中沢新一さんの虹の理論からの陰陽師の安摩の舞とか古事記のアメノウズメのくだりとか

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中沢新一さんの「虹の理論」とか、ゴヴィンダさんのチベット密教とか、古事記のアメノウズメのくだりとか、陰陽師の安摩の舞とかの、ごった煮で面白い直観もあったのでブログにしてみたけど暇だったら読んでみてください。

漫画陰陽師からの引用になるけど、10巻で「安摩の舞」がでてくる。

村上天皇(967-969)の内裏新造の際に、都全体の陰陽地鎮のため、安倍晴明が仕掛けた秘密の舞なのだ。

安摩は、龍宮にある宝玉🔵を、龍🐉が好むという雀に化けて盗み出すところを舞にしたものらしい。

スズメの神話のくだりも調べるとなかなか面白いので後述するが、なかなか面白い舞なのだ。

「安摩」「二の舞」は天平年間(710~784年)に林邑国 (現在の北部ベトナムで当時は中国領)のお坊さんが、百済経由で伝えた「林邑楽」という、インドかチベットとかを含む中央アジアとかの曲🎶がベースとなっている。 

 これを850年頃に、天才音楽家の大戸清上(おおとのきよがみ=渡来系で安倍氏族!)が

編曲したのが始まりらしいのだ。

漫画では、賀茂保憲と源博雅がゾウメン(雑面、蔵面、造面とも)という、長方形の

白絹に耳、目、鼻、口がなんだろバガボンに出てくる人みたいに描かれているお面を

付けて舞う優美な舞が安摩の舞だ。陰陽師10巻の表紙の絵のやつだ。

  インド神話の女神って何気に強いのだ。

日本のアメノウズメもかなり気が強いとのことだが‥この舞に続いて、安倍清明と玉手則近が舞ったのが、謎の舞である「二ノ舞」というコミカルな舞である。

賀茂保憲をだましてでも晴明が舞う必要があったのだ。

舞には陰陽道的な秘密が隠されているけどみた目がお笑い舞というもの。

この舞の別名は陰陽地鎮曲というらしい。

舞や構成は独特らしく、横笛を中心に、鼓、太鼓の打楽器のみで演奏して、楽曲は一定の旋律を洋楽のカノンのように曲が追っかけて演奏される乱序(らんじょ)でやるので一般的じゃないという。

「二ノ舞」では、爺さんの咲面(えみめん=笑い面)と婆さんの腫面(はれめん)というお面を使う。 

舞人2人は、一番目で舞った安摩の舞人に笏をちょうだいといいながら登場し、安摩の舞を調子はずれにまねるが失敗する。ちまたで前の人の失敗を繰り返すことを「二の舞を演じる」と言う元となる舞だ。

二人は登台し、たどたどしい足取りで舞台を一巡し、所定の舞座につく。老爺が「囀(さえずり=鳥か?)」を舞う。二人揃っての「静安摩」「早安摩」に似た舞を舞う。

ふらふらになって退出して行く。

舞の中で老爺は「詠」を唱える。日は晩景になりにたり 我が行く先は遥かなり というものだ。

陰陽師の中で安倍晴明は選択をせまられる。
A 地鎮の安摩において「天地の縦糸を通す魔術師」になるのか?(青龍🐉は天地を貫くラセン🌀の気のうねりで下降する虹🌈の表れ。魔法陣のオリイマス5番)

B「龍宮の珠を盗む雀」になるのか?(朱雀🔥は陽を象徴し、陰陽和合した状態を球体🔵とか、宝珠であらわす。

大地で方向転換↩️した行者が、虹のスペクトル🌈を登り、悟りを得る方向で、魔法陣のノボリマス10番)

晴明はBの「雀」をファイナルアンサーした魔術師は場=魔法陣を安摩の舞で準備する。

おそらく舞ながら魔法陣の順番で場をつないでいく。

その後、二の舞で青龍により天地をつなぎ天のエネルギーを大地につなぎ、都ごと、どデカイ地鎮を行う。

魔術師はこの虹🌈の流れと一体となり、目的を果たし幸せにおぼれながら死ぬ。

しかし、清明は生を選んだ。

朱雀となり虹🌈のスペクトルを昇り、天地の陰陽をつなぎ舞い上がるのだ⏫

霊(ひ)は盤型になりにたり輪(わ)が行く先は遥かなり と、清明が言挙げしながら、大地を太鼓の撥で叩くマネと大地を足で踏む🦶

すると、大地から虹の輪?がたくさん発生して天空に昇る!

個人的にはつながってスパイラルになって昇って欲しかったが‥宇宙発生のエネルギーと同じ、虹🌈のエネルギーは、人型=盤形⬛️=大地にはまり込むと、幸せであるが消費するだけで死を待つのみ。

しかし、内的転換↩️を行い、力を抜いて自由度をまといながら、エネルギー⚡️をトーラス🍩の輪みたいにして、禊祓いや止観🔵👀🌀なんかで、中身を空っぽにしてバランスをとるとき、人のタマシイは中庸になる。

自己を滅して遥かなる悟りを目指せか?

いずれも「安摩」の地鎮は、二の舞の老爺において達成されるし、地鎮の鍵となる重要

な舞なのだ。

コミカルな舞だから観衆の笑いを誘う。

「そうだ 呵呵カカと笑ってくれ。この際その笑いの力も利用する」

と清明は語る。二の舞によって意図的に発生する笑いは正に魔法というか、陰陽師の行う陰陽道そのものじゃないか!

カカカという響きも重要だ。

地蔵真言の、オン カカカ ビサンマエイ ソワカ Oṃ ha ha ha vismaye svāhāと関係がありそうな気がひどくする。

お地蔵さんのお姿は、左手に如意宝珠を持っていることが多いし!エネルギー的には大地と仲良しなのだ。

地獄に仏で大地をバックグラウンドにしてグルン↩️と悟りへ導いてくれる。

右手は錫杖だ。お地蔵さんの垂迹神としては、後述する愛宕神や、天児屋根の命だ!

笑いとは、わはらいで  わ= 輪= ドーナツ🍩みたいなトーラス=魔法陣による究極の陰陽和した状態=面向不背の宝(後述の海士の舞)= 如意宝珠=密教のマニ宝珠とはらい=祓いとなり、アメノウズメの岩戸開きとも関係するかもしれない、立派な呪術である。

陰陽師では安摩の舞は河洛の舞と言っているのが、この舞が魔法陣であることを証明している。

陰陽師が、魔法陣の中で、リラックスして陰陽の舞と、笑いと、静なる、清なる、晴なる、聖なる、面白い、楽しい、清々しいコトダマの言挙げを行う。トーラスの中心に縦の上下の昇降するエネルギーが生じる!

その時、回転する円盤ろくろを破壊せずに白黒の昇降する柱を統合できたので、宝珠🔵が発生しこれをゲットできた!とある。

止観や鎮魂帰神で悟りの境地に至る時に得られる、虹🌈のエネルギーとの会合状態である中観とか神がかりを表すか?

この、「安摩」と「二之舞」で対となり一つの作品だったけど、いまは二の舞は舞われずに、正しい形も分からないとされているが、上のユーチューブの小國神社みたいに復刻している?

それにしても漫画陰陽師面白いな!

能の「海士」とも似ていると良く指摘されるらしい。どちらも読みがアマであるし、

少し長くなったので、次回へ続く。それでは!✋