『カタカムナ 言霊の超法則』 吉野信子 (徳間書店) 《後編》

【トキは未来から過去へ流れる】

昨日、今日、明日、未来、過去、歴史、昔、を順番に読み解いたうえで、トキに関する法則が説明されている。

普通に考えれば、昨日の次に今日が来るのが自然な時の流れに感じます。

ところが、思念で読み解いてみるとそうではなく、まったく逆で、時は未来から流れてきて今を通り、過去に去っていくのだと分かります。(p.115-116)

下記リンクでは、時の流れのベクトルを変える思考実験パターンとして書いておいたのだけれど、カタカムナによってここまでハッキリ記述してもらえると、時に関する認識について確信が持てると共に、考える枠組みも明確に絞ることができるというものである。

《参照》 『不思議の科学』 森田健 (同朋舎)

【高次元の構成要素】

時間が未来から、今を通して流れていること。過去は今を変える力を持たないこと。未来も今という「実態の場」が決定していること。これらの事実を知るだけでも人生観が大きく変わるのではないでしょうか。(p.119)

【アセンション】

タカカムナで「アセンション」を読み解くと、

思念で読んでみましょう。「感じて(ア)大きく引き受ける(セン)示しが(シ)まったく、新しくなること(ョン)」となります。

感じて大きく引きうける示しとは感受性のことです。つまり、「すべてにおいて、感受性がまったく新しくなること」、これをアセンションと言うのです。物事を捉える感覚が変わって、同じことが起こっても、感じ方が変わることがアセンションだったわけです。(p.158-159)

周波数上昇による、「感受性の変容」を言っているのだろう。

感受性が変われば、認識が変わる。認識が変われば、世界は大きく変わるのである。

【カタカムナの思念は、すべてがゼロになる】

48音を足すと、エネルギーがゼロになります。しかし1音ずつでも、ゼロになる意味を持っているのです。だから「ル」を詳しく見ると、「止まる=続く」という意味になるのです。少し難しいでしょうか? 正と反が同じという、このカタカムナの感覚をマスターすれば、すべてを見通す目が養われ、確実に直観力が鋭くなっていきます。(p.177)

『カタカムナ』と同様に、超古代文献といわれるものに 『ホツマツタヱ』 があるけれど、「素晴らしい真理」という意味のある「ホツマ」そして「ツタヱ」を、カタカムナの思念で読むと、「引き離す(ホ)、集まる(ツ)、受容(マ)」、「統合(ツ)、分かれる(タ)、届く(ヱ)」となるから、意味するところは同じである。

また、スピリチュアル系の著作では、それぞれの著者が、それぞれの意味付けで“ゼロポイント”という用語を使っている場合が少なくないけれど、みなこのようなゼロに係る宇宙原理をそれぞれの視点から捉えているからなのだろう。

科学的にも、ゼロ磁場エネルギーは確認されている。

《参照》 『新ミレニアムの科学原理』 実藤遠 (東明社) 《前編》

【重力の発生原因】

【肉体を持ったものが神】

カタカムナウタヒ第4首の解釈に書かれていること。

肉体は滅びます。その滅び去るものが永遠に神であるというのです。なぜかというと、エネルギーは永遠に不変ですが、滅び去る肉体と合わさってこそ、初めて脈動する命を生み出すことができるからです。

エネルギーそのものでは何も生まれません。滅び去る肉体に入って脈動してこそ、そこから48音の言霊のひとつひとつがほぐされて、振動を現象世界に出現させられるのであり、したがって、滅びるものこそ永遠の命を輝かせるものだというのがカタカムナの考え方なのです。

普通、私たちがイメージしているものとは逆です。私たちは永遠なるものが神だと思っていましたが、そうではない、逆なんだとカタカムナは言っています。 (p.198)

前の章で、尊い神を表す「命(ミコト)」を思念で読むと、「肉体を持ったものが神である」という意味になると説明しました。神とは肉体を持った人間であるということなのですが、第4首のウタヒで言っているのも、まさに、このことなのです。(p.199)

「肉体を持ったものが神である」という思想があるなら、「神の名において人を殺す」などという考えは決して生まれない。

我々普通の日本人は、「神の名において人を殺す」という一神教文明の在り方に、深い違和感を持っているものだけれど、西洋文明による積年の洗脳によって、「肉体を持ったものが神である」という思想こそが、日本人本来の思想であったことなど、全く思い出せなくなってしまっている。

