女峰山

女峰山 (にょほうさん)は日光市の北側、男体山の北東約7km地点にある標高2,483mの成層火山である。. 日光三山のひとつ。. 日本二百名山のひとつ。. かつては旧・日光市と旧・栗山村(現在は日光市に合併)の境とされた山で、女貌山、女体山とも呼ばれる。. いわゆる日光表連山の東に位置し、日本国内では女峰山より東にこれより高い地点はない。. 山頂には二等三角点「女峰山」(標高2,463.5m)が設置されている。. 35万年前ころから噴火をはじめ、平均して1万年に1回の割合で噴火を繰り返したが、8万6000年前を最後に噴火を停止し、開析が進んだため山頂は鋭くなり、日光連山の中で最も尖った外観となっている 。. ...

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https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E5%B1%A4%E7%81%AB%E5%B1%B1【成層火山】 より

成層火山(せいそうかざん 英: stratovolcano)とは、ほぼ同一の火口からの複数回の噴火により、溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山のこと。地形と内部構造によって類別された火山形状の一つである。

日本を代表する成層火山の富士山

複成火山であり、その火山体の形成までには複数回の噴火を必要とする。ほぼ同一の火口から噴火を繰り返すことにより、火口の周囲に溶岩および火山砕屑物・火砕流堆積物が積み重なり、火山体が形成されていく。火山体は溶岩および火山砕屑物・火砕流堆積物などの互層であり、それが層を成していることから、「成層」の名が付いた。なお、山体構成物は上記のほか、泥流堆積物も含まれる場合がある。

噴出口が同一であることから、火山体の形状は円錐状となる。円錐状であるために、しばしば広大な裾野を持つ。山体の傾斜は、火口に近いほど急であり、離れるほど緩やかなものとなる。中心部は噴出物の供給が多く、供給速度も大きいので、溶結したアグルチネートや溶岩が卓越し、離れるに従って非溶結火砕物の割合が大きくなる。マグマの性質としては、玄武岩から安山岩、デイサイトなど多様である。爆発的な噴火による火砕物の生成が必要であり、揮発性成分が多い島弧や沈み込み帯の火山に多く見られる。

活動期のものは、噴火により山体構成物が供給されるため円錐状をなすが、噴火が休止すると特に火口部周辺は傾斜が急なことと一部に火山砕屑物・火砕流堆積物を中心とした崩れやすい地質もあり、比較的早い速度で侵食が進み、山体形状が変化する。

寿命 編集

火山学者の守屋以智雄によれば、日本の成層火山の活動は4期に大別され寿命は約50万年であるとしている。活動期間中に溶岩の性質、活動様式を変化させ一定の変化を辿る[1]。

活動の経過

第1期:粘性の低いマグマ由来の噴出物で急速に成長、急峻な円錐形の山体を形成。(例:富士山、クリュチェフスカヤ山)

第2期:マグマの粘性が高くなり、ガスと共に爆発性の噴火を起こす。

第3期:更にマグマの粘性が上がり、爆発性の噴火に移行する。

第4期:カルデラの形成、軽石、火砕流の噴出、溶岩ドームの形成などが数回。

主な成層火山


http://lance2.net/tozan/z153.html 【開析谷(かいせきこく)】 より

開析谷とは、一定の連続性をもつ地形が、浸食によって谷が形成され、上空から見ると地形面に無数の溝があるように見える。

断層がある地形や、火山層がある地形に形成される。比較的新しい断層や火山においては浸食の影響は少ないが、年月が経過するにつれてだんだんと開析谷が形成されるようになる。この開析が進むほど、谷は大きく深くなり、また周囲も新たに開析されるので数も増える。やがて地形上にはたくさんの開析谷が形成され、まるで表面が削られたかのように小さくなる。開析の原因は火山活動あるいや降水による浸食などがある。

原型の推測には、残された尾根部分などをつなぐことで、おおよそに姿形を把握することができる。開析された山地はやがて大地のように平らになっていく。なお、開析は山地だけなく、平地でも形成される。関東平野では地下水によって開析された開析谷が点在しているが火山灰土に覆われているため見えない。現在でも東京では地名に「谷」がついている場所はその名残である。