六芒星

https://www.gentosha.jp/article/8092/  【伊勢、アマテラス、ダビデの星……と、次々に時空を超えて繋がっていく中で、ついに卑弥呼まで!鶴田真由】  より

「古事記」を紐解きながら、神々を辿る旅をするのが、チーム「ニッポン西遊記」の使命(詳しくは前作『ニッポン西遊記 古事記編』をお読みください)!

そうして始まった、神々の旅ですが、ついに、今度は、卑弥呼にまで繋がります!

この壮大な古代ミステリーツアー、どこへ行くのか!?

***↓↓ためしよみをどうぞ!↓↓***

本書の中から、途中途中を抜き出ししています。詳しくはぜひ、本書をお読みください!

イスラエルへの虹の架け橋

 籠神社に西遊記のメンバーで訪れたのは、2015年の秋のことでした。

 映画のナレーション録りで沖縄を訪れた時に何度も、神様にお仕えする神女(かみんちゅ)と呼ばれる女性から「籠神社に行きなさい!」と言われていたのでした。 

 その方が言うには、沖縄の伊平屋(いへや)島にあるクマヤ洞窟、沖縄本島にあるジュネー洞窟、京都の籠神社の三つが、沖縄と本州を霊的に結んでいるのだそうです。

 籠神社に行くことが決定すると、沙悟浄から

「籠神社にある系図を見ると、卑弥呼(ひみこ)にまで繫がっていくようです」

 と連絡がありました。

 代々、籠神社で極秘に伝えられていた系図(海部氏系図)が1975年に公表されました。

 この系図には、なんと邪馬台国の女王卑弥呼と思われる名前が刻まれているというのです。卑弥呼には、北九州に行く前に沖縄にいたという説もあったようです。沖縄と本州を霊的に結ぶキーとなる場所が籠神社である。―ということは、この卑弥呼と関係があるのでしょうか?

 さらに、海部氏系図には、アマテラスオオミカミの孫であるアマノホアカリノミコトが始祖である、と書かれているというのです。

 なんだか、話がややこしくなってしまいましたが、籠神社、伊雑宮、伊勢神宮、アマテラス、卑弥呼、ダビデの星……これらのキーワードを並べて薄眼にして見てみると、何かが透けて見えそうな気がしてきます。そう、3D絵本のように、一見そこには何も存在していなそうに見えても、ふとした瞬間にふわっと絵が浮かんできそうなのです。

 

 以前、NHKの「歴史秘話ヒストリア『女王・卑弥呼はどこから来た?』」という番組にナビゲーターとして出演させて頂いたことがあります。邪馬台国は北九州にあったのか? それとも大和にあったのか? という二つの説を、現地を訪れながら検証するというものでした。もちろん答えは出ません。けれども、北九州にいた卑弥呼が、その後、近畿に遷都してきたという可能性もある、という説が浮上してきました。そして、放送外でスタッフや出演者と一緒に妄想していたことの中にはこんな説も出てきました。邪馬台国の九州から大和への遷都は、初代天皇・神武が九州から大和へと東征していったという「古事記」の中のお話と重なるのではないか、というものです。まさに歴史と神話の符合です。

 卑弥呼は祭祀儀礼に鏡を使っていたようです。番組の中で紹介されたお墓(卑弥呼の関係者のお墓ではないかと言われています)からも沢山の鏡が出土しました。伊勢神宮・内宮の御祭神はアマテラスオオミカミという女神であり、八咫(やた)の鏡です。八咫の鏡とは卑弥呼の鏡(邪馬台国の鏡)と同一なのではないか? という妄想です。

 とにかく、色々と繫げてみようと妄想を始めると、繫がらなくもないということです。

 西遊記による籠神社への旅についてお話ししておきましょう。この時は、天橋立(あまのはしだて)・知恩寺(ちおんじ)をスタートし、知恵の輪→廻旋(かいせん)橋→天橋立神社→籠神社→真名井神社という順番で巡りました。