下記リンクのようなアセンション系の動画には、「You are God」とハッキリ語られている。

世界の中心に立つべき日本人なのですから、今すぐ、このような認識に改めましょう。

◎ シャーマン・キーシャ~「私たちは最強中の最強」

ついでに、こっちも。

◎ ★緊急メッセージ:キーシャ「地球人として生きること」★

【『君が代』】

この歌は天皇を賛美している歌ではなく、地球の創造を表したものであり、このように、イザナギとイザナミの力で作られた地球が、いつまでも平和で何事もなく、ずっと生命のゆりかごとして続きますようにという祈りを込めた歌なのです。軍国主義の象徴とは真反対の世界の平和を祈る歌なのです。そして、その地球の意志とは、「命を育む」というものです。(p.232-233)

《参照》 『「君が代」その言霊は、潜在意識を高次元へと導く《光の種子》となる!』 森井啓二 (ヒカルランド)

【生命至上主義】

「あわのうた」の48文字の前半の24文字は、生命の種を持つ「イザナギ」の陽の力が表され、後半の24文字は、「イザナミ」の陰の力(子宮の力)が表現されています。(p.270)

《参照》 『言霊アワ歌の力』 石田英湾 (群馬マクロビオティックセンター)

【「アワ歌」 の規則性】

これまで、いくつかの日本の古い歌をこの本の中で思念で読み解いてきましたが、「ヒフミの歌」も「君が代」も「カゴメの歌」も「あわのうた(天地の歌)」も、すべて、人間の生命がどのように発生し、生れ出るのかという、生命誕生の見えないメカニズムを詳細に描くことによって、「生命の尊さ」「生命の賛歌」を歌い上げていることがわかりました。(p.270)

「あわの歌」は、『秀真伝(ホツマツタヱ)』の一部なのだから、『カタカムナ』も『ホツマツタエ』も、全く同様に、「生命の賛歌」を趣旨としていることが分かる。

《参照》 鳥居礼著の読書記録

これはとてつもなくすごい文明です。しかし、この生命至上主義は、日本の文明の中にだけあったのでしょうか? (p.270)

ギリシャ語の最初と最後の文字、アルファ(Α:α)とオメガ(Ω:ω)をそのまま読んでも「あ・わ」に読めるし、Ωは子宮の形を表していること。そして、カバラの「生命の樹」を構成するケテルとマルクとも「あ・わ」になるだろうと書かれている。

【日本人女性の出番】

私たちのこれからの仕事は、地球上のすべての文明と人種を言霊でつないでいくことです。できるだけ多くの共通項を見つけて、ひとつになる道を探したいと思っています。言葉の違いを超越できる思念の世界なら、それはきっと実現できるでしょう! (p.272)

そう、必ずや出来るはず。

ついでに書いておくなら、

地球風水である「ガイアの法則」によって語り得ることなのだけれど、およそ1万2000年前、日本文明が世界の中心であった時代は、「生命至上主義」が世界共通の思想だったのだろう。生命を生み育むのは女性だから、地球全体が女性が中心となって栄えていた時代だったのである。

経度0度の、ロンドンを中心とする西洋文明(英語文明)は、分離相対性の強い極性を持つ地場ゆえに、左脳的、男性的仕様が世界の中心となってきたけれど、

東経135度の、明石(証)を中心とする日本文明(日本語文明)は、最大融合極性を持つ地場ゆえに、右脳的、女性的仕様が世界の中心になるのでしょう。そして、文明の中心となるポイントは、1995年に、既に経度0度から東経135度に移っているのです。

《参照》 『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》

【文明の盛衰を定める『ガイアの法則』を知っていたシュメールの叡智】

【経度0度と経度135度の文明的特徴】

ちょっと取っ付きにくかった「カタカムナ」文献が、女性著者によって“思念で読み解かれた”ことで、一挙に裾野が広がり、日本の輝きが増すことになるような気がします。

日本人女性の皆さん、この本は絶対に“買い”です。

日本の未来は・・・・・・・・。頑張ってくださいね。

《参照》 『宇宙一切を動かす「数霊」の超メッセージ』 はせくらみゆき・深田剛史 (ヒカルランド)

【女性性の象徴】

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