https://ameblo.jp/kazrin-geshutalt/entry-12359640874.html より
このテーマ、先日、日本テレビ ザ・世界仰天ニュース
で放映された田房永子さんの著書 (竹書房)を映像化したものが流されました。
https://datazoo.jp/tv/%E3%82%B6%EF%BC%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%BB%B0%E5%A4%A9%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%28%E7%81%AB%E6%9B%9C%E6%97%A5%29/1132315
「ゲシュタルトセラピー」 に関するテレビ情報
2018年1月23日放送 21:00 - 21:54 日本テレビ
ザ!世界仰天ニュース ザ!世界仰天ニュース
永子さんがジュースを作った日に夫が疲れで起きれない時、野菜ジュースの鮮度が落ちていくと感じ豹変した。おとなしい永子さんから出た想像もつかない暴言は母から言われていた言葉そのものだった。それから反論や注意を受けると愛されてないと感じ力で抑えつけるようになった。夫は妻に話しかける事も気をつけるようになった。万が一、機嫌を損ねると妻は暴力を振るうようになった。永子さんも悩んでおりなぜ怒りが爆発するのか分からなかった。それまでキレた事がなかったが夫だけは急に許せなくなるので自己嫌悪に陥った。
そんな状態の時に永子さんは母となった。ある日、電球を探している時に娘がじゃれてきた。言うことを聞かない娘に怒りを感じた。娘が1歳になろうとしていた時、夫が壁に取りつけた収納カゴを見て片付けない自分を責めてると感じ怒りを露わにした。その時、夫が初めて永子さんに気持ちをぶつけた。すると永子さんは警察に通報した。大事にはならなかったが情けなくて仕方がなかった。別れるべきだと思ったが夫はこの事に対して何も言わず「帰ろうか」と言った。
永子さんはゲシュタルトセラピーを受ける事を決断した。自分の悩みの心のメカニズムに自ら気がつくという心理療法で自分の姿を自分で想像する不思議な体験だった。
内容紹介
●2018年1月23日の『ザ!世界仰天ニュース』、「キレる妻の心の闇SP」で紹介されました!!
「キレる姿が私と同じ…」「私もキレることに悩んでいる 」「私もキレるのを治したい」と反響続々!!
『母がしんどい』の田房永子が今まで誰にも言えなかった深刻な悩み――それは“キレる"こと。
あなたも家族や彼氏にこんなことしてませんか?
・頭に血がのぼってヒステリーをおこす
・後先考えずに物を投げたり、破壊したりしてしまう
・泣き叫んでわめき散らしてしまう
・つかみかかったり、ビンタや肩パンチをしてしまう
・思わず子供を叩いてしまう
・イライラして暴言を吐いてしまう
・怒りが抑えきれず、裸足で外に飛び出したことがある
理性を取り戻したあとに毎回、自己嫌悪。
私って、本当にダメな人間なんだ…。
いいえ、違うんです。
あなたは傷つきすぎているから、キレてしまうのです。
キレることに苦しんでいた私が、穏やか生活を手に入れるまで――。
【目次】
まえがき せっかく作った野菜ジュースを自分でぶちまける
第1章 キレまくっていた私
第1話 キレてしまう相手は夫だけではなかった
第2話 炸裂する肩パンチ&「出てけ! 」と言ったくせに引き留める
第3話 まさか、1人でいる時も…
第4話 ママになったら、さらに激化!
第5話 0歳の赤ちゃんをはり飛ばしたくなった瞬間
第6話 自分のキレパターンをつかめそうな気がしていた…のに!
第7話 まさかの警察沙汰に…通報してしまった夜
第2章 どうしたら「キレる」をやめられるの?
第8話 誰か助けて…夫婦で箱庭セラピーへ
第9話 本当にもう、どうしたらいいの!?
第10話 新しい突破口はここかもしれない
第11話 私の怒りマグマを生み出していた人は…お母さん?
第12話 信じられない! キレなくなった!
第13話 キレなくなったら、今度は夫の意外な一面が…
第3章 キレるメカニズム
第14話 「過干渉」と「キレる」の関係
第15話 自分で自分を無視して、粗末に扱ってたんだ
第16話 キレないようになるには「心」にピントを合わせるしかない
第17話 自信がついて片付けもできるようになったよ! なのに夫は…
最終話 キレないで、相手に伝える
他にもキレることに悩んでいるあなたに贈る、ゲシュタルト解説やエクササイズ、夫の本音インタビューも収録。
内容(「BOOK」データベースより)
『母がしんどい』の田房永子が今まで誰にも言えなかった深刻な悩み―それは“キレる”こと。キレることに苦しんでいた著者が、穏やかな生活を手に入れるまで。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田房/永子
1978年、東京生まれ。2001年、アックスマンガ新人賞佳作受賞。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA中経出版)を2012年に発行。大きな反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
なぜキレるのか、、、、、、、、、?
