https://yamadori0250.amebaownd.com/posts/2225108/ 【藤原氏の北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となる。(2)】 より
『「天国」と「地獄」がよくわかる本』
クリエイティブ・スイート編著 PHP 2009/8/3
<天界に用意されている神の都市国家>
<天上のエルサレム(新しいエルサレム)>
<広さは東京都のおよそ2倍にもなる、天上の都市>
<世界が終末を迎えた後に地上に現れる神の都市>
・これはエデンの園のように、澄んだ川が流れて緑豊かな草花が咲き乱れるという、すばらしい自然を描いた天国とは大きくかけ離れた概念である。
聖ヨハネが伝える天上のエルサレムは、都会的な天国であり、碧玉で築かれた城壁で囲まれている。12の門がある大きく高い城壁の内側にある都の大きさは、長さも幅も、高さも1万2000スタディオンであるとした。1スタディオンは、だいたい180メートルなので、だいたい4000平方キロメートルの広さがある。つまり、東京都の約2倍近くの都というわけだ。城壁を支える土台石もまた12種類存在し、それぞれが宝石で飾られている。城壁の内側の都には、輝く塔や宝石が散りばめられた邸宅などがあり、人々はそこで神と共に暮らすことができる。
<城壁に囲まれた都市型天国にはせる信者の思い>
・このような天国が生まれたのは、人間の想像力が決め手だ。「ヨハネの黙示録」にある「新しいエルサレムが天から下ってくるのを見た」という一文が、人々の心に火をつけたのだ。それはいったいどのような都なのだろう、と聖職者や評論家たちの間で議論されるようになった。そうして、天国とは光あふれる場所というイメージから、この天上のエルサレムも宝石などで輝いていると結びつけたのだろう。
・これは天上のエルサレムの設計者であり建設者である神が、イスラエルの12部族の復興を望んでいるということを暗示している。イスラエルの民にとって、都とはエルサレムだけであり、そこに永住できることこそが彼らの望みだったのだ。そうした考えから生まれた天国こそが、天上のエルサレムなのである。
長い年月を経るうちに、天国とは清らかな大自然をイメージさせるエデンの園のような楽園のなかに、こうした天の都があると考えられるようになった。
『人類の祖先は宇宙人である』
(ミン・スギヤマ)(第一企画出版)(1993年)
<一番科学的でないのは科学者自身>
<科学者はアインシュタインを裏切りたくない>
・光速度を超える光が近年各地で観測されていることや、光速度を超える速度で飛来してきたであろうUFOの存在たちが確認されている以上、光速度不変の原則がすべての状況において、適用されるとは言えないことを科学者たちは認めざるを得ないところまできている。
<何度も地球に入植を試みた宇宙人>
宇宙人セムヤーゼによれば、宇宙には地球に限らず非常に多数の文明が存在し、彼ら宇宙人はそのうちのヒューマノイド型の人類だけで「宇宙連合」を構成しているという。その人類の総合計は約1270億人で、またヒューマノイド型ではない、「宇宙連合」に属さない知識生命形態が無数に存在している。
・さらに、地球上には三つの異なった惑星を起源にもつ人種が存在しているという。地球上に“創造された”地球人、現在の火星の位置に昔存在したマローナという惑星について、惑星崩壊後にやってきたマローナ人、そしてヴェガ星や琴座のリラ星の惑星からやって来た古代リラ人の三人種である。