 伊雑宮と伊勢神宮の内宮・外宮を結んだ、その先に籠神社があるということから、悟空は、伊勢神宮の内宮・外宮の構造を「内と外」と捉えました。伊雑宮・内宮の御祭神はアマテラスオオミカミ、そして外宮・籠神社(詳しくはその奥宮である真名井神社)はトヨウケノオオカミです。内から外、そしてさらに外へと繫がるポイントが籠神社(真名井神社)にあると仮定したのです。そのため、「ヤマト(日本)に対する琉球(沖縄 )」も「ヤマトに対するユダヤ」も、その繫ぎ目となるのが籠神社であり、内(ヤマト)と外(沖縄・ユダヤ)とを橋渡しする役目に「天橋立」という場所があると考えたわけです。だから今回の旅では、天橋立を通り、籠神社、真名井神社へと参拝する運びとなったのです。

 感覚的すぎて、文章にするとなかなか難しいですね。けれども、神様の謎解きをしながら参拝する時には、このように、現存するものに型(今回の場合は伊勢神宮の様式)を当てはめて考えてみる、ということをよくするようです。その謎解きが正しかったのか否かということは、なかなかわかるものではありません。しかし、天橋立を渡って籠神社に入る手前で、目の前に虹がかかりました! もちろん一同びっくり。このような瞬間に立ち会えると、ちゃんと謎解きが出来たのではないか、そして、神様が私たちの参拝を歓迎して下さったのではないか、と思えるのです。

 そして、もしかすると、この時、イスラエルへの霊的な橋がかかったのかもしれません。夕暮れ時の参拝はひっそりとしていて、非現実的な空間と化し、神秘的な空気が漂っていたのをよく覚えています。


https://www.excite.co.jp/news/article/Tocana_201703_post_12488/  【卑弥呼=天照大神=イエス・キリスト、宇宙人と交流もしていた!? 邪馬台国の女帝をめぐる最新説を徹底解説】より

■邪馬台国の女帝「卑弥呼」

 日本史最大のミステリーの一つである邪馬台国の女帝「卑弥呼」。彼女の生涯にしても邪馬台国の存在についても、いまだ数多くの謎に包まれている。

 一般的に知られている説によると、もともと邪馬台国は男の王が治めていたが、国は混乱し、争いが絶えなかった。そこで不思議な霊力を持つ卑弥呼(175~247年あるいは248年)を女帝に即位させたという。中国の歴史書『魏志倭人伝』には、卑弥呼が「鬼道(きどう)に事(つか)えて、よく衆を惑わす」(「鬼道」という術を使って政治を行い、人々から信頼を得ている)と記されている。卑弥呼は生涯独身で、弟が補佐して国を治めた。また、千人もの侍女が仕えていたが、実際に卑弥呼の姿を見た者は稀少だったという。卑弥呼の死後、男性の王が即位したが国は再び混乱し、台与という卑弥呼の親族の女帝が即位すると、再び国は安定したそうだ。

 では、不思議な霊力を駆使する卑弥呼とは何者であったのか? 卑弥呼の正体に関する最新の説をご紹介しよう。

【その他の画像と動画はコチラ→http://tocana.jp/2017/03/post_12488.html】

■卑弥呼=天照大神=イエス・キリスト!?

 なんと、卑弥呼は日本最古の歴史書『古事記』に登場する天照大神ではないかという説がある。卑弥呼とは「太陽に仕える巫女」=「陽巫女」であるとともに、「太陽神の御子」(天照大神)を表す同音意義語「日御子」にほかならないというのだ。実際、卑弥呼が生きていた時代と天照大神が生きていた時代は重なる。そして卑弥呼には弟がいたが、天照大神にも弟(スサノオ)がいた。

 さらに、卑弥呼が亡くなった後のエピソードと、天照大神の「岩戸隠れ」「岩戸開き」にも奇妙な共通点がある。

 天照大神がスサノオの激しい気性にお怒りになり、天の岩屋へお入りになると、世の中は真っ暗闇になり(日食)、世界に災いが溢れたというが、天文学者の斎藤国治氏によると、卑弥呼が亡くなってから間もない時期、248年9月5日の朝に九州北部で皆既日食が起こっているそうだ。また、埋蔵金研究家の橘高 章(きったか あきら)氏や心理学者・日本史研究家の安本美典氏は、247年3月24日の夕方にも九州北部で皆既日食が起き、それが原因で卑弥呼が殺されたのではないかと指摘している。つまり、天照大神の「岩戸隠れ」は「卑弥呼の死」であり、「岩戸開き」は台与が新しい女王になったことを神話化しているというのだ。

