本日の My俳句 [ 数へても虹に七色見出せず ]

https://ameblo.jp/haiku-de-moemoe/entry-11865456215.html 【本日の My俳句 [ 数へても虹に七色見出せず ]】 より

昨日は30度を超えた暑い一日でした。午後に思わぬ驟雨が降り出し、すぐに止んだのですが

久々に東の空に美しいものを見ることが出来ました。

こんにちは、本日の季語は「虹」・・・夏の季語になります。他に「朝虹」「夕虹」、また珍しい現象ですが「二重虹」(ふたえにじ)、「虹立つ」「虹の根」「虹の帯」「虹の橋」「虹の輪」また「白虹」(はっこう)という霧や小ぬか雨などの時に見られる白い虹も・・・ どれも虹にふさわしい美しい表現が多いですよね。

虹は、年間通して条件さえ合えば 見る事の出来る気象現象ではありますが、( 夏の )夕立の後に見られることが多いためでしょう、夏の季語になっています。

他の季節ですと、「春の虹」「秋の虹」「冬の虹」などと使います。それぞれの季節ならではの虹の姿を詠んでみたいものですね。

けれども、明確に「虹」が季語と認められたのは意外と新しくて、大正時代頃から。

俳句だけではなく、和歌にも古来より虹は余り詠まれてはいなかったのがちょっと不思議。

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さて、虹は雨上がりに太陽光が射し込むと、浮かんでいる水滴の中で太陽の光が屈折します。

波長によって屈折率が異なる為に、太陽光が分光し鮮やかな色彩を大空に表現します。

虹の色なのですが・・・外側から赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順番に並んでいるといわれ

ますが、それほどくっきりとした虹は見た事がなくて・・・色の境目は明瞭ではありません。

そんな気分で詠んだ、何だかなあ、の句でありましたw

このブログで虹を詠んだことはありませんが、関連して少々記事にしたことはあります↓

※ 2013.8.8 くちなは   ( ^ー゜)σ  くちなはの右往左往と消へ行きて

去年の十二支の生物である「巳さん」を季語にした句なのですが、記事の中で「虹という字はなぜ虫偏なの?」と書いた画像を載せました↓ (理由は詳しくは記しませんでしたが)

虹という字

漢字の「虹」という字の虫偏・・・この「虫」は蛇を表します。そして、つくりの「工」は貫くという意味だそうで、古代中国の人々は虹を天を駆ける大蛇であると見做したのですね。

東アジア全般の古代農耕社会では”水”が大変に貴重なものであり、蛇→龍は「水を支配する神」でした。雨上がりに立つ虹は 大地を潤す貴重な雨をもたらしてくれたシンボルとして、大いなる敬意を持って仰ぎ見られたのではないでしょうか。

けれど、美しく幻想的な姿ではあっても天空にかかる時間はとても短くて、すぐ消えてしまう・・

神秘的で、どこか儚げな姿も東洋・西洋を問わず人々に愛されたのではないかしら?

虹が10分も見えていたら、もう見る人はいなくなるだろう   by ゲーテ

↑けだし、名言ですわ! ほんの短い間にしか見られないからこそ貴重なものかもしれません。

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ところで、”虹”で真っ先に 私が思い出すのは・・・あなたも映画や本で御存知と思いますが↓

そう、『オズの魔法使い』です。 映画で歌われた「虹の彼方に」"Over the Rainbow"

は名曲でしたよね。 本は今でも読まれていますが、こんな仕掛け絵本まで↓

さてさて、それでは最後に、この"Over the Rainbow"を載せて、今日はおしまい。

歌っているのは主役のドロシーを演じた、少女時代のジュディ・ガーランドです。