http://www.timeless-edition.com/archives/11760 より
第1チャクラの特徴・テーマ
キーワード: 基盤、安心、安全、生存、成長、創造、仕事、栄養、正直、責任、健康、家族、住まい、財産など
生きるための基盤
第1チャクラは全ての「基盤」です。尾骨から足を伝って下へエネルギーを流し、私たちと地を結びつけ、しっかりした基盤を作る役割をします。チャクラの中では一番低周波で濃密なエネルギーです。まず、生きることの基盤になる本能的な能力である、生存や成長に関わります。生きるために必要な原始的な本能である、「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のバランスにも関連します。また、「基盤」は生存するための基本的な欲求である食事や財政的安定にも関わります。
精神的な基盤
心理学的な観点からは、精神的基盤となる安全や安心にも関わります。それに一番大切な自分の居場所、つまり家族や住まいにも関連しています。そこがしっかりしていると、人生は寛大で、自分の必要なものは全て手に入るという感覚を持つことができます。
副腎
肉体的には、第1チャクラは副腎と関連すると言われています。副腎はストレスを感じた時にアドレナリンを分泌する代表的な器官です。アドレナリンはまさに「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンです。生きるために必要な原始的な本能である、敵から身を守ったり獲物を攻撃したりする感覚を引き起こします。
排泄と手放し
第1チャクラは直腸や肛門、尿道といった排泄に関連する器官にも対応しています。第2チャクラの消化や吸収を司る生殖泌尿器の働きから、第1チャクラの排泄までの働きは密接に関連しています。必要なものを吸収し、いらないものを排泄、そして老廃物を体にためないという仕組みは、体にとってとても大切です。それと同じように、精神面でも必要なものを取り入れ、いらないものを手放すことと関わります。第1チャクラの不調は、過去やいらないものを手放せないこととも関連します。下痢のような疾患は、物事を消化せずに排出(捨てて)しまっているかもしれません。
クンダリーニエネルギーの座
クンダリニーとは、第1チャクラから脊髄に合わせてエネルギーが上昇し、間のチャクラを活性化しながら第七チャクラまで到達するエネルギーのことです。それぞれのチャクラが解放され、高次の意識状態へ導いてくれるエネルギーと言われています。その基盤となるのが第1チャクラです。全てのチャクラのためにも、第1チャクラがしっかり根を張っていることが重要になります。
幼少期の環境
幼少期の環境が第1チャクラの基盤に影響を与えていることがあります。幼少期に十分な愛情を得られなかった、十分なお金が無く必要なものが簡単に手に入らなかった、安心できる自分の空間やコミュニティーがなかった、引っ越しや転校が多かった、などといった、安心できない環境下で育つと、基盤が弱まっている場合があります。
安定した環境
幼少期に限らず、安定や安心、安全に関することが揺るぐようなことが起こると、第1チャクラは弱まりやすくなります。結婚、離婚、出産、新しい恋人、身近な人の死、引っ越しといった環境が変わることが、安定や安心を揺るがします。生きるための基盤である仕事も重要です。その仕事が変わる転職は大きく影響を及ぼしますし、仕事がない無職の状態も基盤か緩みます。仕事にやりがいがなかったり、上司が変わったりすることも影響があります。
栄養のある食事
栄養のある食事は体と心の基盤を作ります。反対に偏った栄養のない食事は基盤を揺るがし第1チャクラを乱します。加工食品や添加物ばかりの食品、ファーストフードのような食べ物には栄養素があまり含まれません。そのため、沢山食べても常に体が栄養を欲している状態になります。常に何かを食べたい状態です。食べ物を目の前に置くことで、第1チャクラで重要な基盤を代わりに満たそうとしてしまいます。質と量のバランスをとることが大切です。
不安な感情
私たちは常に自分の選択で安全でいることができます。しかし、様々な周りの出来事が、不安な気持ちを生み出し、第1チャクラを乱してしまうことがあります。仕事がいつなくなってしまうか、いつパートナーに捨てられるか、今の生活がいつ壊れてしまうか・・といった、特に自分の基盤を揺るがすような不安です。もし自分が不適切な環境にいるなら、自分の力でそこから脱出し、不安から逃れることが大切です。しかしそれに気づかないと、自分で自分をコントロールしている実感を得るために、アルコールや買い物、薬物と言った依存性のあるものに頼ろうとしてしまいます。
