ドランヴァロ・メルキゼデクのマカバ

http://daisannome.jugem.jp/?eid=14   より

マカバ、クンダリニ、山手国弘

ドランヴァロ・メルキゼデクの「フラワー・オブ・ライフ」に、マカバについては比較的詳しく書いてありましたね。

で、読んでみると、マカバという名前を使わないで、同じ構造のことならば、

わたしは35年前に知っていて、それを開発することにそうとうに時間をかけていた。

このメルキゼデクの言うマカバ、昔からよく知られているものだった。とくにヨガ関係では。

 その頃、メディテーション時代みたいな名前の雑誌に、山手国弘氏とSF小説家の星新一の対談があって、もともとこのふたりはかなり親しい間柄らしかった。で、山手氏が自分の体験をえんえんと語っていて、ヨガでいう、クンダリニが動き始めてから、毎晩パンツが焦げるようになり、写真をインドのグルに送ったが、回答をもらえなかった。で、そのうちにカラダを壊して、深刻な事態になった。こういうところから、山手氏は、脱カルマ瞑想法を開発したんですね。

 で、うまくいくと、下から上がる女性力としてのクンダリニと、上から降りる男性力としての、シバ神的な力が合流して、胸の中心で、横にぱーっと輝くように広がる配置ができる。その段階で、クンダリニは安全なものとなるという話しでした。

 これでわかると思うけど、この山手氏の言う構造が、マカバそのものです。で、山手氏は妙なことをたくさん言っていて、それで、わたしが講談社現代新書で本を書いていた時、担当の編集者が、「山手氏を引用しないでください。かなり怪しいですから。」と言ったくらい。引用される著者がおかしいと、本の信頼度が落ちるんだと。

 で、山手氏の発言の中で、妙なところは、時間のない宇宙に自分が飛んでいくとか、どんなところでもすっ飛んで行くというやつかもしれない。つまりは本人は言わなかったけど、マカバに乗って・・・ということでしょう。

 わたしはクンダリニ開発にはまりました。で、ある時期、ちょっと体調がおかしくなった時、夢で、巨大な怪獣が火を噴いて、わたしを焼こうとする。その時に、巨鳥がやってきて、その翼で、わたしのカラダを包んで保護したという夢を見ました。ヨガ関係の本で、比較的指摘されていないことは、クンダリニという女性力を開発する時に、それだけでは暴走して危険なことになる。山手式に言うと、身体の中に代謝毒がたまっていると、それと結合して、ガン組織のようなものを作り出す。だから、それを除去するために脱カルマしなくてはならないという話が、欠けやすいということです。

 でも、代謝毒うんぬんよりも大事なことは、解放される女性力に対して、それに釣り合う男性力が同時に働かないと、胸の位置での放射状の翼はできないということなのです。これは下から作って、次に上を、というような段階的な開発でなく、同時に進まないといけないというニュアンスです。もたもたしてると、その間に、焼かれてしまう。(そういう事故の話はたくさん聞いた。)

 この場合、上がなくて、下の女性的、あるいはメルキゼデク式に言うと、地球四面体が活発に活動すると、それはコントロールを奪われて、かなり迷惑な事態に陥ります。生活が。

 簡単な話として言うと、女性的な要素と男性的な要素が、片方だけが強く働く場合、もう片方が、地上の異性に投影されて、縛られてしまい、マカバは飛ばないということです。自身の中に、男性と女性が両方所有される。これは錬金術師の「女性の所有が目的」というものと似ていますね。

 で、わたしがクンダリニを開発していた期間、最終的には、腰から上がってくる活力に舞い上がるような感じになり、それまで虚弱体質だったのに、顔色が変わり、そして、何か荷物を持ちたくてしかたがないというか、坂を上がるときにも、後ろから誰かが押しているのではないかというくらい、上に上に、どんどん足が上がっていくという状態になっていました。これはほんとに劇的で、びっくりしました。その頃は山手式脱カルマも毎日やっていたし、人にも勧めた。はっとするほど効果があった。

 正中線みたいな軸がまっすぐ通らないと、まず下の結晶と上の結晶が揃わないし、さらには、先ほど書いた、どちらかの四面体だけがもっぱら機能しても、もうひとつは環境に依存してしまい、そこで重くなって、マカバは浮かない。男性の場合には、とくに女性の所有が必要で、そして女性の場合には、男性の所有が必要。自分の構造は、そのまま生活に投影されるので、人生の中で、この男女に関わるような自分の生活スタイルから推理してもらってもいいかもしれない。異性関係というのは、相手を借りて、そこで学習することで、マカバが飛翔するには、超地球的な女性力が必要でしょう。そしてそれに符合するのは、超地球的な男性力で、両方がこういうので構成されてしまうと、講談社の編集者がうさん臭いと思うような山手氏の世界ができあがる。つまり感性が、居酒屋で、みんなで雑談して、職場の同僚の噂話をしたりするような、ローカル的なものが欠けてきて、あの人何者?的な違和感がある感じになるかもしれないです。

