https://moo-yama-heiwa.ssl-lolipop.jp/sub-1-mt-2-137-harunasann.html 【榛名山】より
【 概要 】
・ 群馬県のほぼ中央部、利根川を挟んで東の赤城山に対する火山で、上毛(じょうもう)三山の一つとして古くから地元の人に愛されてきた山。
・ 榛名山とは山の総称でその名をもつ山はなく、最高峰は掃部ヶ岳(かもんがたけ)で1448m。
・ 山体は二重式火山で、外輪山は輝石(きせき)安山岩で構成され、円錐型をなし、掃部(かもん)ヶ岳(1,449mで最高)。
・ 二重式火山である榛名山は、外輪山・中央火口丘・側火山などの幾つもの峰々で構成されている。
・ 榛名湖を取り囲むように連なる外輪山とその寄生火山は、ほとんどが登山の対象となっている。
・ 底面の直径約20kmの大型の成層火山。
・ 侵食が進んだ輝石安山岩の主成層火山の頂部に、径2km×3kmの小型のカルデラがあり、数個の角閃石デイサイトの後カルデラ溶岩ドームがある。
・ 内側のカルデラは、東西4km、南北2.5kmの楕円形。火口原の沼ノ原、火口原湖の榛名湖がある。
・ 活動史は複雑で、主成層火山の形成後、山体の破壊・再構築、数回の火砕流の流出、2回のカルデラ形成などが起きた。
・ 溶岩ドームはカルデラ中央の榛名富士のほか、主山体の東斜面にかけて東西方向に数個あり、その最新のものが二ツ岳である。二ツ岳北麓に伊香保温泉がある。
・ 約1万年前に山体の東部で山体崩壊なだれ)が発生し、その直後に水沢山溶岩ドームが形成された。この活動以降、顕著な火山活動は発生しなかったが、5世紀に活動が再開し、6世紀中頃までに3回の噴火が発生した。6世紀の2回の噴火は規模が大きく、大量の降下火砕物や火砕流も噴出した。現在の二ッ岳溶岩ドームは、最新の噴火に伴って形成されたものである。
・ 中央火口丘の榛名富士 : 榛名山のシンボル的存在である榛名富士(1,391m)の山頂まで登ることのできるロープウェーがある。
・ 山頂駅からさらに階段を上ると榛名山神社がある。
・ 榛名富士は、南麓から山頂付近までロープウェイが通じ、観光として気軽に頂上に立つことができ、その頂上には富士山神社が祀られ、展望も良い。
・ 榛名富士の山名は、その山容が富士山に似ていることに由来し、古くは伊香保富士とも呼ばれた。『万葉集』にも詠われている。
・ 榛名の外輪山や寄生火山は、1時間程度で登れる。
・ 榛名山に関係する伝承では、巨人ダイダラボッチが、富士山、浅間山、榛名山を競争で作り、あと一息というところで富士山のだいだらぼっちが勝ったという民話や、榛名神社が諏訪神社から井戸を通して食器を借りたという民話や、弘法大師が杖を刺して井戸を掘ったという民話が残っており、山岳信仰が盛んだったことをうかがわせる。
・ 榛名山は古くは「伊香保嶺いかほね」「伊香保の嶺ろ」と呼ばれ、『万葉集』東歌にも詠われている。榛名湖は伊香保沼と呼ばれていた。
・ 「榛名」の名称は『延喜式・神名帳』に伊香保神社とともに榛名神社の名がみえるのが初め。
・ 二ッ岳北東斜面にある伊香保温泉は6世紀末の榛名火山最後の活動による名残りといわれる。
・ 伊香保温泉の温泉街中心を通り抜ける約33段の石段の最上に伊香保神社、榛名山の南側斜面に榛名神社がある。
・ 二ツ岳は6世紀末に噴火し、大量の軽石を噴出。榛名山中最も新しい火山。
・ 花の見ごろ
5~6月 ・・・ ツツジ(ヤマツツジ、レンゲツツジ、トウゴクミツバツツジ)。
7~8月 ・・・ ユウスゲ:沼の原一帯、アヤメ、シモツケ、クガイソウ。
【 榛名湖 】 *古名: 伊香保沼 *面積: 1.15k㎡ *深さ: 12.5m *周囲: 6km *標高: 約1,100m。
【 湖畔の宿記念公園 】
・ 湖畔の宿記念公園は、榛名湖の北西端、ゆうすげ元湯にある。
