、4/17、5/22、6/19、7/17、8/21

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「ホリスティック植物療法学」連続講座

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが、ボディ-マインド-スピリットという3つの有機的な関係性です。

その中でも、植物療法の領域はすべての橋渡しの位置づけとなる大変重要なものとなります。

「植物療法」は単に自然のものだから素晴らしいという表面的な理解だけでなく、メディカルハーブとフラワーエッセンスの第一人者のコラボ講座として「ホリスティックな植物療法」を追究していきます。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:林真一郎/グリーンフラスコ代表。薬剤師。NPO法人日本メディカルハーブ協会副理事長。

林サオダ/一般社団法人バッチホリスティック研究会代表理事。翻訳家。

~ともに、日本ホリスティック医学協会の理事を務めており、ホリスティックな植物療法を追究している。

■日程:各回 19:15~21:15

2018/3/23、4/13、5/18、6/15(すべて金曜日)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「世界のエネルギー医学・情報医療」連続講座

ホリスティック医学の一つの柱となるのが、「エネルギー医学」、「情報医療(インフォメーショナルメディスン)」といわれる領域です。

この講座では、NES システムを始めとする種々のエネルギー測定器を導入して、今も世界中の情報を実際に現地に行って収集していらっしゃる寺岡里紗氏に連続講座をお願いしました。

この貴重な連続講座に、ぜひご参加下さい!

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:寺岡里紗/ NES 公認トレーナー、NES セラピープラクティショナー。次世代の医療、ヘルスケア、ヒーリングなどあらゆる領域の基本概念となる「エネルギーと情報」をベースとした「インフォメーショナル・メディスン(情報医学)」を日本に初めて紹介し、その啓蒙活動を展開中。

■日程:各回 19:30~21:30

2018/3/29(木)、4/19(木)、5/17(木)、6/21(木)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「農心連携」プロジェクト1Day ワークショップ

今や我が国では、心の問題、メンタルヘルスで悩む人が大変な数になっています。

そして、その原因は多岐に渡っており、まさにホリスティックな視点からとらえる必要性があるといえます。

最近、復職支援施設においても土や農作物に触れる「農園体験」がメンタルヘルス不全の方に取り入れられており、今回、「農心連携」の推進を目的として1Day ワークショップを行います。

■受講料: 6,480 円(農園での昼食含む)(税込)

■講師:吉澤貴世(ファーム&ガーデン白岡代表)、降矢英成(赤坂溜池クリニック院長)

■日程:2018/3/11(日)10:00~16:00

■集合:JR 宇都宮線/湘南・新宿ライン白岡駅東口に10 時集合(乗合タクシーで 10 分ほど)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「ケイシー療法」連続講座

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが、ボディ-マインド-スピリットという3つの有機的な関係性です。

エドガー・ケイシーのリーディングによってもたらされた治療内容は、古今東西の叡智を源とする自然療法が基基本となっており、とても有用性の高いものです。

アメリカホリスティック医学会の初期の役員には、ケイシー療法を用いていた医師が中心的な役割を果たしていました。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:光田秀/ NPO法人日本エドガー・ケイシーセンター会長。20歳の頃『転生の秘密』(ジナ・サーミナラ著/多賀 瑛 訳/たま出版)でケイシーと出会い、霊的人生観に目覚める。京都大学工学部および同大学院修了後、エドガー・ケイシーの業績と教えを広めるために執筆や翻訳、講演などで活躍中。

■日程:各回19:15~21:15

11/21、12/19、1/16、2/20(すべて火曜日)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「死と死後の心理学」連続講座

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが、ボディ-マインド-スピリットという3つの有機的な関係性です。

その中でも、スピリットの領域は大変重要ですが、見えない世界でもありますので、どこでどのように学ぶかが重要です。本宮氏は、哲学と東洋医学、心理学を修めた上で、気の治療を深めていらっしゃり、基盤がしっかりとされており、この領域を取り扱うのにふさわしい方です。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:本宮輝薫/ 心身一体療法研究所主宰。中央大学文学研究科哲学専攻博士課程単位取得。

その後、東洋的身体論や臨床心理学を研究。鍼灸、アーユル・ヴェーダ、アロマテラピー、気功、ヨーガ、呼吸法などの東洋医学とカウンセリング、夢分析などの心理療法も合わせて、気の治療を実践。日本ホリスティック医学協会理事。

■日程:各回19:15~21:15

1/5、2/9、3/9、4/20(すべて金曜日)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「エーテル体の徹底探究」連続講座

