「子どもは親を選んで生まれてくる」

https://note.com/spiritwind/n/ncfc7c69baa30 【「子どもは親を選んで生まれてくる」】

池川 明 (著) 出版社: 日本教文社  より

お母さんの胎内にいたころの記憶や、生まれる前の記憶を覚えている子どもたちは、じつは意外にたくさんいます。そして興味深いのは、子どもたちは「自分で親を選んで生まれてきている」ということ。たとえ病気や事故、虐待など困難な人生であってもまた流産や死産で無事に生まれることが叶わなかったとしてもそうなることを知りつつ、それでも子どもたちはどうしてもお母さんに会いたくて、必死で生まれてくるというのです。産婦人科医の著者が調査した、胎内記憶や誕生記憶、過去生の記憶、一度死んで生まれ変わるまでの中間生の記憶など母子の証言から胎児~新生児の心の世界が見えてきます。また胎児のいのちのも生まれてからのいのちも同じ尊さをもったいのちであることを真摯に受けとめられる書です。(出版社からのコメント)

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●生まれる前の記憶を語りだす子どもたちの語る内容は、細かい点は違っていても、だいたいのイメージは共通しています。

●それは、生まれる前は雲や空の上にいて、何人かの友だちとのんびり過ごしていた、というものです。その世界は平和で穏やかで、神さまや天使や妖精たちが住んでいます。そしてふさわしい時期がくると、自ら望んで、どのお母さんのもとに生まれるかを決めて、トンネルやはしごを通っておなかの中に入るというのです。

●本書では、大きく分けて四種類の生まれる前の記憶を紹介しています。それは、胎内記憶、誕生記憶、中間性の記憶、過去世の記憶です。

●研究によると、誕生記憶の内容は、実際の誕生の時間、場所、居合わせた人、使われた器具、生まれ方などにおいて、事実とかなり多くの共通点があるばかりか、本人でなければ知りえない状況まで含まれていることが明らかになりました。(この研究は、’誕生を記憶する子どもたち 片山陽子訳 春秋社 などにまとめられています。)

●アンケート調査の結果

・三人に一人の子どもに記憶がある。がしかし、子どもが自ら進んで話を始めたのは1%に過ぎず、ほとんどの子どもはお母さんの問いかけに答えるかたちなので、覚えていても大人には話さなかったという子どもも、沢山いたと推測されます。

・胎内記憶・誕生記憶は、六歳を過ぎると記憶の保有率が急に下がります。

・胎内記憶、そして誕生記憶でさえ、ネガティブな記憶よりもポジティブな記憶のほうが圧倒的に多い。

・誕生記憶より胎内記憶の方が保有率が高い。(約10%ほど)(要因としては、妊娠期間に比べて分娩時間がかなり短い。分娩中のストレス緩和ホルモンの分泌による痛みの忘却)

・帝王切開における陣痛の有無は、記憶の保有率にほとんど影響を及ぼさない。(要因としては、記憶を残すホルモンと消すホルモンが同時に出て、そのバランスで記憶が決まる??)

・お腹にいたときお母さんに話しかけられた赤ちゃんは、胎内記憶・誕生記憶ともに保有率が高い。

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本書のテーマは、子どもの過去世の記憶が符合するかの真偽を確かめるものではないとしていますが、霊界通信、退行催眠による中間性の記録と照らし合わせても、表現は違いますが、子どもたちが言わんとしている事は、ほぼ一致しています。

胎内記憶・誕生記憶は、六歳を過ぎると記憶の保有率が急に下がります。

というのは、イアン スティーヴンソン博士の研究の、

「話し始める平均年齢は3歳2ヶ月。大多数は、5歳から8歳までの間に前世の話をしなくなる。」

とほぼ一致していますね。

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「子どもは親を選んで生まれてくる」 と云われると、冗談じゃない、こんな親のところに生まれてくる事を望むはずがない!!と思われる方もいらっしゃるでしょう。また直近では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、児童虐待やDVの増加、コロナ離婚など家庭内にも多くの影を落としています。

これらに関しては、いずれ書こうと思っていますが、ここでは、イアン スティーヴンソン博士の研究のような事例が、日本でも行われているという紹介に留めます。

それにしても、霊魂があるとするならば、

霊魂は人の肉体に、どの時点で入り込むのでしょうか?

どうやって入り込むのでしょうか?

胎内記憶、誕生記憶は、既に肉体に宿った後の記憶なのでしょうか?

それとも肉体から離れたところで観ていたのでしょうか?

肉体に出たり入ったりもしているのでしょうか?

これらに関する情報は、霊界通信にもいろいろと出てきます。追って他の分野と共に紹介できると思います。

「スピリチュアルな風に吹かれて・・・・」 誰もが、独りでこの世に生まれてきて、そして、独りでこの世界を離れていきます。この宿命は変えることはできません。 どう生きればよいのか?誰もが悩み、答えを見出そうと、もがきます。日々の雑記と、わたしの今までの不思議な人生を綴ります。


https://note.com/shastahealing/n/nb3920b5590b7 【「目に見えない幸せな世界」】より

「いのちのやくそく 」(池川明、上田サトシ著、2016年8月1日、センジュ出版より発売)より抜粋して、少しずつ「マガジン『いのちのやくそく』」に書いています。

今回は、「目に見えない幸せな世界」です。

思いのほか多くの方から「死産、流産、中絶」などの経験をされたお話をお聞きすることがあります。

それぞれの経験は胸を引き裂かれるような苦しかったり、悲しかったりする思いがあり、それでもその思いを誰にも言えなくて胸の中に収めていることが多いのです。

30年も前に流産された方が涙ながらにお話しされたり、中絶された方がお話ししていて思わず涙を流されたりとされます。そして往々にして自責の念を持って長い時を過ごされている方が多いのです。

「死んだ後の世界がよく解らない」ということ、そして亡くなった後のたましいという存在が信じられないのが、自分を責めてしまう原因になるのだと思います。

死んだ後も、たましいの存在として、身体は無くてもそこにいるということが解れば、そして生きている人を応援するために、一緒の時間を過ごしたということが理解できれば、人生を前向きに進むことが出来るかもしれません。この章のエピソードは、そんな生きている人を応援している子どものお話です。

下記の関連情報もご覧ください。

・「23週でうまれた赤ちゃん」のお話(ユーチューブ

・「いのちのやくそく」続編→「アルジャーノン・プロジェクト」

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目に見えない幸せな世界

それは僕が、ある男性オペラ歌手の歌を聴いていた時のことでした。

そのオペラ歌手が手を振ってステージに出てくると、小さな男の子がお揃いの綺麗なブルーグレー色のスーツを着て、同じように手を振って後ろからついて出てきたのです。

男性が歌い出すと、男の子はステージ台の上に両肘をのせて、歌う姿を嬉しそうに眺めています。その時の男の子は至福の表情をしていて本当に幸せそうに歌を聞いていたのでした。

コンサートが終わって、僕はその歌手に話しかけてみました。

「男の子、もう亡くなっていると思うんですが、家族の中にいませんでしたか?」

突然の質問に驚いたようでしたが、彼は「生まれてくるはずだった弟が死産している」ということを教えてくれたのです。

男の子がステージを嬉しそうに見ていたということを伝えると、「母に伝えたらきっと喜びます」と、笑顔を見せてくださったのでした。

そのオペラ歌手の男性は、目に見えない弟さんに応援してもらっていたのです。そして彼だけでなく私たちも、きっと亡くなられた家族やご先祖様からの「目に見えない」サポートを受けているのです。