宝珠とは「ホコの滴」すなわち「オノコロ」のこと

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宝珠とは「ホコの滴」すなわち「オノコロ」のこと

ホツマツタヱ2アヤ20に、「フタカミは 浮橋のヱに 探りうる ホコの滴の オノコロに」とありますが、ここにあるホコの滴とは、フトマニから生まれる*デザイン(陰陽融合のデザイン)を表しています。

*詳細は古代人の宇宙観と文字生成の原理、ホツマ出版刊をお読みください。

すなわち宝珠とはオノコロのことであり、それは陰陽融合(宇宙の摂理)を表現しています。

またフタカミとは、イサナギ・イサナミのことであり、浮橋とは天橋立、ヱとは成相寺の山頂を意味しています。昨年ここにホコが埋められました。

つまりイサナギ・イサナミのフタカミ様は、成相寺山頂において、理想国家の象徴(陰陽融合=トの教え)として、ホコの滴=宝珠が天から授けられ、これをもって国造りに励んだということになります。

今の世は、陰=闇(悪い話)ばかりに気を取られ、陰陽融合が起きていないことを感じています。

http://www.aomori-jinjacho.or.jp/shinwa/sub_40-1.html  【1. 国生くにうみ】 より

遠い昔、日本の国ができる前のことです。澄すみわたった高い空の上に、高天原たかまのはらという神々かみがみのお住まいになっているところがありました。

 ある時、神々は 下界げかいに新しい国を造ることをご相談になられました。そこで伊邪那岐命いざなぎのみこと・伊邪那美命いざなみのみことの二柱ふたはしらの神さまに国造りを命じられ、天あめの沼矛ぬぼこという矛ほこを授さずけられました。

二柱ふたはしらの神さまが、天あめの浮橋うきはしという大きな橋の上に立ち、下界げかいの様子を眺ながめてみますと、国はまだ水に浮いた油のように漂ただよっていました。

 さっそく二柱ふたはしらの神さまは、神々より授さずけられた矛ほこを海水の中にさし降おろすと、海水を力いっぱい掻かき回し始めました。

 しばらくして矛ほこを引き上げてみると、どうでしょう、矛ほこの先より滴したたり落ちる潮しおが、みるまにも積つもり重なって淤能碁呂島おのころしまという島ができあがりました。

 そこで二柱ふたはしらの神さまはその島に降り立つと、天あめの御柱みはしらという大変大きな柱をたて、柱の回りを伊邪那岐命いざなぎのみことは左から、伊邪那美命いざなみのみことは右から、それぞれ柱を回りあいました。

 そして出会ったところで「ああなんと、りっばな男性だこと」、「ああなんと、美しい女性だろう」と呼び合い、二人で多くの島々を生みました。

 はじめに淡路島あわじしま、つぎに四国しこく、隠岐島おきのしま、九州きゅうしゅう、壱岐島いきのしま、対馬つしま、佐渡島さどがしまをつぎつぎと生み、最後に本州ほんしゅうを生みました。

 八つの島が生まれたところから、これらの島々を大八島国おおやしまのくにとよぶようになりました。

 これが日本の国土こくどのはじまりです。神名・地名表記の漢字には他の文字があてられる場合もあり、別名を持つ神々も多くいらっしゃいます。