コミュニケーションの窓口・聴覚

傾聴=聞く事=いろいろな聞き方がある。

      A)聞く=てきとうに聞く

      B)訊く=尋問的に訊く

      C)聴く=耳と目と心で相手を聴く

コミュニケーションの窓口・聴覚にポイントを当てました。

1)音当てをする。

・衝立などの後ろで、様々なものの音を鳴らし、何の音か当てる。

・教室から外に出てみるのもいい。

音の鳴るものを多数用意(太鼓・タンブリン・カスタネット・トライアングル・空き缶・笛・ペットボトル・シンバル・木琴・マラカスなど)

2)サウンドマップ作りをする。

・目を閉じ、周囲の音に耳を傾ける。聞こえてきた音を図のようなマップ(地図)で表現する。

・自分の内側に脈々と打ち続ける鼓動、命のリズムを実感する。

・聴診器があれば、自分の心臓の音と樹木や動物などの鼓動と比べてみると良い。聴診器なしでも、樹木の幹に耳を当てると聴くことができる。(西宮市立甲陽園小学校は、聴診器を42個所有している。)

・自然の音に合わせて自由に動いてみてもよい。(風、波、水など)

3)感想を分かち合う。

ネイチャーゲームニュースレター

http://www.naturegame.or.jp/for_member/column/column-life/000619.html  より

新緑のきれいな5月下旬、男女5人の仲間たちと静岡県寸又峡へ"婚活"の旅に出かけたときのことです。

 旧東海道峠の茶屋、アプト式鉄道、つるつる温泉、ハイキング、川魚、SLなど盛りだくさんの旅ですが、自然たっぷりの秘境に入り込んでおきながら、自然をただ眺めているだけではもったいないので、何か+αができないかと考えていました。そうです、この旅でネイチャーゲームやってみようと思いつきました。

 しかし、どんなネイチャーゲームでもいいという訳にはいきません。寸又峡ハイキングコースは、山の斜面に沿って続いており、ゆるやかな平地や雑木林のようなスポットはありません。また、準備やセッティングをする時間もありません。そこで、私が選んだのが〈音いくつ〉と〈サウンドマップ〉。このネイチャーゲームをメドレーでやってみようと思いました。

 ハイキングコース最大のスポット「夢のつり橋」を渡った後、階段を登りきった奥にある空き地で、私たち5人はネイチャーゲームで自然に浸かることにしました。川のせせらぎ、鳥の声、虫の羽音、人間の声、飛行機、風のそよぐ音・・・。う~ん、実によく聞こえるもんだ。

 約10分間、ひとり一人が自然の音に耳を傾けた後、わかちあいの時間をもちました。ある仲間のサウンドマップカードは、自分自身(カードの真ん中)に向かって、四方八方から、いろいろな種類の線が→になって集中しているでは、ありませんか!自分の耳に音が集まってくる感覚だったようですが、様々な場所でネイチャーゲームを指導している私にとって初めて見るサウンドマックのパターンでした。

 最初は「ネイチャーゲームをして、みんなに喜んでもらえるだろうか?」とやや心配しておりましたが、そんな不安など全く感じられないどころか、ネイチャーゲームが楽しい旅にも貢献できたようで、とてもいい時間を過ごすことができました。

 ところで、婚活の結果ですか?幸か不幸か・・・みんな仲よしのお友だちになっています(笑)。

(小倉裕巳/茨城)