露草(Dayflower)について

https://hananokotoba.com/tsuyukusa/  【露草(Dayflower)について】  より

夏の花(最盛期は7月)。花色は青(露草色)。

ツユクサ全般の花言葉 「なつかしい関係」

花名・花言葉の由来

花名の由来

属名の学名「Commelina(コメリナ)」は、オランダの植物学者ヤン・コメリン(Jan Commelin / 1629~1692)とその甥で植物学者のカスパル・コメリン(Caspar Commelin / 1668~1731)の名前にちなみます。

和名の露草(ツユクサ)は、朝露を受けて咲いた花が昼にはしぼんでしまうことに由来するともいわれます。

英語でも「Dayflower(日の出から日没までの花)」と呼ばれます。

花言葉の由来

花言葉の「なつかしい関係」は、この植物の学名のもとになった伯父と甥のコメリンが二人ともアムステルダム薬草園の園長だったことにちなむともいわれます。

ツユクサの誕生花

7月6日、7月28日

一日花

ツユクサは、アサガオなどと同様に早朝に咲いた花が午後にはしぼんでしまう一日花です。

ツユクサと万葉集

古くから日本人に親しまれたツユクサ(古名では「つきくさ(月草・鴨頭草)」)は、『万葉集』にも詠われています(9首)。朝咲いた花が昼しぼむことから、はかなさの象徴として詠まれたものが多いようです。

朝露に 咲きすさびたる つき草の 日くたつ(或 日たくる)なへに 消(け)ぬべく思ほゆ

朝(あした)咲き 夕(ゆうべ)は消(け)ぬる つき草の 消(け)ぬべき戀(こひ)も 吾(あれ)はするかも

ツユクサの季節・開花時期

旬の季節: 夏

開花時期: 6月~10月

出回り時期: 5月~7月(最盛期は7月)

花持ち期間: 1日(午前中)

ツユクサの名称・原産地

科・属名: ツユクサ科ツユクサ属

学名: Commelina communis

和名: 露草(ツユクサ)

別名: 蛍草(ホタルグサ)、月草(ツキクサ)、鴨跖草(ツキクサ)、帽子花(ボウシバナ)、青花(アオバナ)

英名: Dayflower, Asiatic dayflower

原産地: 日本、東アジア


https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=37 【朝露について】

質問者: 会社員 清水 優 登録番号0037 登録日:2004-03-05

植物の葉にある朝露の内容・機能について教えてください。また、その液体の出口の名称も教えてください。

清水 優さま

葉につく露,これには2種類あります。

一つは本当の露です。晴れた日の朝には,放射冷却によって葉の表面から熱が奪われ,空気よりも温度が下がります。空気が湿っていると,葉の温度が露点以下になって露がつきます。したがって,この場合には,露の成分は純粋に水です。

もう一つは根圧によるものです。根の細胞が,呼吸エネルギーを使って,中心柱の道管(土壌から吸い上げた水や、窒素・カリウムなどの栄養塩類を地上部に運ぶ働きをしています)にイオンを送り込みます。これで浸透圧があがり,土壌の水が植物の体内に入り,地上部までやってきます。ヘチマ水と同じ原理です。この水が葉の「水孔」とよばれる穴から出てきます。この現象を溢泌といいます。つる植物(たとえばホップと同じ仲間のカナムグラ),オランダイチゴ,サトイモなどではよく見られる現象です。溢泌は蒸散の少ない状況などで、体内の過剰水分の排出に働いていると考えられています。溢泌液は、もともとは植物の道管液ですから、様々なイオン類が含まれています。ただ、植物にとって貴重な栄養素をそのまま捨ててしまうのはもったいないので、「水孔」周辺の細胞には、溢泌液の中からもう一度必要な栄養を植物体内に取り戻す仕組みが存在することが分かってきました。