 そして「卑弥呼=天照大神」、この説をさらに発展させた「卑弥呼=イエス・キリスト」説もある。古代エジプト歴における太陽の復活祭が誕生日(12月25日)であるイエス・キリストと天照大神は、どちらも太陽神の化身である。また、昔の日本では死ぬことを「隠れる」と表現していた。つまり、天照大神の「岩戸隠れ」と「岩戸開き」は、「イエス・キリストの死と復活」をも意味しているというのだ。

■卑弥呼はマグダラのマリアの子孫!?

 さて、「卑弥呼=天照大神」説は十分に真実味がありそうだが、「卑弥呼=イエス・キリスト」説は、信じられないという人も多いことだろう。たしかに、キリストの生誕が紀元(西暦1年)前後と考えると、時期に大きなズレがある。そして何よりも、イエス・キリストは男性だが天照大神は女性神だ。しかし、「卑弥呼=イエス・キリストの子孫」と考えることは可能ではないだろうか?

 実はイエス・キリストにはマグダラのマリアという妻がいた。マグダラのマリアについては、映画『ダ・ヴィンチ・コード』にも描かれているためご存知の読者も多いかもしれないが、初期キリスト教の写本『フィリポによる福音書』には次のようにある。

――主の連れはマグダラのマリアである。キリストはどの弟子よりも彼女を愛し、しばしば唇に接吻をした。他の弟子たちは、これに苛立ち非難の意をあらわにした。弟子達は言った。何故、私達よりも彼女を愛するのですか?――

 イエスの磔刑後、その子を妊娠していたマグダラのマリアは、アリマタヤのヨセフに助けられてガリアに亡命し、娘サラを生んだ。その子孫がメロヴィング朝を創設し、ヨーロッパ各地の王朝に子孫を残したという。しかし、メロヴィング朝は「我らこそイエス・キリストの子孫である」と堂々と主張したため、やがてルシファー(悪魔・堕天使)を崇拝するイルミナティに乗っ取られてしまった一方、遠い日本へと逃れた子孫がいた。その血を受け継ぐ者こそ、あの卑弥呼ではないかというわけだ。

 ヘブライ語で「ヤ・ウマト」とは「神の民」という意味だ。そこから、邪馬台国や大和へと呼称が変化した可能性もあるのではないか。事実、「天照大神=卑弥呼」を奉る伊勢神宮の石灯籠には、ユダヤのダビデの星が彫られている。ちなみに、マグダラのマリアにも高度な霊力が具わっていたの指摘があるが、魔女である筆者に言わせれば、霊力とは遺伝するもの。卑弥呼がイエスとマグダラのマリアの血を引いていたとすれば、その霊力は相当なレベルであったに違いない。

■卑弥呼は宇宙人と交流していた!?

 近年の研究で、卑弥呼が神事に用いたとされる銅鏡の一つに、驚くべきものが見つかった。著名な古代史研究家のはやし浩司氏の分析によると、問題の銅鏡には、地球とその周囲を公転する月が彫られているというのだ。さらに、月の公転周期が28日であることを表す痕跡や、人工衛星から写真撮影した地球のような北極を中心とする地図も刻まれていたようだ。

 このことから、はやし浩司氏は「卑弥呼は宇宙人とコンタクトをして、宇宙人から銅鏡を授かったのでは?」と指摘している。この銅鏡が中国の魏王朝から授かったものだとしたら、当時の中国にはすでに暦があったため、それほど驚くべきことではないように思える。しかし、まるで3Dプリンターを用いて作られたかのような世界地図は、当時の技術・知識レベルでは到底考えられないという。

 いずれにしても、卑弥呼にまつわる数々の説が唱えられているものの、いまだ真実は闇の中。謎が謎を呼ぶ状況である、ということだけはおわかりいただけただろう。「卑弥呼が何者か?」この謎に挑むことは、聖書の謎、宇宙人の謎に近づくことを意味しているのかもしれない。