牛乳について

Facebook・清水 友邦さん投稿記事

健康によいと信じられている牛乳ですが必ずしもそうとはいえない側面があります。

大量生産される牛乳の化学物質汚染の問題もあります。

アトピー性皮膚炎やアレルギーを引き起こす牛乳があわない体質の人もいます。

放射能汚染された土壌に生える草を食べる乳牛から絞った牛乳による内部被ばくの問題も出ています。

牛乳を飲む習慣を日本人は持っていませんでした。

牛乳を飲むようになったのは戦後、学校給食が始まってからです。

乳糖を分解する酵素がない日本人が牛乳を無理に飲むとアレルギーになることを知らない人がいます。

西洋人は大人になってからも乳糖を分解するラクターゼという酵素を分泌しますが、アジアの人々は離乳後にその酵素が分泌されない人が多いです。

戦国時代に日本を訪れたキリスト教宣教師は次のように証言をしています。

「日本人は疾病すくなく、強健快活にして精神活発なり。人々の多くは長寿を保つ。諸人互いに尊敬し父母を最も敬う。牛は農耕に用い、馬は戦場に用いるのみ、また牛乳を嫌い。これをのむことあたかも生き血をすうがごとくとして用いず。」1540年ポルトガル宣教師ジャン・クラッセ

「日本人は家畜を屠殺せず、食べもしない。米と麦、魚を食べるが小食である。野菜は豊富に食べる。この土地の人々は不思議なほど達者で高齢者が多数いる。」1549年フランシスコザビエル書簡 

昔の日本人は肉を食べず牛乳を飲まず玄米菜食で小食、しかも健康だったのです。

宮崎大学教授島田彰夫は「地理から見た食と健康」で「日本人は牛乳よりミソ汁のほうがはるかに有効である」と言っています。

日本人は歴史的に乳製品を大量に摂取してこなかったので乳糖を分解する酵素を持っていないのです。

「分解酵素がないのに牛乳を飲み続けるとどうなるか。乳類に含まれているカルシウムが吸収できないだけ でなく、他の食品から摂取したカルシウムを体外へ排せつしてしまうというデータがすでに1960年代に報告されています。」(島田教授)

日本綜合医学会の沼田勇博士は「牛乳はビタミンCを弱める。ビタミンCは骨を健康に保つコ ラーゲンの合成に不可欠。従って牛乳は骨を弱めるのです。」実際、世界一牛乳を飲んでいるノルウェーの骨折率は日本の5倍といわれています。

今日のように乳製品の取り過ぎの状態では牛乳をのんでも栄養になりにくいのです。

それから牛乳の蛋自質はカゼインで人間が必要とするアルブミンとは質が違います。

そして、その粒子が比較的小さいために、ろくに消化されないうちに血液中に吸収されるとアレルギー反応を起こします。

牛乳のタンパク質とすい臓のβ細胞の蛋白質と構造がよく似ている為、Tリンパ球がまちがってβ細胞を攻撃して壊してしまいます。

赤ちゃんのときに飲まされた牛のミルクが原因で膵臓の働きの低下による若年性糖尿病が起きる危険性が指摘されています。

牛乳は栄養価が高いので妊婦は飲んだ方が良いと進める医者や栄養士がいますが、角田和彦医師によると「妊娠中に牛乳を飲むと元気な子供が生まれる」と勧められて無理して飲んだ人ほど、生まれてきた子供のアレルギーがひどいといいます。http://t.co/phEw5uQB

「胃が弱く、胃酸過多、胃下垂、かいよう等、手術などをして病気に悩まされ、いよいよ胃ガンかと心細くなっていたある日、牛乳アレルギーとひらめき牛乳を止めると、3日で体調が、すっかり良くなった。」群馬大学 食物アレルギー 松村龍雄教授 http://t.co/kmnIl1Wj

