Facebook・小早川 智さん投稿記事
コロナワクチン強制接種法案が通過しようとしてます!!
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ffc1187155f9deeaf964f5404286481f1b67ac
コロナウイルスのパンデミックについて将来、歴史家が本を書くとすれば、現時点までの出来事は始まりから3分の1程度を占めるにすぎないだろう。パンデミックの主たる出来事は、これから起こるのだ。
4月末までに、ヨーロッパ、東アジア、北米の大半の地域では、パンデミックのピークを越すだろう。そして多くの人は、昨年12月に過ごしていたような生活が数週間後に戻ってくることを期待するだろう。
だが、残念ながら、事態はそれほど甘くはない。
人類は、このパンデミックに打ち勝つと私は信じている。
しかしそれは、人口の大半が予防接種を受けることができてからの話だ。
それまで日常生活は戻らない。屋内退避指示を政府が解除し、ビジネスが再開を果たしたとしても、ウイルスを避けたいという人々の本能はどうしようもない。
飛行場から人混みは消える。スポーツの試合は観客のいないスタジアムで行われる。そして需要が低迷し人々の消費が抑制されることで、世界経済は押し下げられる。
先進国においてパンデミックが減速し始めても、新興国では加速する。しかも新興国においては、パンデミックの影響はより深刻なものとなるだろう。
https://consumernet.jp/?p=6498 【新型コロナ肺炎 ── 消費者としてどう考え対応すべき?インフルエンザ対策にどう学ぶ?】 より
保健・医療 医療制度 感染症対策 新型コロナ肺炎:2020年2月28日
コンシューマネットのHPや活動を知っている方から、今回の新型コロナウイルスについてどう考えるべきかとのお問い合わせをいただいています。相次ぐイベントや講演会等の中止に続き、この2週間が正念場とばかり、ついに学校での休校の要請まで出され、不安と混乱がひろがっています。母里啓子さんや黒部信一さん、本間真二さん、里見宏さんなどこれまで予防接種でご協力いただいた方々の意見をもとに今回の新型コロナ問題にどう対応すべきかについてまとめてみました。
当初、様々な情報や臆測の中には、楽観視するものから強い不安を煽るようなものなどがありましたが、感染の広がりが複数国で深刻なこと、株価もリーマンショック以後最大の落ち込みであると報道されています。
「正しくこわがる」とは、言うは易し…ですが、まずは感染症の基本にかえって、コロナウイルスとはなにかということから復習してみましょう。その上で今後は学校休校と今後の医薬品使用の可否についても考えてみたいと思います。新しく出現したウイルスですので不明な点も多いのですが、結論から言うと今回の新型コロナウイルスは基本的には風邪の一種と考えて良いと思われますので、あまり心配しすぎる必要はなく従来からの対応でよいということです。ただし、日本の公衆衛生対策は根本的に見直すべき点がありそうです。
その1:新型コロナウイルスもかぜの一種
新型コロナウイルス(COVID-19)は昨年末(2019年12月頃)に中国の湖北省武漢市で出現したとされています。
在来型のコロナウイルスは、至る所に存在し、絶え間なく感染するありふれた風邪のウイルスで、すべての成人と5歳以上の子どものほとんどが一度は感染したことがあると言われ、通常はかぜの5~10%を占めています。主に下気道に感染して時々重症化し、まれに肺炎を起こします。主に5歳以上で明らかな症状を示します。ウイルスの大きさは0.1~0.15ミクロンで、ほとんどのマスクを通過してしまいます。
今回新型ウイルスが見つかったのは香港大学医学院の患者で、60代の夫婦と30代の夫婦、孫2人のグループから。孫2人は発症せず、一人は検査では陽性でもう一人は陰性でした。その結果60代の夫婦と娘の義母の3人が入院したとされています。WHOの2020年1月27日の発表では、中国以外の患者の年齢は2歳から74歳までです。ほとんどが15歳以上で、子どもの感染者は少なく、症状が軽いのです。サーズの時も子どもはほとんど感染せず、感染しても軽症でした。
インフルエンザとのちがいはどうでしょう。厚生労働省は、インフルエンザの毎年の流行を人口の10%が感染、大流行時は25%が感染すると予測しています。2009年のメキシコ発新型インフルエンザは、今冬流行しているA型インフルエンザの主力株となっています。もう日本に居ついて従来型と呼ばれています。ウイルスは変異し感染を広げやがて収束していくということでは新型コロナウイルスもいずれ在来型コロナウイルスとなるということです。
飛沫感染を感染経路とする感染症については感染者は全員発症する訳ではないことにまず注目する必要があります。
どんな症状になるのか?