 寺島 一郎(大阪大学)


http://100nenhaiku.marukobo.com/?eid=1293254【俳壇11月号 兼題「露」 御礼選】より

先だってご投句いただきました兼題「露」、ありがとうございました。

250句の投句、拝受いたしました。今、〆切との闘いで原稿書いてます。

以下の句の中から、8句程度を本阿弥書店『俳壇』11月号にて取り上げさせていただきます。この連載もあと一回!がんばるど~

◆秀逸

天明の地蔵のおはす露の村 関野無一

寝にかへるだけの貸家へ露しとど 関野無一

ひとつぶにひとつ太陽露の玉 富山の露玉

千万の露触れ合はず光りたる 富山の露玉

玄関に主なき杖露深し きのと

露結ぶ音を聞きをり旅枕 きのと

露万朶ダックスフンドは襤褸雑巾 登美子

猿と栗鼠灯りて露の木工店 登美子

宿を出で露けき箱根電車かな まどん

露ふふむ薬草採りぬ妣がこゑ 内藤羊皐

露ひとつ透けて孕まぬ猫の乳 恒ちゃん

朝露や夫を呼びたる小さき庭 あるきしちはる

銀の露ふふめば白き鳥となる こま

露にしっぽりここは安曇野道祖神 田中洋子

とぶ露や枝を振る子は王のやう 瓦すずめ

線香の灰の窪みし明けの露 桐木知実

朝露を吸ひて重たき紙飛行機 小市

白露や悲恋を語る一限目 真木柱

露しとど帰還困難区域かな 直木 葉子

ふるふるとふるふるふると露笑ふ 森子

朝露や屠殺場へと豚を押す P,妙

東雲の全山の露はなだ色 誉茂子

鱗粉へ露は末期の水めきて このはる紗耶

露の夜のたはむれに書くメメント ・モリ 青萄

献上の露を探さむ野に伏して 秋鮭

露厭へどつひには露に濡れにけり 金太郎

一針も逃さず松へ露白し あいむ李景

墨汁を筆にひたりとつゆのよる 源幸格三

朝露をこっぱみじんに犬跳ねる 岩魚

露葎蹴散らす犬の背に朝日 しょい19

朝露で育ちし草を食む羊 白木蓮

朝露に足音消ゆる獣かな 杉本とらを

朝露の谷へ消え行くティーショット しょい44

菜園の露瑞々し朝餉前 しょい03

草を食む引退馬の朝ゆれる露 しょい06

◆佳作

まだ落ちぬ露のふくらみ光りたる 明

露の玉葉先に結びやがて落つ 田山(たぁさん)

