日本が直面している激動の世界

Facebook・矢作 直樹さん投稿記事

【皆さまに「新型コロナへの過剰反応をやめましょう」と申し上げてきた理由】(振れ過ぎた振り子を元に戻すために強い表現を使うことをお許しください)

それは、第一には皆さまに過剰な不安による心身の抵抗力を落とさないようにしていただきたいこと。第二には過剰な不安により日常生活を縮こまらせて経済を潰しご自分の首を絞めないようにしていただきたいこと。そして第三が重要ですが、我が国が直面している激動の世界に目を向けていただきたいからです。今回はこちらについて少し述べさせていただきます。

『新型コロナウイルスへの霊性と統合』でも若干述べさせていただきましたが、今、米中戦はいよいよ大詰めを迎えつつあります。米国国務省は、中国共産党政府に香港やウイグルでの騒動に対して「人間として間違ったことをしている」「南沙諸島の基地を壊して手を引くように」と警告してきました。これは第二次世界大戦において日米戦開戦をダメ出しした「ハル・ノート」と同じです。

また米国海軍は、保有する11隻の原子力空母のうち臨戦態勢の3隻の空母(ロナルド・レーガン、ニミッツ、セオドア・ルーズベルト)をそれぞれの担当海域での演習という名の本気の行動で中華人民共和国を恫喝しています。ちなみに第七艦隊の「ロナルド・レーガン」は、自衛隊とオーストラリア海軍を引き連れてフィリピン海で“演習”しています(https://www.navy.mil/submit/display.asp?story_id=113597)

内地に目を向ければ、揚子江流域を中心に1か月余にわたる猛烈な豪雨で、中華人民共和国の1/3の人口が住む広大な地域が水没しかかっています。この流域の沿海には稼働中の原子力発電所もあります。また、北京ではさらに新たな型のコロナによる感染が広がっています。米国は、すでに中華人民共和国に在留している米国人と米国資産の引き上げを行っています。

M・ゴルバチョフがR・レーガンに降参したように、中国共産党政府が米国に降参してくれればよいのですが、もしそれができなければどうなるでしょうか?機能不全に陥った日本政府を後目に東日本大震災発災翌日に横須賀を中心に出師して福島沖に展開し、3月16日の天皇の「おことば」により福島第一原発収拾に向けて揚陸した米国第七艦隊を思い出してください。日本は日米同盟により、今回自衛隊は前方展開任務に服することになっています。新型コロナにだけ目を奪われている場合でしょうか?


将来を担う子供にまでマスク着用やソーシャルディスタンスを強要する昨今の状況に対して意見を述べさせていただきます。ほとんどが繰り返しになりますが重要かと思いますのでご寛容のほどを。

【日本では重症化率が極めて低い】:今回の新型コロナは日本では免疫システムが過剰に反応(サイトカイン・ストーム)して重症化する率が極めて低いです。ウイルス自身の毒性が低く、からだにウイルスが入った人の大半は自然免疫の対応で発症に至らないか、せいぜい急性の軽度の気道症状で治まってしまいます。ここにはBCGも関与したものと思われます。もちろん感染期間が人により3ケ月ほどと長く、またごく一部で再発をみますが。

【マスク】:理想的な条件設定での医学的検証で若干の効果があるとの報告がありますが、飛沫だけでなく空気感染の恐れがある新型コロナでは、「咳エチケット」以外は不織布マスクや布マスクはウイルスの出入りを防げません。かと言ってN-95のような本格的なものを一般人が使うのはまったく現実的ではありません。ですので私たちがマスクの使用にこだわる意義はありません。むしろマスク着用にこだわるあまり不安を増長する方が免疫能を下げるので好ましくありません。

【こども】:重症化する可能性が極めて低いので、心身ともに健全に育つことの重要さとのバランスを考えて、マスク着用やソーシャルディスタンスなどを止めてふつうの生活に戻すことです。インフルエンザと同様、万一集団発生したときに学級閉鎖を行えば十分です。

【医療現場と指定感染症】:医療が立ち行くために今必要なことは新型コロナを指定感染症からはずすことです。そして病院への入院を有症状患者に限ることです。もちろん症状が出て来た人を迅速に収容できるようにしておくことには変わりありません。

そもそも真陽性率がよくても7割といわれるPCR検査はスクリーニングにではなく、あくまでも臨床症状、画像診断などとともに総合的判断の一手段として用いるのが妥当です。PCR陽性者が即、感染者でもましてや患者でもありません。

メディアで毎日“PCR検査陽性者数”を数え上げるのは逆効果です。