 で、わたしはある日、山手ヨガに興味があるあまり、手紙を出したことがあります。山手氏に。返事はありませんでした。手紙を出す直接のきっかけは、山手氏を夢の中で見たこと。山手氏は、ブラジャーをつけて、半裸でオカマ踊りをしていて、動作が素早く、それがあまりにも面白かったので、こういう夢を見ましたという書き出しの手紙でした。もちろん意味はわかりますよね。女性力と男性力が、一体化している姿です。それをちょっと漫画的に表現したものです。

 このマカバは、日本とか中国とかだと、伝説の「鳳凰」ということですね。鳳は雄、凰は雌、羽ある生物の王という話しになっている。たとえば、高尾山の聖者、ささめ老人は、紅卍結社の日本代表でしたが、鳳凰に乗って台湾を旅してきた、という話をしていた。法隆寺の金堂などにも、天人と鳳凰が描かれているということですね。

手塚治虫の火の鳥などでは、鳳凰とフェニックスが一体化していると思うけど、フェニックスは太陽に向かって飛び、灰になり、また蘇る。

 この違いというのは、たぶん、クンダリニにたとえられる女性力のエネルギィソースが、地球の大地から引き出したものだと、太陽系の外まで飛ぶことができず、太陽の次元で無化される。で、また地上で蘇るというものでしょう。

 たぶんハータックが言ってたマカバに乗って、オリオネスまで、という場合に、女性力が、太陽系内部にあるレベルでは、燃料が足りず飛ばない。つまりフェニックスだととうてい無理。より深くて重い素材から女性力を引き出さないといけないことになります。もっとも重いものは、シリウスBにある、という話だけど、重いものは燃えると、より強力な力を引き出す。

 で、メルキゼデクは、マカバに乗って故郷に戻る、ということを述べている。マカバに乗ることでしか故郷には戻れない。例の超軽量グライダーに乗ったOOBEの話ですが、あのOOBEで行った惑星は、わたしの故郷だす。ただし過去の、ではないかもしれないが。故郷というと、恥ずかしい。というのも、あまりにも洗練されすぎていて、それを見ると、急に自分が泥の固まりに見えてくるのです。わたしがそこに関わっていると言うだけでも、はばかられるような恥ずかしさを感じる。

 で、急にここで思い出したのですが、あのOOBEが始まる前に、わたしは妙なことをしていた。

 それは、いつものように、変成意識に入るというか、瞑想状態に入る時に、何を思ったか、突然、腹に六角形を思い浮かべたのです。すると、痙攣するように振動が起きて、カラダ全体が、いきなり何かに運ばれた。そして吹っ飛ばされて、あの惑星に行くというOOBEが始まったのです。

 マカバの星型二重四面体は、当然幾何図形なので、その中にまたさらに図形を描くことができる。もしかして、マカバは、腹のあたりに、操縦するためのミニ・マカバがあるのかもしれない。わたしはそれをわけもわからずスイッチ入れて、いきなりエンジンがかかって飛び始めたのかもしれない。

 それと、あの惑星は、惑星と言っていたけど、実は球形でなく、上のほうにふやふやしたカラフルな花びらのようなものがあり、さらに、たくさんの管が集積したような固まりだった。上のカラフル花びらから、わたしはそれを、ひとりでフラワー惑星と呼んでいた。たくさんの管の集積は、モンロー研の坂本政道氏が言う、クラスターの集積だと思います。なので、あれは巨大蜂の巣。惑星ではない。

 松果腺の話になりますが、ドランヴァロ・メルキゼデクは、プラナを呼吸しないと、松果腺は退化するというようなことを述べていて、これはマカバの上の男性的な、つまり太陽四面体に直結した機能だと思う。つまりは、マカバのそれぞれの四面体の、下は拡張クンダリニ、上は拡張松果腺を頂点にする。

 松果腺は、太陽に同調するけど、原始的な松果腺は、原始的な生物の松果体と同じで、そのままラ太陽の光線に反応し、たぶんプラナを吸い込んだ本来の松果腺は、ド太陽に同調する。より上位の力と接続するのは松果腺しかないので、地球的男性力から、超男性力にシフトするには、松果腺を本来機能に回復させるしかないでしょう。

 メルキゼデクは、松果腺がプラナを通さなくなると、わたしたちは「ただ一つの現実」しか受け取れなくなるという話を書いている。24ページ

 これは肉体に縛られた、空間的な視点。身体を中心にしたリアリティのこと。松果腺が機能していない場合の視点は占星術で言うと、地球中心主義的なジオセントリック占星術のことですね。で、身体から離れた、もっと中心的な視点というのは、ここで占星術にたとえると、ヘリオセントリックのことだ。太陽の本来の役割を取り戻しているわけだから。

 松果腺が機能すると、この両方のリアリティが行き来することになるのだけど、たぶん、異なる個体との意志疎通は、意思疎通のプロトコルとなる「同期信号」が必要で、これはこの太陽系では、ド太陽にするのが一番でしょう。片方だけでなく、ジオとヘリオ両方が必要だ。