それは、こどもの頃に、こどもながらに
精一杯生きようとしたからなんでしょうね。キョロキョロ
田房さんは、この著書の中で、
夫にキレるたびに、自分を責め、、、、、、
でも自分ではやめられない。。。。。。。
そんな葛藤に深く悩んでいました。
そんな時
「家族連鎖のセラピー ゲシュタルト療法の視点から」
百武正嗣著 出版:春秋社と出会いました。
内容(「BOOK」データベースより)
個人で解決できない問題の背後に隠されている「秘密」とは?「今―ここ」の自分に気づくことで身心を統合するゲシュタルト療法の視点から、世代間に伝達される“愛情のもつれ”(=家族連鎖)を解きほぐす技法について、わかりやすく解説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
百武/正嗣
1945年、新潟生まれ。中央大学理工学部卒。1979年、カリフォルニア州立大学大学院心理学科卒。帰国後、(財)神奈川県予防医学協会で健康教育にヨーガ、心理学を取り入れる。現在、日本ゲシュタルト療法学会理事長。NPO法人ゲシュタルトネットワークジャパン(GNJ)理事長。日本フェルデンクライス協会
ブックレヴュー
代々受け継がれる『家』って、ヤッパリあるんだ!
投稿者北川輝樹2013年11月15日
家族って何だろう?と、数々の本を読みました。今は、江戸時代や明治民法の家制度を彷彿とさせる「○○家」などというものは、冠婚葬祭以外、滅多に見ません。「○○家の家風」とか、言うようなものはほとんど死語です。いま一緒に住んでいる家族のことしか考えていないように感じます。でも、世代を超え、時間を超えて受け継がれる何かがあるのではないかと考え始め、この本を手にしました。
本の内容を端的に表している文章が、「あとがき」にありました。引用します。
・・・私は、家族の負の遺産の連鎖というものを「カルマ、業、あるいは、先祖、前世」というような言葉ではなく、心理療法の立場から眺めると、どのような理論になるだろうかと考えました。それが「家族連鎖」という言葉であり、表現でした。このような表現によって、従来の伝統にとらわれない新しい世界観が生まれてくるように思います。
『家族の負の遺産の連鎖』と、著者がいうように、オドロオドロしい印象を受けました。気が重くなりましたが、怖いもの見たさの好奇心も手伝って、最後まで読めました。改めて考えますと、人間の心、そのものが、オドロオドロしい訳ではないと思います。『家族』というものに切り込んで行く為に、心の病を糸口にしたので、そんな印象になっただけでしょう。健全なものも、『家族』には受け継がれているはずです。
心の構造や仕組みなど心の内部は、直接見ることはできません。同様に、地球の内部もまだ見る事はできません。探知するために、地震波など異常事態の信号を手掛かりにしています。同様に、心の内部を探知する手段として、異常事態である心の病を手掛かりにしているのでしょう。
『家族の遺産の連鎖』には、『負の連鎖』もあれは、『正の連鎖』もあるでしょう。無意識の負の連鎖が、この連鎖を明確に意識して眺めることができるようになることで、解消に向かうと著者は言います。解消することも、受け継ぐことも、改めて選択することができるのでしょう。でも、なぜ解消できるのか、どうしたら確実に解消できるのか、この本だけでは分かり難いと思います。
この本は、なぜ連鎖が生まれるかを、具体的な16ケースを紹介しながら、ゲシュタルト心理学の立場から解説することに主力がおかれています。連鎖解消の原理についてもっと知りたい方は、「トラウマからの解放」が参考になるものと思います。web検索してみて下さい。
読み終わって、全体としては良書だと思いました。ただし、文章が少々まだるっこしくて読み難いように感じましたので、★一つ減らしました。
この本に登場する人に共鳴しました。
~短期ですぐにキレる母をもつ女性~
小さなころから「絶対に母のようになるのは嫌だ」と思っていました。
ところが自分も結婚して子どもをもつとつい怒りがわいてしまう。些細なことでも。。。。。。。
だれにでもあるとは思います。私もそんとことありました。
そして、本の中の彼らはゲシュタルト療法(セラピー)を通じて
自分が怒ってします理由に気づいて悩みを解決していった。(キレる私をやめたいより引用)
そして、田房さんもへゲシュタルト療法(セラピー)へ通うようになったのです。
ゲシュタルト・インスティテュートの岡田法悦さんのもとへ。。。。。。。。
http://www.iryo.co.jp/gestalt/ より
「今ここ」での気づきを得るゲシュタルト療法とは・・・
ゲシュタルト療法は、未完結な問題や悩みに対して、再体験を
通しての「今ここ」での「気づき」を得る心理療法です。
ドイツ出身で後にアメリカで活躍した精神分析医フリッツ・パールズと
ゲシュタルト心理学者ローラ・パールズによって創られました。
ゲシュタルトとは、ドイツ語で「かたち」「全体性」という意味です。
そして、ゲシュタルト心理学では、人間は外部の世界をバラバラな
寄せ集めではなく、意味のある一つの「まとまった全体像」として
認識すると考えます。
また、パールズは、日本で禅の修行も行い、東洋的な瞑想や精神統一の
体験を取り込みました。
心と身体は一体であるという視点から、言葉だけではなく、
非言語的な表現も重視して、その人を深く全体的に理解しようと
するのが特徴です。
なぜ「今ここ」なのか?