エソテリック・ヒーリング(秘教治療)を学ぶ際の基盤となるのが「エネルギー的身体」についての認識です。

この講座では、秘教治療、アリス・ベイリーについての第一人者である神尾学氏に直接学べる

貴重な機会となっております。

ぜひ、この連続講座によって、エネルギー医学のしっかりとした基盤を習得していただき、今後のより深い学びにつなげていただきたいと思います。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:神尾 学(ホリスティック・リーディング研究所代表)東京大学工学部・教育学部、同大学院(体育学・健康教育学専攻)修了。著書: 『人間理解の基礎としての神智学』、『秘教から科学へ』(ともにコスモス・ライブラリー)等。

■日程:

第1回1/9(火)18:45~21:45

第2回2/6(火)18:45~21:45

第3回3/6(火)18:45~21:45

第4回4/3(火)18:45~21:45

(最初の15 分は質問時間で、実質19 時開始)

*詳細チラシ(PDF)

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■ 「ホリスティックヘルス宇宙論」連続講座

ホリスティックに健康を考えていく時、「そもそも健康とはどういう状態を指すのか」を考えるところからスタートする必要があります。そして、その考察を深めるには、私達が基本的にどのような仕組みを持ち、この世界や宇宙に存在しているのかを考えることが少なからずヒントとなるといえます。

ホリスティックな視点を追究する理系ボディワーカー・小笠原和葉氏ならではの講座です。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師:小笠原和葉(ボディワーカー、意識・感情システム研究家)東海大学大学院 理学研究科宇宙物理学専攻課程修了。悩まされていたアトピーをきっかけに、 ココロとカラダの研究をはじめ、ボディーワーカーに転身。著書『理系ボディワーカーが教えるシステム感情片付け術』日貿易出版社

■日程:

11/23(木祝)、12/22(金)、1/26(金)、2/23(金)

各回19:15~21:15

*詳細チラシ(PDF)

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<お申し込み方法>

以下の要領で、メールかファックスにてお申込みください。

*件名;「○○○○」受講の件(氏名)、

*本文; 1. 講座名 2.日程 3.氏名(ふりがな) 4.住所

     5.連絡先(当日つながる電話番号) 6.メールアドレス

*宛先 hic@a7.rimnet.ne.jp または

   FAX;03-5572-8219

*一週間以内に、受講料を下記までお振込み下さい。

(恐れ入りますが、振込手数料はご負担願います。)

**受講料振込先**

三菱東京UFJ銀行 虎ノ門中央支店

普通5832950 (有)ホリスティックヘルス情報室

〒107-0052 東京都港区赤坂Ⅰ-5-15-4F

 ホリスティックヘルス情報室(赤坂溜池クリニック付属)

・お客様の理由によるキャンセルの場合は、返金いたしません。

・欠席による振り替えはございません。

・開講予定人数に達しなかった場合、不成立となる場合がございます。

過去のゲストスピーカーズ レクチャー    

■ 「ソマティック心理学」の概論と最前線

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが、ボディ-マインド-スピリットという3つの有機的な関係性です。

その中でも、マインドはその繋ぎ役ともいえる位置にありながら、現行の心理学ではあまりにもボディから離れてしまっている傾向が見られています。

「ソマティック心理学」は、ホリスティックな心理学ともいわれますように、心理学でありながら、常にボディとスピリットとの関係性に基づいています。         

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師: 久保隆司(日本ソマティック心理学協会会長)/1963年奈良生れ。大阪大学人間科学部卒。米国ジョン・F・ケネディ大学大学院修了。専攻はソマティック心理学(身体心理学)。臨床心理士。心身問題の神道学・宗教学領域からの探求のため、国学院大学博士課程にも在籍。著書『ソマティック心理学』、『インテグラル理論入門Ⅰ・Ⅱ』(ともに春秋社)など。

■日程:各回19:15~21:15

2017/7/4、7/25、8/29、10/3(すべて火曜日)

*詳細チラシ(PDF)

   

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■  神経系の「自己調整力」を引き出す

ホリスティック医学を学ぶ際の基盤となるのが、ボディ-マインド-スピリットという3つの有機的な関係性です。その中でも、ボディは基盤ともいえる位置にありながら、現行ではあまりにも物質的・身体的な位置づけに偏っている傾向がみられます。この講座では、ボディについて、「神経系」を中心にホリスティックな視点から「自己調整力」という観点をベースに治癒力の本質について学びます。

■受講料: 4回21,600円(税込)

■講師: 藤本 靖/米国Rolf Institute認定ロルファー、ソマティック・エクスペイエンス認定プラクティショナー。東京大学経済学部卒業後、政府系国際金融機関で政府開発援助(ODA)に関わった後、東京大学大学院で身体教育学を専攻し、脳のシステムや心と身体の関係について研究。著書『「疲れない身体」を一気に手に入れる本』(講談社+α文庫)など。

■日程:各回19:15~21:15