芋の葉や露は真中を目指したる ぼたんのむら

滑り落つ露が跳ね上ぐ草の先 かつたろー。

露落ちてまた弾かれて露落ちる ひでやん

露弾く草の匂ひのありにけり 笑む

露の陰危うきほどの透明感 狸漫住

朝明の葉に残りたる露の玉 堺の攝子

暁の露天に通ふ露の径 青花

黎明の残り香なりし露の玉 みやこまる

満天の星こぼれ落ち夜半の露 勿忘草

千年の木肌に露の輝けり 小栗釣月

朝露やラジオの聖歌憂い消ゆ しょい33

匂やかな薔薇に宿りし露の玉 さくらがい

稲負けや朝露付けてコンバイン とうへい

下露の落つる揺らぎに蝶去りぬ 江洲

クモの網朝日に輝く露の数珠 Belle

蜘蛛の巣に集いし露や寺燦々 秋渉

蜘蛛の巣が捕らへた露を陽が飾る 桧菱

蜘蛛の網うち捨てられるや露の朝 長緒 連

朝露や草の涙は嬉し泣き ヘッドホン

白露光り神の涙や立ち尽くす 市川七三子

露二つ草に下がりてイヤリング 桜木レイ

一斉に露駆け落つる子等の声 果樹しゃん

通勤路歩く道草跳ねる露 時開

露落ちて水面に僅か見ゆ王冠 かおる

枝垂る枝の花より白し露の玉 篠﨑順子

落ちてなお糧となりけり朝の露 中村真也

ひと露に収むる景の命かな 写俳亭みの

朝露に映りをる影ただ一人 猫じゃらし

病む母に語りかけるや草の露 お気楽主婦

父の歳越えてこの朝露光る 片道切符

朝の露踏みし父の顔を見に 双葉

夕露や祖母の遺影の笑みやさし でらっくま

亡き夫の恋し憎しや露の中 なるだ

舐めて露無味と断ずる君が舌 比々き

哀れまぬ光溢るる露の世を 輝

露の世や主なき庭一隅の光 暮露@大阪

信号待ち露の出会いの赤き糸 つのみえ

君と立つ秋吉台や露の玉 松尾 千波矢

井戸残る皿屋敷址露時雨 八幡風花

自転車と夜露湿りの君の肩 中野誠子

自転車のチャイルドシート露を拭き 珠桜女あすか

露けしや黒き自転車置いたまま ひでやん

ぐずる子の泣き声浴びん我と露 いっけ

千鳥足葉先滴る露なめる 未寅

早出するフロントガラス露けしや ちゃうりん

深山の古寺や露けし開山忌 其蜩

露の玉覗けば見える明日かな 菜見

露玉やおもひは凝りてうたとなり ぷりむら

友の恋露と消えたりもらい泣き しょい01

葉の上のまあるい露がころころり しょい04

静寂や路肩露の葉踏みしめて しょい05

露キラリ犬寄りゃポタリ後ずさり しょい07

朝ラン露光るポニーテール揺れ しょい08

朝露と土の香りに目覚めけり しょい09

朝練を見守るかずら露一つ しょい10

帰り道夜露に濡れる裾と頬 しょい11

露落ちてゆれる葉っぱの寂しさよ しょい12

露に濡れ芝生の緑生き生きと しょい13

朝ぼらけゆうべの夢も露と消え しょい15

露占い幸映らんと凝視する しょい18

朝露の湿り心に沁み渡る しょい21

人間とインコの命露の玉 しょい22

露散らし駆ける近道ランドセル しょい23

葉の露や寝巻き着替えず指で撫で しょい24

別れの日涙堪えし露雫 しょい25

泥中の葉末に露の蒼きかな しょい26

おはようの声校庭の露目覚め しょい24

バンジージャンプ電線の露出番待ち しょい28

稼ぐ妻亭主関白露とおち しょい29

朝露やさびしげに立つ駅の君 しょい32

朝の露一筋の道見つけたり しょい34

葉布団のたまつゆ媛を風起こす しょい35

美ジョガーと犬も遇いたし露の秋 しょい36

夜露ぬれ街灯の静寂を散歩する しょい37

君を追い思わず濡れた夜露の足 しょい38

主なき車や窓に露の痕 しょい40

露どうし仲良しなれど距離保つ しょい41

首かしげ尾をふりふりと露を舐め しょい42

露時雨サドル覆いて尻濡らす しょい43

露弾く緑の先の笑顔かな しょい46

日は昇り緑輝く露の跡 しょい47

◆ちょいと一言

露草や今を大事に咲きにけり しょい17

虫デート紫露草ムード出す しょい31

○兼題「露」とあれば、基本的には「露」という季語を詠むのが約束です。「露草」は植物のジャンルですから、全く別物の季語となります。

露西亜語の単位が取れず留年か 玉井東水

○兼題「露」と出た時に、このように「露」の字を拭くんだ言葉を探して一句を成すというやり方もあります。ただ、今回の企画はあくまでも季語「露」という出題ですので、この一句は、チンボツ~やね。(笑)

露?霰?霧?霜?霞む我老眼 相模原悦子

●(つゆあられきりしもかすむわれろうがん)お題が判読できずに、コピー・貼付・フォント拡大しました。つゆだったのね。/相模原悦子

○それはそれはご愁傷さま。この句に、季語は一体幾つあるか~?(笑)

ころころと転がり落ちる露の玉 しょい39

コロコロと転ぶ銀色露の玉 ミヤちゃん

○「ころころ」とあれば、「転がる」「転ぶ」は要らない?というところから、推敲をすすめてみましょう。

日が昇り黄金に輝く稲穂露 ハル

●「日が昇り稲穂が輝く黄金露」からの修正版

○「黄金」とあれば「輝く」は要らない?と考えて、推敲してみましょう。

凛と立つ小さき足へ落つ露や 秋渉

よちよちと露へ伸ばす手眉きりり 秋渉

よちよちと手伸ばし対す露の玉 秋渉

●ようやく歩けるようになった子が草の上の露に気づき、そちらに手を伸ばしながら一生懸命歩いていることを表現したい(が難しい)/秋渉

○この三句を統合する形で、推敲できるといいんですが……しゃーない、これは『俳壇』11月号に取り上げて解説しますね。

露寒やアボカドの鉢お引越し 朧月

しくじりて庭一面の露寒し しかこ

○小さな歳時記や季寄せには、「露」と「露寒(つゆざむ)」を同じ項目にしているものもあるかとは思いますが、同じ天文のジャンルながら、別の季語と考えるほうが妥当かと思います。

いつか視るこの世の果ての白露かな チィープ

ころころと会話聞こゆる白露かな みなと

○「白露」を「しらつゆ」と読めば、「露」の傍題。「はくろ」と読めば時候の季語「白露」となります。字余りで下五「しらつゆかな」と読ませるという可能性も否定できないのですが……さて。