 マカバはよく知られているものだった。特に新しい概念ではなかった。で、上と下の結晶の結合体は、変化し、成長する。つまり、より拡大された、あるいは上昇したマカバは、たとえば、これまでの下に対して、新しい上をつけたり、また新しい下をつけることで、上がそれに同調する努力が始まるとか、上と下の組み合わせを変えることで、いごいごと成長する。

 ジョシュア・ディヴィッド・ストーンの「ライトボディ構築の一部は、エネルギー・フィールドやシステム全体へ、より高次のライトボディを一つずつアンカリング[降下固定]することです!マスターたちが私に伝えるには、より高次のライトボディがアンカリングし活性化される時は、常にマカバがそれを引き起こすとのことでした。マカバこそが、人のエネルギー・フィールドを取り巻く、最も外側の身体なのです。」という内容は、六角形の意味と似ていて、六角形は片方の部品を引き寄せるということです。

 もっとも卑近なマカバは、異性関係を引き寄せる。自分にフィットした相手を引き寄せた場合には、これはシフトしない人生になる。少しいままでの自分よりも範囲の大きな相手。上手にそれを習得できたら、マカバは、少し上位の力をアンカリングできる。異性関係とか仕事とか、何か環境の何かとの結びつきが重要なのではなく、それに触れることで、自身の中にそれが習得されるということが重要ですね。

 で、異性関係の場合には、これはたいていの場合、例外はあれど、肉体的な壁に阻まれた視点なので、プラナでなく、光が入ってくる松果腺世界でもあり、松果腺が、物理的なリアリティを超越するためには、女性原理と男性原理を、二足方向的に、ひとつずつシフトしながら、拡大すると良いと思うけど、この六角形の「片割れに影響を受けて、しっかり染まってしまう」原理を応用するのだったら、やはり頭痛くならない一番簡単なアプローチとしては、太陽系の外にいる生命体に接触して、そこから超男性力と超女性力の結合体を学習することが一番頭使わない方法かもしれない。物質的に存在しない相手。これを対象にするという後期チベットの修行は、マカバを作るのにも貢献したわけですね。上と下のサイズがぴったりかみ合い、軸が揃うと、ずれ成分としての欲求が消える。

 わたしたちの身体には、太陽系をこえる、微細な物質も含まれている。というのも、太陽系は銀河系の中にあり、そういう意味では、銀河系の物質に浸透されているわけだから。なので、それを引き出せば、太陽系の外に飛び出すマカバの下の三角は構築できるでしょう。退化した松果腺の視点から、つまりは科学的には、この物質は決して検出されない。

 ヴィジョンに似合うパワーが引き出される法則なわけだから、上三角のヴィジョンを拡張して、それに似合った素材を抽出すると良いですね。

 今日のヘリオの地球度数は、山羊座の12度、自然の法則を講義する学徒の度数です。さっき、ヘミシンクの5-4、フォーカス15入門やって、時間と空間のない世界を浮浪したら、びっくりするものを見てしまった。昨日の夜、フラワー・オブ・ライフぱらぱらとめくっていて、ネフェルティティの像の写真での後頭部が、1999年に、「お母さんだよー」と言って、わたしのとこにやってきた黒塗り怪物の頭とそっくりと思ったことが引き金だ。

ps、いま思い出したけど、わたしが六角形を思い浮かべる直接のきっかけは、チベットの瞑想の本を読んで、「潜在意識は図形に向かって上昇してくる」という内容を読んだことでした。あまりにも深いトランスレベルでは、脳波がゼロ状態になり、すると脳が次々と破損を始める。それを食い止めるために、最低限、ぎりぎりの単純な図形を思い浮かべるのだと説明してありました。

-------------------------2008年7月5日 6:30:49

>7月3日、瞑想で腹に六角形を思い浮かべるというのは、オーラソーマでいうところの「リインカネーショナル・スター」を設定して、誕生時のプログラムを再生したのかなと思いました。

>市販のマカバ水晶には、五角形も見えるものとそうでないものがあるようです。どっちが本当のマカバなんでしょうか。

>わたしの持っているものは五角形も見えます。

六角形は、腹というか、腹と胸の中間あたり。

ドランヴァロ・メルキゼデクは、第二巻で、グルジエフ的オクターヴを比較的単純にチャクラとか

マカバに当てはめていて、これはかなり無理があるのではないかと思ったけど、

それでいえば、胸のチャクラに行く前の、下の三つのチャクラと、上位のチャクラを繋ぐための

「半歩」の部分、つまり半音の欠損部分に、六角形を入れて、補填したということではないかと。

マカバ水晶は、マカバとはほとんど関係ないと思います。それはもうダジャレのような効果しかないのでは。

マカバというより、話しを元に戻して、昔から伝統的に考えられているメルカバにしたほうがわかりやすいのではないかと思った。