松村龍雄群馬大学教授によると日本人のアレルギーの50パーセントは乳製品によると報告しています。

乳糖を分解する酵素の存在率を欧米を100とすると日本人は10 以下です。

日本人は牛乳を飲めないにもかかわらず戦後、給食で強制的に牛乳を飲む様に奨励されたためアレルギーが増えたといわれています。

1954年に施行された学校給食法はアメリカの余剰穀物を売るための占領政策でした。

保健所・医師がカルシュウムが多い牛乳は健康によいと勧め日本人は完全にマインドコントロールされました。

米の量よりも多くの家畜飼料が輸入され伝統的な食文化は失われていったのです。

そのかわりにアトピー、アレルギーが増えました。

日本人の米の年間消費量は毎年減少し続けて昭和30年代に比べると半分の800万トンに減少しています。

そのかわり乳・乳製品の消費量は約1200万トンに激増しています。

食生活の欧米化にともないアレルギーや癌も増えました。

パンと牛乳の学校給食をとるようになった昭和26~31年生まれの女性に乳がんが多いです。

牛乳には低温殺菌、高温殺菌、調整牛乳と生乳の種類があります。

殺菌することで有益な菌や酵素も死んでしまいます。

それから農薬や化学肥料、化学合成物質(殺虫剤、除草剤など)を使わないオーガニック牛乳と餌に何が使われているかわからない牛乳があります。

狭い牛舎で薬漬けにされている満身創痍の牛と放し飼いで放牧されている牛の牛乳という名前は同じですが質は同じではありません。

アメリカを含めて世界中どこでも牛乳・乳製品の摂取量が多い国では、乳ガンが多発しています。摂取量の少ない国は、乳ガン発症率がきわめて低いのです。

牛乳・乳製品をほとんどとらない中国農村部の女性達の乳ガン発生率は、欧米の五分の一という報告があります。

牛乳を飲めば歯が丈夫になり、一日三本飲めば癌が防げると酪農振興にやっきとなった時代があります。6年間は強制的に毎日牛乳を飲んだにもかかわらず、幼児、学生の94%は虫歯になりました。癌も減りませんでした。

牛乳を飲めない体質の日本人は洗脳されてしまったのです。

牛乳を飲めない人は無理に飲む必要はありません。

1930年代に世界各地で10数年にわたるフィールドワークをつみ重ねたウェストン・プライス博士は「食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」で次のように述べています。

「孤立した地域に住む先住民が先祖から受け継いだ伝統的食習慣を守っている間は虫歯もなく五体健全だが、ひとたび白人文化に接して食習慣が変化すると虫歯が増加し身体の退化現象をもたらし猫背になる」

占領政策でパンと牛乳の食生活が習慣となった日本人も同様の傾向があります。

仏教伝来いらい牛乳を嫌い肉を食べることは忌まわしいことだとしてきた日本人は穀物を主食とする民族でした。

西欧人と日本人とでは肉を食べた時に分解してできる有毒物に対する肝臓の抵抗力が異なり、腸内細菌の種類も西欧人とは違う事が報告されています。

戦後、欧米風の食生活が習慣となった日本では、食物繊維のないパンの消費量が米の消費量を抜いてしまいました。

西洋人のような体格を目指して戦後、子供にパンと牛乳の給食が始まりましたが、身長や体重、胸囲などが大きければ良いとするカロリー重視の給食は、抵抗力などの健康の質よりも早く大きく育つ事を重視しています。早く成長させて出荷を急ぐ、効率を優先させる家畜と同様の考え方なのです。

現代の日本人はパンやスパゲッティを食べ、牛乳、ビール、ウィスキー、ワインを飲み。バター、チーズ、ソーセージ、肉、ケーキを食べる。これらはすべてヨーロッパの気候風土がもたらした食文化だ。家畜の肥料と小麦粉は輸入している。昔、自給出来ない食べ物は盆と正月などのハレの日に食べていた。

穀物の生産に必要な土地面積に比べて、鶏肉の生産に必要な土地の面積は約7倍、豚肉では約12倍、牛肉で約20倍より多くの資源を消費します。

肉、牛乳、バター、チーズの嗜好が高まれば穀物より多くの農地面積が必要になりそれだけ森林が大きく消失します。 http://t.co/27UhH41X

武力で他国を制圧した民族は自国の文化を押し付ける傾向にあります。

戦後、栄養改善運動車しあわせ号が村々をまわり、全国の農村部で料理講習会が開かれました。

西洋料理を指導されて、人々は小麦粉、肉、牛乳、バター、チーズをスーパーで購入するようになり、伝統的な自給自足の社会は崩壊していったのです。

日本では牛乳・卵・小麦の消費量が1975年頃から激増しアレルギー、アトピー、成人病が多発しました。

長寿村の生活は戦後、動物性蛋白質や脂質の摂取量が増え、各種ビタミンやミネラル、食物繊維の摂取量は逆に減少しました。

その結果、成人病が多発して、年寄りよりも早く死ぬ若者が増えて短命村に転落したのです。(「医と食からみた棡原の60年 長寿村・短命化の教訓」)

しあわせ号のしあわせとは日本の伝統的な食生活を破壊することでした。

日本人は権威のある医師の意見には無条件にしたがってしまう傾向があります。

悪意がなくとも現代栄養学を頭から信じている栄養士、医師が個人の体質を無視して牛乳は栄養があるからとマスコミを通して報道されれば人はたやすくマインドコントロールを受けてしまうのです。

それは今のコロナ禍で起きているイソジン、ワクチンの混乱を見れば分かります。