・各々に起源を持つ人々の現在の人口は、古代リラ人が14万4228人、マローナ人種が1億6730万人、それ以外は“地球人”であるというが、他にリラ人からわかれた2人種がいる。その2人種については、宇宙人にも詳細は不明だが、ほとんどが“地球人”と同化しているらしい。中国人や日本人はこの2人種に当たると、セムヤーゼの父プターはマイヤーに語った。
・セムヤーゼの話は今から約23万年前、彗星によって住民の3分の2を失ったある太陽系の第6惑星から始まる。
「セムヤーゼ」
ある遠い宇宙の太陽系の惑星の全人類の3分の2が、当時この彗星(デストロイヤー)によって滅ぼされ、生存者は、最初からやり直さなければ、なりませんでした。再出発は不自由で困難を極めました。しかし、彼らは、わずか900年間くらいで新しい文明と文化を築きあげました。彼らは、宇宙の力によってもたらされた困難な破壊を克服して再出発したのです。
・彼らの霊性と知識は急速に洗練されて行き、彼らの到達した技術水準は想像を絶していました。やがて彼らは、円形で皿状の宇宙船を建造し、大宇宙へ飛び出すようになりました。
『地球一切を救うヴイジョン』
白峰 徳間書店 2008/11/30
<八咫烏(やたがらす)―日本の国体を守る秘密結社>
・日本の国体を守る秘密結社である八咫烏のことをちょっとだけ書きます。
・日本の国家的な根源に関わる基幹産業を警察、法律、民族といったものの壁を全部超えて独自で動ける組織なのです。独自の資金力もあって通帳も戸籍もありません。3次元世界で言えば、死人扱いですね。でもちゃんと生きている。官僚でもないし、民間人でもない。正体不明の人々が地下に潜って仕事をしています。
・彼等はどこに住んでいるか。地下に住んでいるのです。東京にもいます。日本の国体を守るために独自の仕事をしている。実際、戸籍のない人は、今、日本に20万人いますが、その半分は国体を守る仕事を担っているのです。日本にいったん事あらば、彼らが守ってくれる。ウイング・メーカーの日本版が八咫烏です。
・サナトクラマが金星から鞍馬天狗で有名な鞍馬山に降臨した伝説があるでしょう。この天狗と言われている人たちは、全部八咫烏の集団です。すなわち、全部忍者であって八咫烏の流れなんです。
・日本の歴史を振り返ると、言うことは簡単ですけれども、言っちゃいけないことのほうが多いんです。「天照」(日本の国体)と「白山神界」(世界秩序)の違いです。
『本当にあった 世界の陰謀論 案内』
世界陰謀評議会 笠倉出版 2014/10/13
<八咫烏 名前すら持たず天皇家を影から護る>
・全日本チームのマークとして有名だが、陸上自衛隊所属の中央情報隊のシンボルも八咫烏である。
・八咫烏とは日本神話に登場する三本足のカラスのこと。聖武天皇にゆかりがある聖獣だ。日本サッカー協会のシンボルマークになっている。陰謀論において八咫烏とは、謎の集団の名称である。正式名は八咫烏陰陽道という。これはオカルト系の陰謀ハンターを中心に支持される説だ。
彼らは聖武天皇の時代から独自の神道、陰陽道を継承し、祭祀を行ってきた。現在も災害に備えて祈り続けている。また、秘術「迦波羅(かばら)」と、日本史の裏側の真実も伝えているという。
八咫烏は他に類を見ない独特な組織といえる。指導者の一部(39人いるとされる)には、戸籍がない。コードネームで呼ばれ、名前を持たない。
<秦氏 海を越えてやってきた技能集団>
・土佐の長宗我部氏や伊賀の服部氏も彼の末裔とされる。
・秦氏は、渡来系氏族のひとつ。『日本書紀』に登場する弓月君を祖とする。聖徳太子に仕えた秦河勝や、浄土宗の開祖である法然の母親が秦氏の人物。日本に養蚕や織物をはじめとする多くの技術をもたらし、その後も経済力で存在感を示した。
