http://www.rinnou.net/cont_04/myoshin/2008-02a.html 【姿より香りに生きよう】より
寒い冬を乗り越えて梅の花が開き、まわりになんとも言えない良い香りが漂っています。バラや牡丹のような派手さはありませんが、清らかな感じを与えます。
花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀せんだんもタガラの花もジャスミンもみなそうである。しかし、徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る。『真理のことば』中村元・訳
「岩波文庫」
金木犀のように四方に芳香を放つものでも、やはり風上に香ることはありません。しかし、すばらしい人の「徳」の香りは風下だけでなく四方へと漂っていきます。
人は、お金もちになったり、高い地位に就くとどうしても自分のことを自慢したがるものです。自分のやったことを忘れないようにと、自分で自分の銅像まで建てて残す人もいます。そのように自分は思っていても、いなくなったらすぐに忘れ去られてしまうことも分からずに、です。
人が見ているからやる、目立たないからしないというのではなく、自分の努めとしてやらなければならないのです。
京セラを設立された稲盛和夫氏はその著『生き方』のなかで、「働く喜びは、この世に生きる最上の喜び」として、
物事を成就させ、人生を充実させていくために必要不可欠なことは(勤勉)です。すなわち懸命に働くこと。まじめに一生懸命仕事に打ち込むこと。そのような勤勉を通じて人間は、精神的な豊かさや人格的な深みも獲得していくのです。
と述べられています。
人の批評ばかりを気にして、目立つところばかりをするという行いでは、立派な仕事はできません。目立たなくてもいい「あの人のおかげで」と感謝されるような生き方こそ、生きる価値の深いものだといえます。自分が望まれている、「あなたでなければ」と思われているところに、生きがいややりがいがあるのです。
最近はマスコミに取り上げられたり、派手なしぐさを売り物にしたりということを競っているように思われます。梅の花のように、派手ではないけれどいい香りを周囲に漂わせるような生き方をしたいものです。そうして、風上へも徳の香りが香るように。
https://note.com/k7726t0626s/n/na33158048e7b 【☆徳の香る人になるには自分を創ることー】 より
☆徳の香る人になるには自分を創ることー
昨日 中江藤樹先生の."明徳"のお話をさせて頂きましたが、次の言葉も通するところがあります(^^)
「花は香り 人は人柄」
見た目にいくら華やかで艶(つや)やかでも、造花には真に人を引きつける魅力はない。人もまたいくら実力があっても、傲慢(ごうまん)で鼻持ちならない人に人間的魅力はない。ではどうしたら徳の香る人になれるかそれは自分を創ること!
自分を創るとは?
一,人生に対して覚悟を決めること。覚悟を決めない限り、真の人生は始まらない。
... 二,、傲慢になるな、謙敬(謙虚で、敬い慎むこと)であれ、と教える。不遇の時には謙虚だった人が、うまくいきだすと傲慢になる。人間の通弊(つうへい)である。だが、傲慢になった時、天はその人の足をすくう。
三,誠実であれ、ということ。誠実は古来聖賢がもっとも大事にした人間最高の徳目である。あえてもう一つ加えれば、「久」であろう。久しく続けることで、人生の大則は揺るぎないものになる。ー致知出版社藤尾秀昭編集長の言葉より
なるほど 先哲から学ぶとても重みがある言葉ですね。
でも”徳の香る人”とはなんて素敵な言葉だろう♪憧れます!
私の場合まずは誠実に目の前の人を笑顔にし続けることが、自分を創り”徳の香る人”に一歩でも近づけるかなぁ・・・
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