・ 公園からは、榛名湖や榛名山などの山々がとても綺麗に見える。
・ 公園には、「湖畔の宿」を記念した歌碑や像があり、昭和のヒット曲「湖畔の宿」のモデルが榛名湖であったことから、それを記念して作られた公園。
・ 広場には、「乙女の像」の彫刻やセンサーでメロディーが流れる「湖畔の宿」の歌碑がある。
・ 山の淋しい 湖に 一人来たのも 悲しい心 胸の痛みに 耐えかねての歌詞。
・ 榛名湖と榛名富士を一望する展望広場が中心で、覗き岩からの展望に次ぐ、最高の展望所。
(~フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
【登山コース 】
・ 外輪山を結ぶコースと各寄生火山直近の登山口からのピストン。
《 ① 掃部ガ岳 (かもんがたけ) 1,449m 》
・ 榛名湖畔西側の国民宿舎“吾妻荘”傍の掃部ガ岳登山口駐車場からのピストン。
《 ② 榛名富士 (はるなふじ) 1,391m 》
・ 榛名富士の登山口傍の広大なビジターセンター駐車場。
《 ③ 相馬山 (そうまやま) 1,411m 》
・ ヤセオネ峠の駐車場傍の登山口。
・ ヤセオネ峠から伊香保温泉まで『関東ふれあいの道』が整備されている。
【 登山記録 】
137. 榛名山 -6
2020(令和 2)年11月 4日(水) 晴 往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 標高差 410m
練馬IC 4:00 ≫ 高崎IC ≫ 浅間隠し山登山口P → 7:40 浅間隠し山 → 浅間隠し山登山口P 8:30 ≫ ビジターセンタ P 9:10 → 榛名湖畔散策 → 榛名富士登山口 10:15 → 11:00 榛名富士(1,391m)山頂 11:10 → ゆうすげ元湯 11:45 → ビジターセンタ P 12:10 ≫ 榛名湖畔散策 ≫ 伊香保温泉 → 散策 伊香保温泉 泊 ※ (翌日 赤城山)
【 コメント 】
・ コロナは当分収まりそう無い状況ですが、コロナ対策を充分した上での登山を始めてます。
・ 今回も、紅葉の2年ぶりの榛名山ハイクとしました。
・ ようやく安定した秋晴れ予報が出されたので、紅葉真っ盛りの榛名湖畔の写真撮影を目的に、山行実行。
・ 今回は、榛名富士だけとし、掃門ヶ岳はパス。伊香保温泉へ移動し、翌日赤城山登山としました。
・ GOO TOキャンペーンのせいか、平日にもかかわらず、多くの人出が榛名湖湖畔を散策、ロープウエイで榛名富士山頂に向人も大勢いました。
・ ビジターセンター前の非常に広い駐車場に駐車、周辺を散策後、標識に従って登山口へ向う。
・ 山頂までの標高差は約310mで、傾斜の緩目の歩き易い登山道で、40分弱でロープウエイ山頂広場に到着。
・ 山頂展望所から、眼下に広がる榛名湖外輪山、赤城山や上越の山々の展望が得られました。 富士山も微かに見えました。
・ 木段の歩道を登り、榛名富士浅間神社へ参拝。
・ 下山は、ゆうすげ元湯コースで周回。
・ この下山道はあまり利用されてないようで、整備も悪く、以前より崩壊が更に激しくなった急坂の続く登山道をスリップに注意しながら慎重に下る。
・ 下山口からは、湖畔の遊歩道を、紅葉を眺めながら歩き、ビジターセンタ駐車場に到着。
・ 湖畔周辺の紅葉と榛名富士の風景写真を再度撮りました。
・ 午後、「榛名神社」へ立ち寄りました。
・ 明日、赤城山登山のため、今夜は伊香保温泉に宿泊(伊東園ホテルG:金太夫)しました。
・ 夕方、伊香保温泉の名所“河鹿橋”の紅葉と朱色の欄干のライトアップを見に行きました。
* 危険個所
・ 榛名富士山頂からの下山道の、崩壊個所。ロープがあるので捉まって下る。
* 充実した気分で気持ちの良い感謝の一日、山行になりました。
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