拾遺放光 柿本多映句集 〈高橋睦郎 選〉
柿本多映句集・高橋睦郎編『拾遺放光』深夜叢書
ピアノ鳴る家や西日の鬼瓦 柿本多映
満水の池を覆へり春の空 同
何喰はぬ顔の出てくる氷室かな 同
陽炎を跨いで入る非常口 同
八月の鯨のやうな精神科 同
満水の池??? 春の長雨を連想します。
https://tenki.jp/suppl/yamamoto_komo/2019/04/11/28975.html 【春に雨が多いのはなぜ?「春雨」と「春の雨」は違う?】 より
春に雨が多いのはなぜ?「春雨」と「春の雨」は違う?
3月下旬から4月下旬に美しい桜にかかる雨のことを「花の雨」と呼びますね。
乾燥した冬の季節から一転し、春にむけて空気が潤い、一雨ごとに木の芽、花の芽がふくらみ生き物達が活発に動き出します。さらに、ちょうど菜の花が咲くころに曇りや雨の日が続くことがありますが、このような雨を「菜種梅雨」や「春の長雨」と言います。
本日は、多彩な春の雨についてみていきます。
・春雨(はるさめ)
3月下旬から4月頃(旧暦の2月末から3月)にかけていつまでも降り続く地雨のようなしっとりした雨。
「花散らしの雨」とも呼ばれる。立春から3月初め(旧暦の正月から2月の初め)に降る「春の雨」とは区別し、それ以降を「春雨」としている。
・春時雨(はるしぐれ)
春に降る時雨のこと。時雨は晴れたと思ったら降りだし、降りだしたと思ったら止むを繰り返す定まらない雨のこと。
・小糠雨(こぬかあめ)・ひそか雨・ぬか雨
春先にしとしとと降る霧雨。
・桜雨、花の雨
桜の花にかかる雨。桜が咲く3月下旬~4月上旬に降る雨のこと。
・花時雨(はなしぐれ)
桜の時期に降る時雨のこと。
・春霖(しゅんりん)
3月から4月にかけてぐずつく雨。「春の長雨」とも呼ばれる。
・発火雨(はっかう)
二十四節季の「晴明」の頃、しとしとと静かに降る雨。「桃花(とうか)の雨」「杏花雨(きょうかう)」とも呼ばれる。
・軽雨(けいう)
春に少しだけ降る雨。
・雪解雨(ゆきげあめ)
冬に積もった雪を解かすようにふる雨。
・催花雨(さいかう)
花の育成を促す雨。「養花雨(ようかう)」「育花雨(いくかう)」とも呼ばれる。
雨に見立てた食べ物「春雨」は日本独自
日本の春雨は、発祥の中国や韓国と違った原料で作られています。日本の春雨の太さは中国と韓国の春雨の中間ぐらいで、サツマイモとジャガイモのでんぷん質を使います。この二つの原料の割合で食感が変わってきます。麺の特徴は、柔らかくてモチモチとした食感で、サツマイモのデンプン質を使うことにより麺にコシと粘り気が出て、ジャガイモのデンプン質を使うことにより柔らかくとろみのある麺に仕上がります。
日本の春雨は、中国発祥の緑豆などのマメ科のでんぷん質を使ったものより熱に弱いので、伸びやすく煮くずれしやすい反面、煮込んだ時に調味料が染み込みやすい特徴があります。熊本県には中国料理人由来の太平燕(タイピーエン)があり、緑豆春雨を使った具だくさんの麺料理が有名です。日本国内では、奈良県が主な産地で、桜井市と御所市で全国の生産の約6割を占めています。中国発祥の春雨が日本に伝わったのは鎌倉時代という由来があります。禅宗の僧侶により伝えられ、江戸時代には中国式の精進料理・普茶料理の食材として使用されていたそうです。
春雨は昭和初期までアジアから輸入されており、唐麵や中国のフェンスー、凍麺などの名前で販売されていました。昭和初期に日本国内において製造が始まってから「春雨」と呼ばれるようになり、全国に広まっていったという由来があります。
中国の春雨・フェンスーは、緑豆春雨ともいわれ、リョクトウやえんどう豆のでんぷん質から作られています。製法は日本と同じ落下式製法で作られていますが、日本と違うところは、いったん冷凍して解凍するという凍結工程を行いません。中国の春雨・フェンスーの特徴は、日本や韓国のものと比べて、とても細くコシが強く麵で、ほどよい噛み応えがあります。熱に強いのが特徴で、加熱後に伸びにくく、煮崩れしにくいので、炒め物やスープなどあらゆる料理の食材として利用されています。