睫毛から露がボタリと幼子は しょい45

●作句イメージ→小さい子供の涙はなぜあんなに玉のように丸くこぼれ落ちるのか。膨れ上がった大きな涙の粒が、ボタリと落ちてきた瞬間の句です。

○「露」そのものを比喩にした場合、季語としての力が殺がれる場場合があります。

朝露のサプリで美魔女サンベリナ 穂の美

●場違いな気がしますが…何事も経験かと思いまして。よろしくお願いします。/穂の美

○ここまでくると、それはそれでファンタスティックというべきなのか?(笑)。

雨上がり魔境の如き露の群れ しょい02

カメラマン今が好機と露作る もも

だいすきと窓に書く字が露となり しょい30

○雨上がりの雫、人工的な水滴、硝子の結露などは、季語「露」とは性格が違うと考えるべきでしょう。

をんなまた耀こうかと露をひく 台所のキフジン

子を背負い露にはならぬと走り逃げ しょい14

露の玉越しもの宇和島真珠かな しょい16

○やや意味が分かりにくいか。何を表現したかったかを、再度確認して、言葉を取捨選択してみましょう。

朝露やひかりの華を咲かせけり しょい20

○一句に「や~けり」と強い切れ字を二つ入れるのは、感動の焦点がブレるということで、嫌われます。「朝露はひかりの華を咲かせけり 」「朝露やひかりの華を咲かせたる 」

線香の灰の窪みし明けの露 桐木知実

朝露で育ちし草を食む羊 白木蓮

○「し」は過去の助動詞「き」の連体形です。本来の意味であれば「窪む」という状態が過去のことになってしまうのですが、この「し」を完了の意味に使う句も多く見られ、俳句界の論争ともなっている問題の助動詞です。

『俳句ポスト365』兼題「秋の蝶」水曜日お便りコーナーに「◆火曜日「俳句道場」拾遺」という小見出しで、この問題について、ワタクシなりの考え方を書いております。興味のある方はご一読下さい。

ちなみに四つの「完了の助動詞」の意味&用法の違いを、辞書から抜き出しておきます。

これも今日のある方は、参考にして下さい。

「つ」 動作・作用が話し手など当事者の意図に基づき、作為的・意志的に成り立ったことを表す。

「ぬ」 動作・作用が、話し手など当事者の意図と関わらず自然的・無作為的に成り立ったことを表す。

「たり」①動作・作用が完了し、その結果が現在もある意を表す。②動作・作用が確かにあったと認める意を表す。

「り」 完了した結果が続いていることをいう。(サ変未然形、四段已然形に接続する。)

◆お便り

●初めて投句させていただきます。毎日2時間の通勤時間があり、いろいろ思案を巡らせております。どうぞよろしくお願いします。/かおる

●時間がギリギリになってしまいました。はつ投稿です。/いっけ

●兼題の「花火」と「月」では秀逸をいただき、驚きとうれしさでいっぱいです。ありがとうございました。これを励みに、これからも楽しく真剣に俳句を詠んでいきます。よろしくお願いいたします。/恒ちゃん

●組長、まだ9月初旬というのに、すっかり涼しくなりましたが、ご自愛下さいませ。/P,妙

●台風情報に気をとられて締め切り忘れるとこだった!相変わらず、つまらない発想しかできないです(T_T)/ちゃうりん

●難しいな~考えても、この程度ざんす。すみません。/可笑しな夫婦

○「つまらない発想」でも「この程度」でも、とにかく作ってみないと何も始まらないからね♪

●プレバト楽しみに視聴させて頂いてます。萩の花を見ていて作ってみました。やっとパソコンすこしづつです。/篠﨑順子

●プレバト、いつも母と楽しく拝見しています。いつかふたりで句会ライブに参加したいと思っています。/みやこまる

○『プレバト!』は、今日17日木曜日オンエアです。見て下さいね♪

●7月の毎日句会ライブでお会いしてからこのブログ楽しみにしています。/つのみえ

●8月に高知のまほろば会に参加させて頂いた新米です。俳句はとっても難しいけれど、楽しいひと時でした。/朧月

●組長様、兼光さま 京都の句会ライブお疲れ様でした。盛り上がりましたね。お陰さまで私はすっかり舞い上がってしまいました。よろしくお願いします。/さくらがい

●来月の宝塚の句会ライブに、今回は母を連れて参加させていただきます。今からとても楽しみにしています♪よろしくお願いいたします。/果樹しゃん

○おおー、それは楽しみ。宝塚の句会ライブもすでに満席と聞いてます。有り難いことです。

露よ泣けドンとオカマ掘られたり 陸奥静

●組長、ご無沙汰しております。若干の経験談です。ちなみに、私は通院だけで済みましたが、車は一週間ほど入院しています。/陸奥静

○あらあら、陸奥静くん、久しぶり。大変でしたね。せっかく痛い目にあったんですから、十句ほどは作らんと、勿体ないね!