秦氏の起源については、さまざまな推測がなされている。古代氏族の名鑑である『新撰姓氏録』には秦の始皇帝の末裔とある。日ユ同祖論では、イスラエルの失われた10氏族のひとつと言われることがある。
陰謀論においては、血縁的関係よりも秘密結社的な性格を持った集団だとされているようだ。
商売熱心として知られる近江国の商人たちが秦氏の末裔だという説がある。この考え方によれば、丸紅、伊藤忠商事、高島屋といった日本の有名企業は、秦氏の系譜となる。
<ドラコニアン 人類を脅かす異世界からの侵略者>
・中国神話に登場する皇帝、伏義と女媧も蛇の体だったと言われ、手には差金とコンパスを持っている。
・伝承では、過去、角と鱗を持つ竜神がいたという。陰謀ハンターは、天皇家の先祖や、秦の始皇帝にその疑いがあると言っている。陰謀ハンターの主張によれば、竜人は角と鱗があるだけではなく、人類を食べるらしい。これが現代陰謀用語でいうドラコニアンという概念である。
ドラコニアンは有史以前から人類を支配し、家畜として扱ってきた。
・似た概念にレプティリアンがある。人間に似た二足歩行の爬虫類をレプティリアン・ヒューマノイドと言う。トカゲ人間と言えば思い浮かべやすいだろうか。陰謀ハンターは、ドラコニアンとレプティリアンを混同しない。
レプティリアンは宇宙からやってきた種族で、やはり人間を支配しているらしい。一般人がその存在を知らないのも無理はなく、なぜなら彼らは変身できるという。
<トゥーレ協会 オカルトと陰謀が交差する反ユダヤ主義結社>
・伝説の地トゥーレは、ヨーロッパのはるか北方、世界の最果てにあるという。
・地政学者カール・ハウスホーファーと教え子のルドルフ・ヘス。2人ともトゥーレ協会の会員だった。
・1918年に設立されたトゥーレ協会は、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)の母体の一つとなった実在の秘密結社だ。ナチ党の勢力が拡大した後、1937年に消滅した。陰謀論上の解釈によると、トゥーレ協会はグノーシス主義の系譜にあり、4千年まえから存在していたとされる。
トゥーレとは、ゲーテの文学作品に登場する伝説の地の名である。もちろん陰謀ハンターは、ゲーテ自身もグノーシス主義者だったと考えている。
・ナチ党の鉤十字と反ユダヤ主義思想は、20世紀初頭に誕生したゲルマン騎士団という秘密結社からトゥーレ協会を経由して継承されたものだ。卍の字形は世界的によく見られるシンボルマークだが、彼らはこれをアーリア人に共通の紋章であると考えた。一部のオカルティストは、鉤十字はルーン文字を組み合わせたものだと言うことがある。
・余談だが、ゲルマン騎士団には階層的な組織構造があり、フリーメイソンリー的な「ロッジ」の概念を持っていた。また、神智学協会も支部のことをロッジと呼ぶ。
<アーネンエルベ 民族のルーツとシャンバラを探す奇妙な集団>
・ナチ党には、親衛隊全国指導者のハインリヒ・ヒムラーが設立したアーネンエルベという機関があり、オカルト方面の研究はここが担当していた。ナチ党には東洋の神秘思想に異常なほど詳しい地政学者カール・ハウスホーファーのような特異な人材があったが、ヒムラー自身もまた、日本語の片仮名とルーン文字の類似性や、日本人がアーリア人である可能性について考察する奇妙なオカルティストだった。