韓国の春雨・タンミョンは、サツマイモのでんぷん質で作られています。ジャガイモのでんぷん質より粘りがあるので、コシが強くモチッとした食感が特徴です。中国や日本のものと比べ太い麵で、熱に強く、伸びにくい麺で、野菜と炒めたチャプチェと呼ばれる韓国料理によく使われています。そのほか、炒め物料理に使われることの多い食材です。
まだ、冷える日もありますから、お鍋やスープでいただくと温まりそうですね。
春に雨が多いのはなぜ?「春雨」と「春の雨」は違う?_画像
新しい元号の「令和」は、日本の古典を典拠とする初めての元号で、「万葉集」の「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」からきています。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうで、日本独自の文化を大切にしながら、平和に感謝し次代の発展を願う美しい元号となりました。
春が深くなるとともに、空気が潤いが増し、雨上がりに綺麗な虹が見える「清明せいめい」の「虹始見にじはじめてあらわる」季節ももうすぐです。
入学式や新しい季節も始まり1~2週間、疲れもでやすい時期ですので、温度差に対応できる衣服やスカーフ、カイロなどのアイテムで工夫して参りましょう。
http://www.pefmix.com/ike.html 【池と湖の違いって何?】
こんなに大きいのに 池 なの???
な~んてビックリした経験はないですか・・!?
『これって、 湖 だよぉ~』 って思うような大きなものも池だったり。。。
『???』
『う~ん、わからなくなってきたぁ~~~ 』
では、池と湖とでは、ふたつに明確な区別はあるのでしょうか?
結論から申し上げると、この二つには明確な区別はハッキリしていないようです。
ちなみに、鹿児島県には水深が56メートルもありながら、その名も「鰻池」という「池」が存在しておりますし、観光名所としても名高い「尾瀬沼」も水深が8メートル以上ありながら!!
その名を「沼」だといいますからとっても驚きです。
つまり固有名詞には純然たる区別がなく、判断基準にはならないようです。
一般的な区別を記すとすれば次のようになります。
池
人工的につくられた小型の水溜りを言いい、貯水池、農業用のため池なども「池」に区別されます。
また、自然に土地が窪んだ場所に水が溜まった天然のものも「池」と呼んでいる場合もあります。
湖沼などに溜まった水は、陸水と呼ばれますが、これは火山の噴火など地殻変動によって、まずは広くて深い湖ができ、土砂や動食物の死骸などが推積して浅くなっていきます。
こうして池や沼へと変化してゆき、いずれは長い年月を経て陸地に戻っていきます。
湖
水深が5~10メートルくらいの湖沼のことを言います。
水深が5メートル程度で、水生植物が水底に生えるものは「沼」。
それと泥土が多いことも「沼」の特徴ですが、こちらにも澄みきった「沼」
という例外もありますので呼び名は地方によっても様々なようです。
なお、クロモ、フサモ、マツモ、などの植物が岸辺の浅瀬にしか生えない
湖心部(中央)に植物が生えないのが「湖」の条件にもなっています。
つまり!「湖」も「池」も「沼」も地球レベルでいうと同じようなものですので、あまり区別までにはこだわらない方がよいかもしれません。
◆まとめで~す◆
5メートル以下の水深を「池」と呼び、5メートル以上の水深を「湖」と呼んでいます。
しかし、呼び名には、数多くの例外もあるようです。
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