https://tabizine.jp/2018/07/03/191559/ 【「パール富士」って知ってる?ダイヤモンド富士より神秘的!?【あなたの知らない富士山トリビア】】 より
富士山は四季折々、時刻によって、さまざまな美しい姿を見せますね。その中で、あなたは「パール富士」をご存知でしょうか。
パールといえば、ネックレスや指輪で使われる真珠のことですね。真珠を連想させる満月が、富士山の山頂にかかった瞬間を「パール富士」と呼びます。富士山の頂上に真珠の粒をちょこんと乗せたような様子は、清楚で美しく、富士山マニアにも人気の高い絶景です。
「ダイヤモンド富士」と「パール富士」の違い
あなたは「ダイヤモンド富士」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。「ダイヤモンド富士」の方が一般的に知名度が高いようです。ダイヤモンド富士とパール富士はどう違うのでしょうか。
「ダイヤモンド富士」とは、太陽が山頂にかかること。まるでダイヤモンドをのせたように、富士山をゴージャスに輝かせます。
一方、「パール富士」は満月が山頂にかかること。ダイヤモンド富士に比べると地味かもしれませんが、柔らかく神秘的な印象を受けます。
「ダイヤモンド」は太陽、「パール」は月を意味します。まさに宝石のダイヤモンドとパールと同じで、それぞれ個性が異なり、違う良さがありますね。
「パール富士」は満月時ですから、撮影チャンスは1ヶ月に2~3日しかありません。太陽の「ダイヤモンド」と比べてチャンスは大変少なくなります。梅雨時や空気が霞む夏は「パール富士」は望めず、良く晴れた満月となると年に数回しかありません。「パール富士」は希少価値が高いのです。
パール富士を撮影するには
神秘的な「パール富士」を撮影するには、空が澄んでいる秋から春が向いています。撮影チャンスは年に数回と難度が高いですが、富士山写真家 オイさんが運営するサイト「富士山とともに」に、場所・時間の詳細情報があり必見です。
パール富士の撮影ポイント
●撮影時期 空が澄む秋から春が適期。
●撮影チャンス 年に数回
●早朝の「沈むパール富士」と、夕方の「昇るパール富士」がある。
●観測ポイント 御殿場や朝霧高原など
●「パール富士観測カレンダー」(富士山とともに)では、当日可能な撮影場所・時間の詳細な情報があり必見。
プロのカメラマンが同行する、パール富士の撮影会(2018年12月)もありますよ。
自分好みのパール富士を探そう
「パール富士」は見る距離によって、パール(月)の大きさが変わります。
富士山に近い→富士山が大きく見え、パールは小粒になります。清楚で上品なパールに。
富士山から距離が離れる→富士山は小さくなり、パールは大粒に。ゴージャスなパールを求めるあなたに。
撮影の難易度が高く、「スーパームーン」などレアな現象が重なることがあり、マニアの心を惹きつけている「パール富士」。年に数回しかない出会いゆえ、神秘性を感じますね。
http://fieldvill.blog115.fc2.com/blog-entry-361.html 【真珠色の月光】
パールのお月さま
年に2~3回しか撮影のチャンスがないと言われるパール富士。
それは満月じゃなきゃいけないことと、天候と方位による。
富士の山頂と重なるのが、年に5回ほど。その中で天候が良くて見られるのが2~3回というわけだ。
満月は富士の山頂をコロコロと転がるように昇ってゆく。
民家の明かりとは対照的なこの神秘的な光に、僕はうっとりと眺めた。
夕闇が夜を引き寄せてくると、満月の光はどんどんゴールドに。
そして四方八方の光が伸びてゆく。
やがて、月の光が富士の上空に離れると、見たことのない現象が。
なんと、満月光が下方へ射し、富士がまるで袴をはいているような光の道が山頂から稜線まで光っているのだ。「神の光」だな。僕は無意識のうちにそう呟いていた。
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