チベットで最も愛される観音菩薩の真言「オームマニパドメフーム」
この真言は「蓮華のなかにましますマニ宝珠」という意味を持ちます。雫のような形のマニ宝珠は潜在意識(球)と顕在意識(氷山の一角と表現される)が一つになった象徴(故に願望実現の象徴ともいわれます)
宝珠そのものの意味は十字架が上についた球体。まさに蓮華からマニ宝珠が生まれるというシンボリズムと一つになります。自分の十字架を背負い、重荷を負って歩くといわれる人生、修行に例えられる人生、人生は不条理に満ちた泥土のようであるのかもしれません。その泥土の中で命を得、生かされ、花を咲かせる蓮の中に潜在意識と潜在意識が一つになった(自己一致した)意識は生まれる。泥土はそこに根差すとき、養分を与え、命を育み、潤す恵みの地となる。
今ある息をみんな吐き切ります。ゆったりした呼吸、深い呼吸をするだけで、意識は深い意識へと誘われてゆきます。
【基本的な呼吸法】
① 両鼻で呼吸、腹式呼吸、背筋は伸ばし、肩・腕の力は抜く
② 4秒・4秒・4秒(1:1:1)で息を吸い、止め(=保息)、吐く(前屈して息を吐き切る。吐く時に弛緩する)保息は強い集中が行われる幕間でありエネルギーが充填されるときです。
③1:1:1のリズムを1:2:2 のリズムにする。
【ロータス瞑想】
できれば蓮華座を組んで座る。(胡坐でもよい。)身体を左右に揺すって会陰を床につける。
頭頂を糸で引き上げられるイメージで背筋を伸ばし、百会から会陰まで気の柱を立てる。
蓮華印(両手を合わせ 親指、小指は合わさったままで 他の指は開く)を組む。
吸う息とともに膨らむ胸の感じ、吐く息とともにしぼむ胸の感じ・・・呼吸に意識を向ける。
2,大きな蓮の花をイメージします。
その大きな蓮の花の真ん中に自分は座っているとイメージします。
3,会陰を意識した呼吸をゆっくり5回。
息を吐くときには、自分を覆うように花びらが閉じていき、
吸いこむと同時にリラックスして花びらが開いていくとイメージします。
開いた指も吐く息とともに閉じ、吸う息とともに開きます。
4,花の開閉に合わせて5回ゆっくり会陰呼吸。
5,合掌して終了。
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