・そんなアーネンエルベの行ったオカルト研究のひとつが、シャンバラ探究だった。シャンバラは、チベットに伝わる伝説の地、秘密の仏教王国である。ポタラ宮殿の地下にはシャンバラへの入り口があるという伝承もあり、もしそうであるなら広大な地下空間なのではないかと推測された。オカルティズムでは、南極に入り口があるとする地球空洞説や、アルザルと呼ばれる地球内部の別天体と同一視する場合がある。
・しかし、ナチ党が潰れたことを鑑みれば、シャンバラを見つけることはできなかったのだろう。あるいはアドルフ・ヒトラーは地下都市に逃れたのだろうか。ちなみにオウム真理教もシャンバラを目指し、日本シャンバラ化計画を立案していた。
<グノーシス主義 創造主は悪神! 世界の認識を改めよ>
・グノーシスとは、古代ギリシア語で認識、知識を意味する。グノーシス主義は、紀元1世紀に誕生し3世紀ごろ栄えた思想の潮流だ。この思想の特徴は、神や世界の認識にある。通常の宗教は善き神を崇拝するが、グノーシス主義は違う。彼らは、この宇宙が悪の神によって創造されたものとみなす。なぜならこの世界は悲惨すぎて、善なる神が作ったとはとても信じられないからだ。これを反宇宙的二元論という。
・グノーシス主義は、確固たるひとつの宗教の形をしていない。初期キリスト教の一派に数えられることもあるが、キリスト教を含めたさまざまな宗教や思想の影響で誕生した別個の宗教とも考えられている。グノーシス的な考え方をするキリスト教徒もいたのだろう。どちらにせよグノーシス主義者たちは、キリスト教から異端として弾圧された。旧約聖書中のシモン・マグスという魔法使いが、グノーシスの開祖であるとも伝わっている。
・陰謀ハンターは、イルミナティ内部のグループ、MJ-12がグノーシス主義を保持していると言っている。イルミナティの血統を重視する派閥に対抗するMJ-12は、その根本にグノーシス主義があるはずだと考えているようだ。
『失われたイエスの12使徒』
影の陰陽道「迦波羅」を操る裏天皇「金鵄」の正体に迫る!!
飛鳥昭雄・三神たける 学研 2001/11
・表の天皇が常にひとりならば、裏の天皇は3人でひとり、絶対三神が唯一神を形成するように、八咫烏のボス、大烏もまた3人でひとりの金鵄を形成。裏天皇として、裏神道に君臨しているのである――。
<裏天皇「金鵄」がついに明かす恐るべき日本神道の黙示録>
<八咫烏は日本国民ではない>
・神道界を仕切る元締めの男の正体は、八咫烏である。八咫烏の中でも大烏と呼ばれる男である。彼は裏天皇「金鵄」を構成するひとりである。
・じつは、八咫烏もまた、天皇や皇室の人間と同様、戸籍がない。戸籍がないゆえ、法律の適用を受けない。彼らの存在は秘中の秘。事実上、皇室の人間と同等の扱いを受けている。そのために、宮内庁を統括する「内閣府」から機密費が捻出され、それが宮内庁を通して八咫烏の活動資金が賄われている。
・戦後、GHQのダグラス・マッカーサーは直接、昭和天皇と会談した。その内容は完全なる極秘。昭和天皇をもちろん、マッカーサーも会談の内容を死ぬまで明かすことはなかったが、その中で八咫烏に関することが話し合われたのは間違いないとされる。一般に昭和天皇とマッカーサーの会談は3回程度だったと伝えられるが、実際は数十回に及んだことがわかっている。恐らく、そこには裏天皇たる金鵄の人間も立ち会っていたといわれる。いわば、それだけ八咫烏は日本の根幹に関わる存在だったのだ。
<八咫烏との会見>
・八咫烏は秘密組織である。彼らと会うことは、天皇陛下に会うのと同じように難しい。そもそも、法律上は存在しないことになっているのだ。公の場に姿を現すことは絶対にありえない。相当な神道関係者であっても、八咫烏との面会は、まず不可能である。たとえ、八咫烏に趣旨が伝わったとしても、それを判断するのは彼らである。八咫烏自身が拒絶すれば、それまでである。