人間関係
人間関係、特に家族との関係が良くないと、第1チャクラが乱れます。集団への帰属意識は、情緒的な安心感の基盤となるからです。そのため、家族や自分にとって大切な何かの集まりの一員という実感がもてることは、第1チャクラを安定させることにつながります。
自己責任
第1チャクラは「自分の力で生きていくことができる」と実感することが大切です。誰かに頼って、その人がいないと生きていけない状況は、自分が地に足をつけた生活をしていない状況であり、第1チャクラを乱します。例えば、経済的に誰かに頼っている場合、自分で生きている実感が持てなく、更にその人がいなくなったときの不安がつきまとってしまいます。
正直さ
正直さは第1チャクラの基盤に関連します。人は誰でも不正直な行動をとることがあります。とても小さなウソやごまかし、誰も見ていないところでやるちょっとした不正、言い訳や責任逃れといった行為です。そういった行為は他人を利用したり、自分をごまかす無責任な行為なので、「自分自身で自分の力で生きている」という感覚を弱まらせてしまいます。
第1チャクラと関連する症状
バランスが取れている状態
第1チャクラのバランスが取れていると、ぶれないしっかりした基盤ができています。地に足がついている状態です。深い部分からの安心感と満足感があります。人生で必要なものは全て手に入る自信があります。不安になったり慌てることがなく、実際にいい流れが自分に向かってくるのを確信しています。
バランスが崩れた状態
基盤である第1チャクラのバランスが崩れていると、生きていくための基本的な欲求を他の部分でバランスをとろうとし始めます。また、ぐらついた基盤を違う部分で固めようとしてしまいます。また、対応する肉体に何かしらの不調が現れます。便秘、下痢、痔、腰痛、坐骨神経痛といった症状も当てはまります。
エネルギーの不足
チャクラが閉じ、エネルギーが不足していると、心配や不安が出てきます。基盤として大切な、安心をもたらす住まい、お金、人との関係に関して、自分は手に入れる資格がないという感覚に陥ります。もしくはそれらに関していつも不安な気持ちになっています。お金について過剰な不安を抱いたり、他人をやたらと疑ったり、自分がだれともつながっていないと感じたり、自分が無価値な人間だと思ってしまう傾向があります。自尊心が低く、自滅的な行為をする傾向があります。
エネルギーの過剰
逆にエネルギーが過剰すぎると、実質主義に傾きすぎてしまいます。生きるために図々しくなりすぎてしまいます。自分を優先しすぎて敵意に満ち、他人を言いくるめ、もらえるときにもらえる全てを手に入れようと考えます。世の中は弱肉強食で、いつ貧困や不幸がやってくるかわからない不安から強欲に駆られます。また、肉体を酷使しすぎる傾向が出てきます。
第1チャクラを開く・活性化・バランスをとる
チャクラのバランスをとる方法は色々あります。自分自身に向き合い精神面を成長させることも重要です。ヨガや瞑想もチャクラのバランスを整えます。一番上の表にあるような、チャクラに対応する色やマントラ、シンボルなどを生活に取り入れることも一つです。特に自然にはチャクラを整えてくれるもので溢れています。ここではチャクラのバランスを整える代表的なアロマとパワーストーンを紹介します。
アロマ
第1チャクラに共鳴する精油は、ベースノートに分類されるものが多いです。茶色や赤っぽい色をしていて、濃厚な重い香りが特徴です。大地に根差す「根」から抽出されるものも多いです。パチュリやベチバーは代表的な第1チャクラの香りで、グラウンディングを助けます。ミルラは第1チャクラのエネルギーを強化してくれます。
シダーウッド、パチュリ、ミルラ、ベチバー、アンジェリカ、ジンジャーなど
パワーストーン
茶色、灰色、黒、赤などの土を思わせるような色のパワーストーンは全て第1チャクラと共鳴します。アロマとパワーストーンは似たようなエネルギーの質を持っているものが沢山あります。ブラックオブシディアンはパチュリ、ヘマタイトはミルラと共鳴し、第1チャクラを活性化させます。ブラックトルマリンはベチバーと共鳴し、グラウンディングを助けます。フランキンセンスのように、タイガーズアイは第1、第7チャクラとつながります。
ブラックオブシディアン、ヘマタイト、ブラックトルマリン、ブラッドストーン、タイガーアイ、スモーキークォーツ、メノウ
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