雨後の茸

https://hanshotfirstjp.hatenablog.com/entry/20130826/1377492478 【雨後の茸】 より

さきほど気づいたのですが、庭にかわいらしいキノコが群生していたよ!菌類に関しては無知なので、名前はわかりません。食べられるかな?(食用だとしても口にはしないけどw)

雨後の筍(たけのこ)ならぬ、雨後の茸(たけ)。

ただのダジャレだよ、と書こうとして、念のために日国を引いたら驚いた。そういう言い回しが実際にある(あった)らしい。ひょっとして常識でしょうか?だとしたら恥ずかしいな・・・しかも「筍」より初出例ははやいらしい?

「雨後(ウゴ)の茸(キノコ)の如く簇生したる会社は何物をも生産せざる中発起人は影を潜し創立委員は消えて了ひ」

(内田魯庵『如是放語』、日本国語大辞典第2版より孫引き)

 でも、これ、振り仮名は「キノコ」で良いのかな。

そう考えると、「竹」とか「茸」とか「岳」(たけ)、何か語源的に関係がありそうかも、なんて笑いながらちょこっと調べてみたら、また驚いた。狩谷棭斎が同じこと考えていた。

(『箋注倭名類聚抄』巻四・五十七。『諸本集成 倭名類聚抄 本文編』209頁)「直立」の謂い、だとさ。人文学を勉強していると、新説をたてることに悲観的になることはあります。

 ついでだったので、もう一冊、『故事・俗信 ことわざ大辞典』(小学館。第2版はまだ買っていない)でキノコを引いてみると、

茸と天麩羅(てんぷら) 食い合わせの一つ。

茸と菠薐草(ほうれんそう) 食い合わせの一つ。生命の危険にかかわると言い伝える。

(326頁)

えええっ!絶妙の組み合わせだろうに・・・。オレの見立てではキノコが悪かったのではないかとw


https://note.com/sobaso/n/nb6b60ba328ff  【雨後のキノコノコノコ】  より

目指せスーパースター。蕎麦宗です。

このところMTBを使ったトレーニングとそのための里山整備に山中に入ることが多くなった。梅雨前線も停滞してなかなか晴れ間は覗かないけれど、合間を見つけては走りに行く。地元の方との交流を通じて理解が得られたり地権者とのコンタクトもできたりと、近いうちに『club sobaso』としての本格的な活動にもなりそうなので、その際にはまたこのブログを通じておしらせしたい。

さて、雨上がりの朝。まだ木々に露も残り、落ち葉も湿っとして空気が蒸しっとした山の中でMTBを走らせていると、そちこちにキノコを見つけた。雨後のタケノコ同様、まぁたくさんノコノコと生えている。そのうちの一つが表題の写真。メチャメチャキモいので興味本位で写真に納めてみた。あとで調べてみると《タマゴタケ》といって食べられるキノコのようで、しかもとっても美味らしい。

いやぁ、正直言って大丈夫だと言われてもキモいです、とても食べる気にはなりません。キノコ取りの達人はちょっと舐めて毒味をして判断する、なんてツワモノもいるらしいがこれを最初に食べた人は勇気があるな〜。良い子の皆さんは間違ってもマネしないように。したくもないですがね。

では、ガンバラナシませう


https://wordswordswords.blog.ss-blog.jp/2011-10-07  【雨後のキノコ [?な言葉]】

先日、とあるサイトで「キノコのように増え」という表現を見かけた。「雨後の竹の子」の間違いかと思ったが、その筆者は日本語母語話者ではないようなので、さもありなんと思ったのだった。

 ウェブで「キノコのように増え」を検索してみると20件ほどがヒットし、中には日本語母語話者の文と思われる例もある。英語ではmushroomだけで急速な増加を含意するが、日本語の発想としてはどうだろうか。確かにキノコは叢生(束生または群生)し気づかぬうちに増えているという印象はあるが、(雨後でなければ)急激に増えるという連想は働かないように思われる。とすると、これは翻訳による(英語または欧州語からの)新たな表現なのだろうか。

 古くは漢文調に見るように、翻訳調は日本語の表現の幅を広げてきた。キノコもまたそれに連なるのだろう。タケノコと言えば群生がイメージされるし、キノコとすれば束生した様子が目に浮かぶから、使い分けが可能になる(もっとも現在見られる用例の場合はタケノコとすべきだと思う)。それにしても、「雨後のキノコのように」とする方が真意が伝わりやすいだろう。


https://sumitai.ne.jp/urayasu/2019-07-19/66048.html【梅雨時期に大量発生する、川沿いのキノコ食べちゃダメ!!】  より

七月半ば、ずっと長雨です。今年は梅雨の時期が本当に長いですね。雨が降って涼しい日もありますが、湿気があって蒸し暑いような日もあり、じとじと雨降りにすっかり気持ちが塞いでしまいます。

そんなとき、道端に可憐に咲く、野花の清涼感溢れる佇まいに癒やされる!

涼しい色のアガパンサス。この時期、あちこちで見かけますね。可憐な花びらに対し、しっかり太い茎が特徴。真っ白なアガパンサスもときどき見かけます。

梅雨時の花の定番と言えば、やっぱりアジサイ。「紫陽花」という漢字も雰囲気にぴったり。

雨に混じった、芳香に誘われて近寄ると、あ、これはラベンダー。

花の盛りは過ぎてしまったようですが、心地よい香りは健在。鼻をくんくんしながら匂いを嗅ぎ、あ〜、リラックス〜。

ですが、足下に目をむければ、苔がびっしり。まさに梅雨時ならではですね…。

ここ数年、雨のつづいた日に気になるのが、境川沿いの草地ににょきにょき生えてくる、雨後のタケノコならぬ、雨後のキノコ。

茶色っぽいきのこが点在しています。

寄ってみるとこんな感じ。

こちらは白っぽいきのこ。タテに並んでいるのがちょっとカワイイ。

主張のあるきのこ。

そして、今期のきのこは…、

大きい!

あるとき、女性の方たちのこんな会話を耳にしました。「…この時期、きのこが生えてくるでしょ。あれ採ってくるのよ」「食べるの?」「食べるの」…

えええ〜っ!! 食べちゃダメなんじゃないですか!?

ちょっと調べたところ、川沿いに生える「カラカサタケ」というきのこは、火を通せば食用にできるんですって。しかし! よく似たきのこで「コカラカサタケ」というのがあり、こちらは猛毒!

さらに「ドクカラカサタケ」「オオシロカラカサタケ」という種類もあり、このへんもよく似ているけど、みんなもれなく毒! 素人には毒きのこなのか、毒きのこじゃないのか、判断できませんよね。

さらに食用の「カラカサタケ」にしても「お腹を壊すときもある」と書いてあり、できればやっぱり食べない方がいいみたい。あまりにも大量に発生して気になる場合は、市役所に連絡して駆除してもらうというのもアリだそうです。

しかし、きのこを見た翌日、あんなに大量にあったきのこが…、どこにもない!?

犯人は…?

川沿いにお住まいのこの方たちなのか? それとも、人間さん……?

梅雨時のきのこ、野の花同様、観賞用として眺めるだけにするのがよさそうですよ!