神道の謎を調査する過程において、飛鳥昭雄は八咫烏の存在をかなり古くから聞いていた。日本の神社の総元締めは下鴨神社であり、実質的に支配しているのは八咫烏と呼ばれる人々である。神道の根幹を知るためには、どうしても八咫烏と直接会って、疑問をぶつける必要がある。
・飛鳥昭雄が初めて八咫烏と会見した模様はNPA⑩『失われたカッバーラ「陰陽道」の謎』の中の第3部「アダム・カドモン」の章において、漫画という形式で紹介している。漫画という性格上、少なからず演出されているが、ここに記された内容は基本的に事実である。
このとき八咫烏が指定してきた場所は、 東京の両国国技館。漫画では土俵が見える最上階の一室ということになっているが、実際は地下通路でつながった、ある一室だった。案内のもと、部屋に入ると、そこには数人の男が待っていた。八咫烏である。彼らはみな面を被り、素顔が
わからないようになっていた。
・漫画の中のカッバーラ、すなわち陰陽道の裏、迦波羅については、当然といった様子である。造化三神が絶対三神と同じであること。七五三が迦波羅のゲマトリアであること。そして、平安京が人形に建設されていることなど、いろいろな問答が繰り返された。その中には、まだ公表
していない恐ろしい事実も含まれている。
<大烏との会見>
・しかして、第2回目の会談が実現した。しかも、今回は並の八咫烏ではない。八咫烏の首領、大烏のひとりが、直々に飛鳥昭雄に会うという。大烏といえば、裏天皇を構成する3人のうちのひとり。人格や知識、経験、そして霊性においても、ずば抜けた人間であることは間違いない。
・今回ばかりは、会談場所はわからない。というのも、特殊な車両に乗せられ、見知らぬ建物の地下室に通されたからだ。この様子はNPA⑩『失われたカッバーラ「陰陽道」の謎』の中の第4部「死の樹」の章において、漫画として描いている。恐らくは漫画で描いた通り、そこは皇居の地下だったのではないだろうか。至るところに菊の御紋があったのを記憶している。
・案内された部屋には、やはり数人の男がいた。面を被っている姿から、すぐに八咫烏であるとわかった。が、大烏と呼ばれる男だけは、何も面をつけていなかった。見れば、瞳が白く、白内障にかかっているようだった。歳にして80歳前後か。前の八咫烏と違って、彼はどっしりと構え、攻撃的な雰囲気は微塵もない。むしろ、死ぬ前に一度会っておきたかったというような、いわば好意的な印象を受けた。
・その後、しばらくして彼が死んだことを知らされた。欠員となった裏天王の席には、先に会談した八咫烏が就任したらしい。
<八咫烏「第三の男」>
・続刊NPA⑲『失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎』では、大烏を前に、飛鳥は、いよいよ核心に迫る――!!
・漢波羅秘密組織「八咫烏」は実在する!!
だが、彼らとの接触は非常に危険である。ふつうの人が接触することは、まず不可能であるといっても過言ではない。会談に至るまでには、様々な手続きがあり、それにともなう約束事が数多くある。
・この世は、すべて陰と陽。歴史もまた、しかり。表の歴史があれば、裏の歴史がある。表に天皇がいれば、裏にも天皇あり。この国の本当の歴史は、常に人々の目から隠されてきた。隠してきたのは、そう八咫烏である。ある意味、八咫烏あっての日本であるといっても過言ではない。八咫烏の存在を公開した以上、いずれ多くの日本国民が本当の歴史を知ることになるだろう。もはや、後戻りはできない!!
