https://machi-log.net/?p=44509 【長崎市の市章は「五芒星」!? 言われて初めて分かる星型の意味】 より
長崎市の市章は「星の形」をしているのをご存知ですか? なぜ星型!? 謎の文様は!? についてまとめてみました。
陰陽師・安倍晴明も用いていた星型
五芒星 (ごぼうせい) と呼ばれる星型の形は、日本でも陰陽師・安倍晴明が呪符などに頻繁に用いていたとされる文様。
五つの点が陰陽道の基本となる五行を表しており、それを結ぶことでバリヤを張ることができると考えられていたそうです。
この星型は西洋においても魔除けとしても意味を持ち、旧日本軍をはじめ各国の軍隊がこのしるしを装備の一部に使用し厄除けや開運を願ったとも言われています。
参照元:陰陽師本舗 陰陽師の基礎
長崎市の星のかたちは「五芒星」ではなく「漢字」!
長崎市の市章を見てみると星の形をしていますが、実はこれは星ではなく「漢字」。
長崎市の「長」の字を草書体で書いたもの、さらに折り鶴の形を配置し、星の形に見えるようにデザインされているのだそうです。折り鶴が加わっているのは、長崎の港は空から見ると鶴の形に見えることから「鶴の港」と呼ばれたことに由来しています。
草書体で書かれた漢字「長」、そして折り鶴の形。言われてみれば…なるほどそう見えなくもない!?
内側に描かれている謎の文様は!?
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市章の真ん中には、鳥が羽ばたいているような文様が5つ…。
これは漢字の「市」を表しており、長崎が江戸時代に貿易をはじめた5つの港のうちのひとつであることを表しているそうです。
http://blog.nadeg.jp/?eid=11 【長崎市のマーク~五芒星と安倍晴明と】より
長崎市役所、本館の入り口を入ったすぐ左手に、市章が掲示してあります。
明治33(1900)年5月2日に制定されました。
それまでは、市の所有物には「長」の文字を草書体で書いて目印としていましたが、これに代わるものとして、当時の庶務課長の松尾さんがデザインしたそうです。
この星型は五芒星(ごぼうせい)とも呼ばれます。五芒星といえば、平安時代の陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)の紋「晴明桔梗」です。
京都には安倍晴明の偉業を讃えた一条天皇の命により、寛弘4(1007)年に創建された晴明神社があります。晴明の屋敷があった場所に社殿が造られました。
安倍晴明といえば平安京のゴーストバスターズ、ヒーローで映画やテレビでもおなじみです。
若いイメージで描かれていますが、歴史に登場するのは、まだ修行中の40歳過ぎてから。
47歳で陰陽師となって52歳で天文博士、57歳で陰陽師のトップとなります。
安倍王子神社所蔵 安倍晴明像」
当時の最先端科学だった陰陽道(おんみょうどう)。自然界の万物は陰と陽の二気から生じ、木・火・土・金・水の五行から成り立っているとする思想です。
陰陽師とは自然界の陰陽と五行の変化を観察して瑞祥・災厄を判断して、人間界の吉凶を占い、地相風水を判断。
天体観測、占星、暦の作成などを行う技術を持つ人々で、律令制における中務省陰陽寮の官職です。
陰と陽を象徴するものが「日」と「月」です。晴明神社参道には柱上に日月石像を頂いた「日月柱(にちげつちゅう)」があります。南に「日」、北に「月」を配し、まさに 陰陽を表しています。
そして「晴明」という名前も陰陽師として最強の名前です。その2文字に「日」と「月」が隠されています。
長崎市街のマンホールや止水弁などには五芒星が描かれています。
町中いたるところに五芒星があふれていて、まるで安倍晴明が長崎の町を守ってくれているようです。
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