じっくり「泥」に働きかければ、やがて自然と「花」は開く。

https://blog.goo.ne.jp/studio-h-hirokamo/e/4e96cc8bf62f06ffe71c8cc4a02b63c0

【じっくり「泥」に働きかければ、やがて自然と「花」は開く。】  より

「クリーンはいいですね。『問題』に直接働きかけないから。」

年末から年始にかけて連続セッションを受けてくださっているかたが、そんな風におっしゃいました。うん、そうなんですよね。クリーン・ランゲージという手法は、その人が「何に困っているか=問題」ではなく「そのようである時、何が起きればいいか?」という《望む結果:アウトカム》にフォーカスします。

なので人によっては「え、そこ(問題)を掘り下げなくていいの?」と逆に戸惑われるかもしれませんね。しかも「メタファー:比喩」を使ってセッションが進むので、いっそう「……一体これって何をやってるの? こんなので大丈夫なの??」と思っちゃうかも。

ところがこの「問題を掘り下げない」からこそ、より深いところへ働きかけることが可能なんですねえ。

冒頭のクライアントさんの言葉を聞いた時、わたしはオーラソーマの「71番・蓮の花の中の宝石」というボトルと、それに対応するタロットカードを思い浮かべました。蓮は泥の中から茎を伸ばし、やがて美しい花を咲かせます。でももし「なかなか咲かない」花を無理に咲かせようとしてつぼみをこじ開けたり、むやみに泥をかき混ぜたとしたら、どうなるでしょう?

つぼみは「花開く」プロセスの途中であり、ふさわしいタイミングがあります。

そして泥は、これまで蓮を育んできた大切な「栄養分」。あなたの人生になぞらえるなら、これまで「経験してきたすべて」が「糧」として蓄えられてきたものです。そこには「花開く」ために必要な資源がたっぷりと眠っていて、もしかしたらまだあなた自身も見つけていないものがあるかもしれません。

クリーン・ランゲージのセッションは「どうして早く咲かないのか」という「見えている一部の現実」だけを切り取りません。かといって「見ないフリ」もしません。

確かに「今は、咲いていない」。そしてあなたは、それを悩んでいる。といった時、あなたは、何が起きればいいのでしょう?

この「クリーンな問い」を投げかけられた途端、あなたの《無意識》は「泥」の中で「探しもの」を始めます。それはまったく無理強いされない、何の誘導もない、自由なアドベンチャーの始まりです。ただしガイドマップはないので、あなた自身もどこに何があるかはわかりません。ファシリテーターであるわたしは、ただあなたが「泥」から出ないように、違う目的の「探しもの」に目移りしないように、最小限の手助けだけをします。

もし、あなたが「痛みを伴わないと、問題は解決できない」と思い込んでいたり、「痛いほうがやりがいがある」というご趣味なら別ですが(笑)そうでなければぜひ一度、クリーン・ランゲージを試してみてください。「探しもの」はある程度、回数を重ねるほうがコツがつかめてくるので、出来ればお得な継続セッション[サポートマラソン・コーチング]がオススメです。

あなたが「自分で」探し出したリソースは、その時見ていた「問題」の解決以上に役立つことが多々あります。わたし自身も、最初は「毎朝7:30に起きれるようになりたい」という、大きな声では言えないような「アウトカム」が出発点でした。が、それから何度もセッションを重ねるごとに、当初は思いもしていなかった深ーーいところに到達し、何十年と悩んでいたことの根幹に触れることができました。そのプロセスの一部は《大人の発達凸凹》というカテゴリにまとめてありますので、ご興味のあるかたは読んでみてください。

コズミックホリステック医療・教育企画