『ユダヤ陰謀説の正体』
松浦寛 ちくま新書 1999/11/1
<UFOとホロコースト>
<UFOを操っているのはだれか>
・ホロコーストとUFOとはいかにも奇妙な取り合わせのように思われるが、ユダヤ人に関する偏見には、他のどの民族に関する偏見にもまして奇妙なものがある。
・「UFO問題の一番深い根幹部にあるのは、実は『ユダヤ問題』だったのである!」と『{超真相]エイリアン&第3次世界大戦』(1996年)なる著書で説くのは、「サイエンス・エンターティナー」を自称する飛鳥明雄である。飛鳥は、「子どもの頃から古代古墳に囲まれた環境で育つが、UFOを目撃したことで超常現象の世界に興味を持つようになった」という人物である。
・飛鳥によれば、1947年7月4日にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルで米軍が発見したというUFOに乗っていたエイリアンの4遺体は実はモンゴロイド系で、UFOを飛行させるほどの高度科学技術の担い手は日本人を含むモンゴロイド系であるという。
・そして、モンゴロイド系を中心とするアジア系諸民族こそ、古代イスラエルの失われた十支族の末裔だというのである。すぐに分かるように、失われた十支族云々は、飛鳥の信奉する、一夫多妻制などの主張でとかく周囲と摩擦を起こすことの多いアメリカの新興宗教の教義(インディアンと俗称されるネイティブ・アメリカンは移住したイスラエルの失われた支族との由)のヴァリエーションで、それを飛鳥は、われわれが先に論じた「日本=ユダヤ同祖論」と折衷したわけである。
・飛鳥は、これに宇野正美がアーサー・ケストラーの『ユダヤとは何か――第十三支族・カザール王国の謎』の翻訳を通して流布した奇説の一部を付け加える。
宇野説とは、イスラエル国籍の大方がそうである白人系のアシュケナジー・ユダヤ人は、中世期に挙国改宗した黒海沿岸にあったカザール王国の子孫で、血統的にはスペインからアフリカ方面に逃れたスファラディ・ユダヤ人だけがアブラハムの子孫であるというものだが、飛鳥は「アシュケナジー・ユダヤ人=カザール人」の部分だけを採用し、日本人を含むモンゴロイド系民族と失われた十支族との結びつきを強調する。
・ご存知の通り、アメリカ政財界を握るユダヤ系資本は、白人系ユダヤ人で占められている。(・・・)これは血統的に何の関係もないロックフェラーに代表される白人系ユダヤ人が、「シークレット・ガバメント」を構成し、軍産複合体と世界最大の軍事力を結びつけ、アメリカを裏側で完全に支配している構図を意味する。彼らはそれだけでは飽き足らず、国連を配下に置きながら、世界統一政府を樹立させ、世界の冨の独占化を狙っているのである。UFOに乗って包囲網を簡単に突破してくるモンゴロイドが存在することは、白人系ユダヤ人にとって、自分たちの民族的偽称が暴かれる“最大の恐怖の序曲”が始まったことを意味する。
・ロックフェラー家はユダヤ系ではないので、もちろんアシュケナジーとかスファラディとかいうことは問題にならない。飛鳥は、いわば二重の誤りを犯しているのである。しながら、飛鳥の議論には滑稽とばかり言っていられないものがある。というのは、この議論を支えている妄想的確信は、その基盤をアメリカの政治的・宗教的極右と共有しているからである。UFO関連書とユダヤ陰謀論が同じ出版元であることが少なくないアメリカから原理主義的主張に支えられて、俗悪な人種主義と反ユダヤ主義がとめどもなく日本に輸入されてくる。
『聖別された肉体』 (オカルト人種論とナチズム)
(横山茂雄)(風の薔薇) 1990/10
・『20世紀の神話』において、アーリア人種が世界史の舞台でこれまでいかに大きな役割を果たしてきたかを彼らが常に支配人種であったことを、ローゼンベルクは力説する。そして、金髪白晢碧眼のアーリア=ゲルマン人種とその北方的文化の絶対的優位性を証明するために彼が導入したのは、アトランティス北方説及びアトランティス本地説に他ならない。
・ローゼンベルクによればこれらアトランティス=アーリア人たちは「白鳥の船及び龍頭の船に乗って」地中海からアフリカへと渡り、また陸路を通って中央アジアを経て、中国へ、また南北アメリカへと大移動を行った。彼はまたヨーロッパから北アジア、アイルランドへといった移動経路も想定している。それらの移動の「証拠」として、ローゼンベルクはたとえば、古代エジプトの支配階級の風貌には、アーリア=アトランティス的要素(つまり金髪白晢碧眼)が見出せると主張し、一方、その被支配階級ハム人種は「アトランティス人と異人類の原始民族の混合的変種であると断定する。さらに楔形文字やその他の地球上の文字の起源が「アトランティスの(祭祀的)象徴に遡る」可能性までが暗示される。