伝統的な心理療法では、過去に何か問題があったという見方をします。
そのような立場に対してパールズは次のように述べています。
セラピーの中では、徹底して、現在、「今ここ」で自分が何をしているのかに
注意を向けてもらう。
ゲシュタルト療法は言葉や解釈のセラピーではなく、経験的なセラピーである。
我々はクライアントに過去の記憶の中にある問題やトラウマについてただ話す
だけで無駄だと考えている。
話すだけでなく、「今ここ」で、現在でも未完結になっている問題やトラウマを
再体験することを勧める。
もしも過去の問題が本当に過去のものであるならば、もはやそれは問題ではなく、
そんな問題は存在すらしていないということを分からねばならない。
「気づき」とは・・・
<大抵の人は眠りながら歩いている。それでも、それに自分で気がつかない。>
ロシア哲学者 グルジエフ
人間がたえず心理的成長をするためには「気づき(自覚する)=アウエアネス」
ということが大切な基本的アプローチとなります。
「気づき」とは、人が何らかの情報にアクセスできて、その情報を行動のコントロールに
利用できる状態のこと。
例えば
「空が曇っている」ことに気づいていること。
「自分が寂しい」ことに気づいていること。
これらのことを言語で伝えることができる状態などのこと。
しかし、人は全てのことに気づいているわけでなく、むしろほとんどのことに
気づかずにいます。
つまり、多くのことを意識的にでなく、無意識に処理を行っているのです。
たとえ、自分自身に問題があっても、それに気づいていなければ対処のしようも
ありません。
気づかない場合には選択のしようがなく、いつもと同じ自動的な反応が起きること
になります。
選択肢のない硬直な状況よりも、多くの選択肢の中から状況に応じて選べる柔軟性が
あったほうがいい。
そして、選択というものを実現するためには「気づき」が必要となるのです。
気づくことによって、何かしらの選択ができる。
将来を自分で自由に選択することで、人生の可能性を広がるのです。
どのように「気づき」を得るのか?
人は1つの部分(図)に注目するとき、他の部分は背景(地)となって
見えなくなってしまいます。
ゲシュタルト療法では、意識的にどこに注意を向けるかによって、意識されずに
「地」となっていた部分を、意識の前面である「図」に反転させるプロセスを
重視します。
自分の体の声や感情に耳を傾け、「今ここ」で自分に何が起きている
かに注意を向ける。
そして、気づきを通して、抑圧された無意識な部分を意識化させる援助を
します。
どの様なやり方で現在自分を抑圧しているかを知ることで、現在の新しい
状況に対処することが出来る様になるのです。
白い部分に注目すると「盃」が見え、
黒い部分に注目すると「向き合った顔」が見えます。
形に見える領域を「図」、その背景となって見えるのを「地」といい、
「盃」を「図」とする時、「向き合った顔」である「地」の部分は見えません。
しかし、全体像としてはそのどちらでもあります。
NLP・最決断療法の源流、コーチングなどにも影響
NLPは3人の天才(ゲシュタルト療法のフレデリック・パールズ、家族療法の
バージニア・サティア、医療催眠のミルトン・エリクソン)の臨床場面の技法
から生み出されました。
また、交流分析では「TAゲシュタルト」「再決断療法」として脚本分析への
アプローチの方法として用いられています。
過去の原因を分析するよりも「今ここ」での気づきを重視する実践的な
立場は、コーチング、フォーカシング、アートセラピーにも多大な影響を
与えています。
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