第7チャクラはクラウンチャクラとも呼ばれ、バランスが良い場合は解脱の状態を意味し、宇宙とつながると言われています。それは人生において起きるポジティブ・ネガティブな全てに対し必然であると感じること。つまり感情を超え、執着や嫉妬がない状態で全てを受け入れることができると解釈すると理解しやすいです。
第7チャクラは、サンスクリット語ではサハスラーラチャクラ(Sahasrāra Chakra)、日本語では、頭頂のチャクラ、宝冠のチャクラ、英語ではクラウンチャクラ(Clown Chakra)と呼ばれます。位置は、頭頂に位置し、脊柱に沿ってある各チャクラの一番上にあります。そのため、これまで説明してきた第1〜6チャクラがバランスよく活性化されている時に、7番目のチャクラが開くとされています。
この第7チャクラ(クラウンチャクラ)は、所謂、解脱を意味しています。”ヨガ”は繋ぐという意味ですが、このチャクラは宇宙と自分が一体となりつながるということを指しています。そのため、ヨガにおける最終目標とされる解脱と同義であり密接に関係しているのです。
現代社会において解脱というと少し難解に感じるかもしれません。より理解しやすいよう考えると、全ての感情を超え、つまり好き/嫌い、正しい/悪いといった感情を超えることで、執着や欲望、嫉妬をなくすことを意味し、全てを受け入れられる自分を想像すると分かりやすいかもしれません。
第7チャクラの特徴
内的な責務の時期、統一、悟り、内的な魂の変わり目、熟慮、瞑想、精神性、統合、直感、ひらめき、目覚め、アーティスト性、芸術、芸能、リーダーシップなどがキーワードのチャクラで、悟りの境地に到達することで「自分の変化」と「クリエイティビティ」、「リーダーシップ」に関連するキーワードが多いことに気づきますね。
また、第7チャクラは、クラウンチャクラという呼び名の他、サハスラーラチャクラとも呼ばれています。サハスラーラとは「千」という意味。自己実現(解脱)、超意識(宇宙意識)と関係が深く、他のチャクラの覚醒をコントロールする、最も霊的なチャクラとも言われています。
第7チャクラの位置
頭蓋骨のほぼ中央部に位置しています。一般的に頭頂部、中国医学的には、「百合」のツボにあります。
第7チャクラの属性
悟りの境地に達するため、感覚や行動器官などの属性はありません。
色:紫、金色
年齢:43〜49歳、92〜98歳
関連する内分泌:松果体
マルマ※:アディパティマルマ
※マルマとは? 詳しくはこちらの記事をご参照
第7チャクラのバランス
第7チャクラがバランスよく活性化しているとき
他のチャクラが全て開いた(バランスが整った)状態で迎える第7チャクラのバランスのよい活性化とは、いわゆる「悟り」の境地です。至福の境地に至り、自分や、自分を取り巻く自然と宇宙の全てのものが一体であることを理解します。空間と時間にとらわれなくなります。直感が冴え、直感に従って行動することで、人生がどんどん花開いていきます。
必要なときに必要な直感やひらめきを受けとれるので、軽やかに生きていくことができ、バランスのとれた深みのある魅力的な人柄になります。内面が穏やかでやすらぎ、無私の愛を実践し、奉仕活動や偉業を行います。アーティスト性が花開くこともあります。
第7チャクラが滞っているとき
慢性疲労を感じ、決断力が鈍るだけでなく、考えが頑なで頑固になってしまいます。無条件の愛や聖なる愛を疑い、何かを祈っても意味がないと思ったり、人生に目的や意欲が見出せなくなります。また、夢見がちで現実は面倒だと感じ、自分の居場所がないと強く感じることもあります。そのため、浮世離れした言動になる傾向も。占いが大嫌いになるか、依存するのかのどちらかに陥いります。
直感やひらめきで浮かんだことをアウトプットして一度頭から出し、意識して第1〜第3のチャクラを活性化させることでバランスを取り戻しましょう。
第7チャクラが活性化しすぎているとき
汚染物質に過敏になります。病的で躁鬱(そううつ)の傾向が見られることがあります。また、強迫観念も生まれ、混乱し、さらにフラストレーションがたまり、説明のつかない行動で周囲を驚かせたりします。
第7チャクラのバランスを整える方法
第7チャクラの活性法その1. 姿勢を変える:自然や人を愛し、柔軟な思考を心がける
自然や人を愛することを体現すること。また、「こうでなければならない」などと頑固に考える論理的思考と直感とが対立し、混乱している状態では、エネルギーの乱れが頭痛となって現れることもあります。そのため、「無理だ」、「無駄だ」、といったブレーキとなる感情や思考を手放すためにも、毎日、少しの時間でもいいので、自然の中を歩いたり、瞑想の時間を持つようにしましょう。
全てを自分一人で考え、抱え込み、コントロールしようとする心と思考を手放すことが必要です。
第7チャクラの活性法その2. バランスを整えるアーサナ
以下のアーサナでクラウンチャクラとも言われる第7チャクラのバランスを整えることができます。いずれのアーサナを取る際にも、第7チャクラの位置である頭頂部を意識し、そこに光が集まるようなイメージを持ってみましょう。
サランバシールシャアーサナ(頭立ちのポーズ)
バカアーサナ(鶴のポーズ)
サランバサルヴァーンガアーサナ(肩立ちのポーズ)
なお、アドバンス(上級者)用のこれらのアーサナは、安全にバランスを取れる人だけが行うものです。高血圧の方や、月経期間中の方には、危険を伴う可能性がありますので要注意です。また、医療に関わる疾患、または症状がある場合は、医師の診断を受け、ヨガの優れた専門家と共に行うまで、激しいアーサナは厳禁です。
第7チャクラの活性法その3. アロマオイルで整える
イランイラン、シタン、シナノキ、ライムの花、蓮華、睡蓮、フランキンセンス、ラベンダー、ネロリ、サンダルウッド、シダーウッドなど。深い鎮静作用、集中作用が期待できます。
※ 警告:エッセンシャルオイルは、赤ちゃんや12歳以下の子供への使用は厳禁です。妊娠中はアロマセラピストが薦める安全なオイルの少量使用に限定されています。
第7チャクラの活性法その4. 身につけるもの
第7チャクラのカラーである紫、金色のものを意識的に周りに集めてみましょう。
また、前回同様にクリスタルについても情報を掲載しておきます。以下のクリスタルがバランスをもたらすとされていますので、参考にしてみてください。
過活性を鎮めるクリスタル:チャロアイト、スギライト、ルブライト
活性化するクリスタル:天青石、ブルーサファイア
バランスを整えるクリスタル:透明な水晶、アメジスト、ダイヤモンド、スギライト
冒頭でも説明しましたが、第7チャクラだけを活性化しても意味がありません。その他全てのチャクラがバランス良く活性化している状態が前提となります。以下、第1〜6チャクラまでの活性化方法を記載していますので、参考にしてみてください。
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