●組長こんにちは♪(///ω///)♪なんかこの頃俳句大会で入賞したりしてルンルン♪でしたが…昨日姪の運動会でスマホを落としたのに気がつかず落とし物の放送をなぜ聞いてないのか!?(-""-;)と姪に怒られ、ちょっと凹んでいる松尾です!! 季題で詠むのはゲームみたいで楽しいですが、やっぱり難しいです♪(^o^;)/松尾 千波矢

○スマホ落としたことでも、十句!

●※最近、高校の同級生とFB句会を始めました。1位が次々週の兼題決めるのですが、偶然にも、今週の兼題が「露」。選句に影響するので、俳号に代わり、句会名+数字で、まとめて投稿します。

正東風(旧魔心地)

○佳い俳号になりましたね。たくさんの投句ありがとう。そして、自分にできる「俳句の種蒔き」をそんなふうに広げてくれてることに感謝。

おくり花火(び)に父に寄り添い母は逝く 萩原大

●「露」の題からは外れるのですが1句。故郷の町では、8月16日は川供養を兼ね、最上川にて大花火大会が開催されますが、一昨年に父が93歳で他界と、昨年母が他界し新盆でした。/萩原大

○上五「に」を一つとると調べがよくなります。「おくり花火(び)父に寄り添い母は逝く」 ご冥福をお祈りいたします。合掌。

●今回は最初に偶然見た露の写真が海ぶどうに見えてしまい、海ぶどうとの格闘でした(笑)。でも今回も勿論楽しめました!楽しい時間ありがとうございます!/ヘッドホン

●露には様々な思い出があり、景を描くのが難しかったですが。さらにさらによく観察してみます。宜しくお願いしますm(_ _)mプレバトでいつもすっきりすっきり週末を迎えられる幸せに感謝です。/真木柱

●露について、ひそかにリスペクトしている名句と名歌があります。

「鶏鳴に露のあつまる虚空かな 飯田龍太」

「芋の葉にこぼるゝ玉のこぼれこぼれ子芋は白く凝りつつあらむ 長塚節」

どちらも、露というものを通して、目に見えぬ自然の摂理というか、宇宙的な大きな働きを、読み手に余すところなく開陳してくれています。改めて、詩人の神がかり的な詩性と、日本語の詩歌的な万能性に鳥肌が立つ思いです。日本語表現に詩的不可能はない。翻って自分のチープな表現力を嘆くばかりです。最低限、不可避な偶然はあっても、盗作だけはしたくない。一寸の虫にも五分の魂です。/チィープ

●露が好きで、俳号にしてしまっている露玉です。正確には、露の玉と露玉は違います。

大気中の水分が凝結したのが、露。これを露の玉と言うようです。露玉は植物が不要な水分を葉から排出したものです。が。。。露と露玉はよく一緒に見られます。前日雨が降って、朝になって晴れ、風のない日がいいようです。。。って、こんな話を書くところではありませんでした。失礼しましたf^_^;) 露はどれだけ見ても見飽きず眺めていますが、これで通じるのか。。。好きすぎて冷静さを失っているような。よろしくお願いします。/富山の露玉

○それぞれのご意見、参考になります。「露の玉」と「露玉」の違い、忘れないようにします。

パソコンの句作に疲れ白露かな 片道切符

『才能なしのどん尻はヤダ!』

いつき先生、こんばんは。兼題「露」、難題ですねぇ、困りました・・なぜなら、自分の頭の中には、短歌の傑作?と思っている豊臣秀吉の辞世の歌がこびりついているためです。『露と落ち露と消えにしわが身かな 難波のことも夢のまた夢』

和歌と俳句ではルーツが違うことは不勉強な小生でも承知しているつもりですが、尾張の片田舎の農民の子に生まれた秀吉の夢は武士になることだったといいます。さすがに歴史の中で、一時代を築いた人物、子作りと黄金ばかりに熱中していたわけでなく、勉強もしていたことが窺がわれますねえ・・

