明るく愉快な心をもって

Facebook・船木 威徳さん投稿記事  【 明るく愉快な心をもって 】

「人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。人生の行路もこれと同様で、人は常に明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならぬ。」〜ウィリアム・シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)

社会のありようがどのように感じられても。家族や、友人、同僚たちとの関係が、また、どのように思えたとしても。

「人は常に明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならぬ。」シェイクスピアは、ざっと、500年前を生きた人です。

おそらく、毎日の生活のなかで感じていたやるせなさや、憤り、無力感も、閉塞感や不安も、いまの私たちと、変わらないのではないかと、私は思うのです。

私たちの医療法人の社是は「過去にとらわれず未来を恐れないで、今日を楽しもう」と言うもの。

この社是のもとになっている、Carpe diem quam minimum credula postero.(「明日のことはできるだけ信用せず、その日の花を摘め」)と言う、ラテン語の詩は、紀元前1世紀を生きた、古代ローマの詩人ホラティウスによります。

2,000年以上前の世界を行きた人の想いや訴えが、いま、なんの違和感も憶えずに受け止められる事実に、私は、感動すらおぼえます。

コロナや不景気、これから来るとされている恐慌も、あるいは、身近な人間関係のいざこざも、人類が何千年にわたり、繰り返してきたことです。

理性と知性を持って、なにより、私たちが変えられるのは、「今日、と、自分だけ」 と言う、現実を喜んで受け入れてそれでも前に進んでいかねばなりません。逆に言うなら、「今日と、自分は、必ず変えることができる」ということ。

私が知らされてきたすべてをここで話すわけにはいきませんし、話したところで、ほとんどの人たちには、受け入れられないものでしょう。

いつも、大切なのは「常に、自分の頭で考えて、自分で決めて行動すること」です。

「いま、この状況で、自分で考えるなんてできるわけないだろ」と、メッセージを送ってくる人もいますが、そう思う人たちは自分で「決めた」通りにすればいい。

あなたの行く末に、だれも、責任などとるはずもないし、そもそもとれるはずがないのだから。他人のせいにするのはやめましょう。テレビや新聞が言っていたとしても結局は、それを信じた人たちが、マスコミの勧める行動の結果を刈り取ることになるのです。

社会の動きというか、権力を持つ者たちの計画に沿った世界のさまざまな変化を私は毎日、不気味に感じ、たびたび、言いようのない焦燥をおぼえます。

それでも、やはり、私は自分で作った社是に込めた、自分自身の方針を思い出し、『今日と、自分は、必ず変えることができる』ことをあらためて、自分に言い聞かせます。

しつこいようですが、大切なのは「常に、自分の頭で考えて、自分で決めて行動すること」です。

「『今日と、自分は、必ず変えることができる』と考える人たちが、「常に、自分の頭で考えて、自分で決めて行動する」なら、また、そうする人たちが人口の1割を超えるなら、この不気味なほどに、ウソがまかり通る社会は変えられる。私はそう考えています。

裏を考えなければならないニュースのサンプル↓。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO61807660S0A720C2000000

https://mainichi.jp/articles/20200718/k00/00m/040/177000c

〜王子北口内科クリニック院長・ふなきたけのり