フェースブック・池内 秀暢さん投稿記事
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心に積もったほこり・・・・4年前の投稿
ある時ふと思ったのですが…ほこりは最初は小さな糸のようなものですが、 なぜかだんだん集まって塊をつくる。 そして小さな綿ぼこりのように成長し、そして必ず部屋の隅からたまっていく。
この現象にとても不思議に思い、どうして塊をつくっていくのだろう?
成長していくのだろう? と、今でも疑問に思っています。
これを妻に話すと・・・白い目で見られました(笑)・・・・
部屋を綺麗に掃除をすると、空気がとても清浄 また明るく輝きを感じられる。
これも不思議な事です。 きっと気のせいではないと思っています。
人間の心もこれと同じです。 環境や、最初は ほんの何でもないような身の回りで起こる些細な事が、無意識下にほこりとなって現れる。
そのうち、あれもこれもと集まってきて、きまって心の・・・・片隅の気が付かないところに、塊をつくっていく・・・・
この塊の数がだんだん増えていくと・・・意識できる心によどみをつくっていく
爽やかさを失い
活力や素直さ 輝きを奪い
楽を楽をしようとして、怠け者になっていく・・・
自分の「我」が大きな顔をして わが物顔で心をのっとっていく
心のほこり…最初は取るに足らないものだけれども…
掃除をせずに長い間ほったらかしにしていると、ホコリに心を奪われてゆく・・・・
やがて周りから煙たがられるような人間になり、人が去っていく・・・
自分自身もよどんだ煙のような空氣のせいで、目を奪われ呼吸がしづらくなる
日常起こっている事の真相を見る目が奪われ、将来を見る目がぼやけてくる・・・・
気付きと学びの機会が失われ、成長が止まる・・・
日々同じような現実の繰り返しに あくびをしながら退屈している
それでもなお、心の掃除を怠っていると ほこりは容赦なく どんどんたまっていく・・・・
そして自家中毒に陥り、自分で自分をコントロール出来なくなり、自らもほこりとなって、他のほこりと集まり大きくなっていく・・・これが愚痴や不平不満となっていくのかもしれない。
楽しそうに暮らしている人々は遠ざかり、よどんだ人間ばかりが集まってくる・・・・
人間は1年や2年では、そう大きく変わることはないが、10年 20年・・・と長い年月の中で、緩やかに変わっていく生き物・・・
取るに足らない小さなほこりが、やがては人生を変えていくのです。
時々心の窓を開け、きちんと掃除してやらなければなりません。
心の窓を開けるという事は、自分を 感情を 意見を 外にだし解放し、外界と交流するという事です。
掃除するという事は、自分を見つめ内面を洞察し、気付いたことに対する行動を、自分の意志で変えるという事です。
現代社会は、飽食の時代で化学薬品にまみれています
知識教育という名のもとに、一見正しいように思える様々な知識の
インプットを無意識に刷り込まれています。
ストレスも大なり小なり感じている人が多いでしょう
自然は失われ、食材にしても家や都市にしても人工的なものが周りにあふ
れています。
現代社会は誠にほこりのたまりやすい時代となったものです。
厄介な事に このほこり・・・
私たちの潜在的無意識の世界に溜まっていき、やがては感情や思考の傾向に重大な影響を与えていることを知らなければなりません。
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