『シュメールの天皇家』 陰陽歴史論より
鷲見紹陽 明窓出版 2007/8/1
<高天原はスバルである>
<太古、神人はスバル、北極星、オリオンからやってきた>
・本書の「陰陽歴史論」とは、高天原の昴(スバル)系の氏族とアースガルトやアガルタの地底系氏族という“陰と陽”の二系統の血脈の関わり、抗争の中で歴史は動いてきたのであり、それが歴史の真相であったことからつけたものである。
・さらにこの“陰陽”の二系列は地底信仰の氏族のシャンバラ(セム)系とアガルタ(ハム、ヤペテ)系の二つにも見られ、後者はさらに親高天原と反高天原に分かれた。
<スバル、北極星、オリオンの三位一体>
・これまでわが国の天皇家の天之御中主神(あめのみなかぬし)やキリスト教の“天の父なる神”がスバル(プレアデス)信仰にあたり、セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきた。
・なおヤペテ系氏族はスバルと同じ牡牛座のアルデバラン(ヒアデス星団の赤星)信仰と考えられる。
・この地底世界の実体は不明だが、一部にはプラズマ亜空間説が出されている。空間が歪曲して異空間へとつながっているという説明もあり地底世界というより、別次元の世界と考えられる。
・厳密にはアガルタとシャンバラを区別しなければならないようである。つまり、ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系の神域ということである。
・藤原氏の北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となる。
・このヤペテ、ハム対セムの対立は天界で天の父なる神に反抗した堕天使に対してヤハウェ(またはミカエル)が天使の三分の二を率いて天の父なる神の側につき、堕天使とそれに従った三分の一の天使を地底世界に落とした事に遡る。セム系対ハム系、ヤペテ系の対立で、後者がヤハウェ側と天使側の半分ずつに分かれたことで、三分の二対三分の一となる。
・セム系民族はエンキの北極星、北斗七星信仰、ハム系民族はエンリルのオリオン信仰であった。
・我が国の神社の大半がスサノオやニギハヤヒ、つまりバールやミトラを祭祀し、その系列神を祭神とした物部氏の神社で、オリオン信仰であり、ハム系の神々を祀ったものであった。
・イザナギの黄泉の国訪問譚はギリシア神話のオルペウスの話がモデルで、途中で約束を破って振り返って見たため永久に妻を失ったエピソードなど同一のものである。なお、イザナミのいた黄泉の国は地底世界でアガルタ(シャンバラ)である。
・大伴氏と物部氏は天皇家をはさんで、セム系とハム系の陰陽の関係にあり、東日本を大伴氏、西日本を物部氏が支配したが、本来は対立関係にあった。
・ハムもセムもノアの子としてアースガルト、アガルタ、シャンバラという地底に起源をもつが、北欧神話などを読むとセム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したことになっている。
・シャンバラとアースガルト(アガルタ)は対立関係にあった。セム系は北極星、北斗七星信仰で、ハム系はオリオン、シリウス信仰で別系統のものが系図で兄弟とされている。
・セム系は“文”の性格が強く、ハム系、ヤペテ系は“武”の血脈である。ハム系の中でもカナン人は、ノアによって呪われ、“カナンの呪い”という言葉が残っているが、聖書の中でもキリストが忌々しきものマムシの末裔として避難している。
・この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争してきたのが日本の歴史で、しかもそれは国民の一割前後の民族の抗争であったとするのが本書である。
<天孫降臨の地は飛騨である>
・スワティカ(卍)は、もともと宇宙エネルギー発動の神聖な表現である。
・北欧神話のアースガルトがインド神話のアガルタという地底世界への信仰を有するトゥーレ協会という一種の秘密結社で、ヒトラー自身が、その地底世界を求め探検隊をチベットに送ったり、そこで知りえたものと思われる。
・ナチスとアガルタの結びつきについては多くの人が論じている。有名なスウィフトの『ガリバー旅行記』もケルトによる地下世界探検譚を集めて書かれたものである。
0コメント