睡眠の質

フェースブック・池内 秀暢さん投稿記事

· ■自分の健康力を知るうえで、もっとも簡単なのは「快食・快眠・快便」

今の時期に当てはまる方も多いのでは?  再投稿♪

現代人は慢性的お疲れの方が多いと聞きます。 「睡眠の質が良い」 という事は

健康力・治癒力を働かせるために重要なチェック項目の一つととらえています。

睡眠の質が良いとは・・・単に睡眠がとれるという事だけではありません。

①定時になると眠くなる

日中の活動が心身共に良い状態にて行われ、私たちの活動エネルギーが正しい方向に昇華され、心の充足感や自律神経系・ホルモン系などの生体調整がうまくいっていることを表す。 日中・・・精神と肉体の活動量が少なくバランスを欠いているとこのようにはいかない。

②睡眠中・・・途中で目が覚めない

心身が満たされ、身体が休息状態にて本日の活動による、各細胞の修繕・修復・成長 が睡眠中に生じている。 明日からの活動に備えリセットしているわけです。

途中で目が覚めるという事は、これらの生体内の活動に問題が生じている可能性があります。

③呼吸が安らかでスムーズである。

いびきをかいたり、荒々しい呼吸であったり、歯ぎしりをしたり、中には途中で呼吸が止まったりする方もいらっしゃいます。 これらには心の問題も含み心身のバランスが崩れているサインです。

④寝起きが気持ちいい

理想的睡眠が行われている時は、起きた時によく寝たな・・気持ちいいな・・という満足感があります。 朝目覚めた時にこの満足感が得られているようでしたら、睡眠の質は問題ないと思います。

一日の始まりは朝にあります。 目ざめが良いという事は、その一日が充実した素晴らしい一日と自然となっていきます。

この睡眠の質は、慢性疲労・蓄積疲労と大きな関係があるようです。以下…心療内科医の堀史朗医師のお話し・・・

「累積疲労は、体の疲労が心の疲労にも移行する。放置すると、パニック障害や、うつ病、過労死にもなる怖い病気です」。心療内科医で、「累積疲労」という病名の名付け親でもある堀史朗さんは、そのメカニズムを説明する。

 疲労がたまってくると、血管の9割を占める毛細血管と、リンパ管がつまりやすくなる。また、体の細胞を修復する成長ホルモンの分泌が減って、死んだままの細胞がたまっていく。こうして、体のだるさを感じるようになる。

 さらに、胃腸が弱り、栄養素が消化・吸収できなくなる。特に、ビタミンや微量の重要な栄養素が吸収できず、消化や運動などの生命活動の中心でもある酵素の活性も落ちる。ますます、毛細血管がつまりやすくなる。

 こうした中で、脳の毛細血管がしだいにつまっていくと、理性をつかさどる大脳の前頭前野の働きがゆっくりと衰え、神経回路網もだんだん荒廃していく。

 「つまった末梢(まっしょう)の細い血管が体内、特に脳に増えていくのが、累積疲労の要因だったのです」と堀さん。治療は、患者の毛細血管をひろげたり、修復したりして、末梢循環を改善することを重視している。

 疲労回復に睡眠が大事なのは言うまでもないが、睡眠は体の細胞を修復し、疲れをとる成長ホルモンが分泌する大切な時間でもある。だから、短時間の睡眠では成長ホルモンの分泌が十分でなく、疲れがとれない悪循環を引き起こしてしまう。

 「仕事などで平日の睡眠時間が不十分な人は、週末など休める時は少しでも長く寝てください。成長ホルモンの不足を取り返し、疲れを早く解消すべきです」