最初からしり込みしてるようで、情けないのですが、そんな訳で、後10日あるので一生懸命に挑戦しようと考えています。いつき先生が採られた前回の「月」の句にも沢山の諸先輩方の名作がありました。今度はどんな素晴らしい「露」の句が出てくるのかも楽しみですが、負けずに頑張ろうと思っています。とりあえず、今夜は音楽に耳を傾けながら、着想を求めることにします・・・/片道切符

○いつぞや「退屈で時間を持て余している」と書き込んでいた片道切符さん。まさにその「時間」こそが、俳句を勉強できる贅沢な時間ではございませんか。歳時記を一頁一頁読んでいくだけでも、楽しい時間です。大判の歳時記の写真を眺めながら過ごすのも豊かな時間です。そして、何よりも季語の現場に出掛けていきましょう。兼題が出ればまずはその季語のある場所にいき、季語を自分の目で見て、音を聴いて、肌で感じる。時間を是非ともそのように活用して下さい。パソコンの前で、季語を検索するだけでは、本当の意味で季語を知ることにはならないのです。

さあ、句帳を片手に、一人吟行の時間を楽しみましょう♪ ああー羨ましいよ!

2015.09.17 Thursday 俳句 13:31 comments(10) - - by 夏井いつき

コメント

組長こんばんは♪(о´∀`о)

運動会で、スマホを落としたことを俳句にする!!(^o^;)

目からウロコ♪発想の転換ですね♪

悲観するよりも俳句にかぁ!!\(^^)/

なんか落ち込む暇がなくなりますね♪

組長、発想の種をありがとうございます♪(^w^)

松尾 千波矢 2015/09/17 6:27 PM

添削本当にありがとうございます!嬉しいです!

また俳句が好きになりました。

俳号変えたものが佳作に選ばれて嬉しかったです。

プレバトの梅沢さんとのやり取り最高でした笑

組長可愛かったです!!!

ハル 2015/09/17 7:58 PM

こんばんは。

私の句に目を通していただき、また、秀逸に選んでいただき、ありがとうございました。

秀逸、ものすごく励みになりました。

今後も頑張って句を作ろうと思います!

瓦すずめ 2015/09/18 12:20 AM

先生、佳作ありがとうございます。

そして、何より、

○「つまらない発想」でも「この程度」でも、

とにかく作ってみないと何も始まらないからね♪

のお言葉、ものすごく励みになりました!

昔、仕事で悩んでいたとき、

「どんな事情も障害も、やらないことの理由にはならないぞ」

と、上司に叱咤激励されたことを思い出しました。

つまらない発想も百集めれば、何かが起きるかもしれんですね!

よし、がんばるぞ!!

ちゃうりん 2015/09/18 1:27 AM

ありがとうございました(..)

もう一度考えてみます。

台所のキフジン 2015/09/18 8:37 AM

佳作に選んで頂き有難うございます!お蔭さまで、母は退院出来ました。諸々ありましたが、今は、週4回、その病院のデイケアに通っております・・母には、1日でも早く新しい環境に慣れ、少しでも楽しんでほしいです。

お気楽主婦 2015/09/18 10:29 AM

初めての「秀逸」ありがとうございます。10/31の俳都松山宣言の観覧整理券をゲットしました!愛媛に住んでいて幸運です。

あいむ李景 2015/09/18 11:42 AM

ご指導ありがとうございます。

そうか、「露」と「露寒」は違う季語なんですね~

俳句を作り初めてから、ひとつひとつ季語を覚えるのが楽しくて。

がんばります!

しかこ 2015/09/18 2:03 PM

先週はいのちの電話句会ライブ楽しかったです。

今回は『月』『黄櫨染』『蓮の実』でいっぱいいっぱいで『露』を考える余地もありませんでした。

片道切符さんへのお話に季語の現場に出掛けましょうというところ、私にも言われたような気がします。

来年同じ季語で作る俳句がより深いものになってればいいな~

まゆ熊 2015/09/19 8:56 AM

「この三句を統合する形で、推敲できるといいんですが…」解説を読んで、勉強します。

17文字でオリジナリティを表現するのは

難しいなと感じています。

ですが、発想の仕方、まとめ方(言い回し)など色々と考えることはとても楽しいです。

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