症状は、発熱98%、咳76%(痰がからまない、から咳)、筋肉痛または疲労44%です。下痢はまれです。サーズでも1割程度しか下痢はありませんでした。ほとんどがかぜか軽いインフルエンザの症状です。肺炎もすべてに見つかっている訳ではありません。無症状で検査陽性の人も次々と見つかっています。重症になるのは、ほとんどが高齢者です。これもインフルエンザと同じです。2月11日には世界で1000人以上が死亡したとされましたが、そのほとんどが武漢市の人です。その年齢と持病などの詳細は公表されていませんが、1月22日までの死亡者17人の平均年齢は73.3歳で、60歳未満は2人でした。死者のほとんどが重い心臓病、慢性腎不全、パーキンソン病、糖尿病などの持病を持っていました。
武漢市は人口1100万人ですから、1000人というのは総人口の0.01%になります。インフルエンザでは死亡率は0.1%以下といいます。交通遮断されて十分な医療を受けられる保証はないし、発病を隠し重症化してから受診しているのかもしれないのでこの数字は今後増えると思われます。重症になるタイプのウイルスに感染すると、その人は寝たきりか亡くなり、家族か医療従事者以外には基本的には感染しません。
私たちが今直面しているのは、「軽くすんだ人が他の人に感染させるのです。軽くすむためにかえって感染する機会が増え、大流行しやすくなっていること」です。それを防ぐことは困難です。感染は日本全体に広がると予測されます。そして時間を経て世界に常在していきます。それが感染症の歴史です。感染で重症化する人をどのように守るかと言う点に政府は政策を絞っていく必要があります。
本間真二郎医師の指摘
新型コロナウイルス肺炎の特徴について、本間真二郎医師は以下のように指摘されています。(下線は筆者)
①感染力が強い
②ほとんどの人がこのウイルスに対する免疫を持たない
③そのため世界的に大流行する可能性がある
④全体の致命率は場所により異なるが0.05〜3%程度と思われる
⑤通常の健康な人にとっては症状の強い風邪程度の感染症である
⑥免疫力・抵抗力にリスクがある人は感染率、致命率ともに高くなる
⑦小児(20歳未満)では患者数、致命率ともに低い
⑧一般の病院ではコロナウイルスの診断を確定できない(検査法がない)。
⑨今後、日本での市中感染の拡大(つまり流行)を防ぐことはおそらく不可能
⑩日本以外の「ほとんど」すべての国での流行はまもなく収束の方向へ向かう
⑪正しい知識と理解を持って適切な対策、行動を起こすことが必要
まずは要点を箇条書きにまとめましたので、足りない分をいくつか補足し解説します。
④致命率
致命率とは病気になった人での死亡する割合のことです。リスク(健康状態、衛生環境、栄養状態、国、気候)などにより大きく異なりますが、今回の新型コロナウイルスは、パンデミック(広範囲の流行)を起こす新規の感染症としては高くない値です。
おそらく日本では最終的には0.1%程度かそれ以下になると思われます。しかし、0.1%でも例えば1000万人が感染すれば1万人程が亡くなることに注意してください。
ただし、通常のインフルエンザでも2000年以降、年によっては日本だけで3000人以上亡くなっています。
https://president.jp/articles/-/33053?page=2
新型コロナだけが肺炎死亡にいたる原因ではない
最先端国??のアメリカ合衆国でも、今シーズンだけで全米で14000人〜36000人がインフルエンザで亡くなることが推定されています。
https://www.cdc.gov/flu/about/burden/preliminary-in-season-estimates.htm
大切な事は、通常の風邪でも免疫力や抵抗力が落ちていれば亡くなるということです。インフルエンザやコロナウイルスは感染力、症状が強い風邪なので致命率が高いのですが特別なウイルスではないことに注意してください。
⑤免疫力、抵抗力
通常の健康な人とは病気を持たず普通に生活しているいわゆる一般の人になります。
⑥健康上のリスクのある人
具体的には高齢者や基礎疾患を持つ人(心血管疾患、糖尿病、肺疾患、がん、免疫抑制剤を使用している方など)、寝たきりの人、施設に入っている人、病後の人などになります。
いままでの重症肺炎を起こすコロナウイルス(SARS、MERS)、そしてインフルエンザもまったく同様の傾向がみられます。
⑩ほとんどを追加して修正しました(2/22)。
すべてというと極端な表現になりますので、「ほとんど」すべてに変更しました。実際に韓国でも今後の感染の拡大が予想されます。
⑪対策
健康な人は、まずは過剰に心配しない事、パニックを起こさない事です!とくに子どもをもつ親御さんでは⑦の情報だけでも安心できるのではないでしょうか。今後の対策の最も重要な点は、高齢者やリスクが高い人に対する対策になるでしょう。
今後は、
・新型コロナウイルスのウイルス学的な特徴
・新型コロナウイルスについての考え方と対策
・治療薬について
などを記事にしていきます。
本間医師のブログも参考にしてください。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma
①最も重要な情報の簡潔なまとめ
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