https://www.carry-ann.com/post/2018/07/11/%E8%A8%80%E9%9C%8A%E3%81%8C%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%99%EF%BC%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%81%AB%E5%AE%BF%E3%82%8B%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F 【言霊が現実をつくり出す!日本語に宿るパワーの秘密とは?】 より
普段私たちが何気なく使っている日本語。日本では古来より「言葉には現実をつくり出すパワーが宿っている」と考えられてきました。それが “言霊” です。言霊には、無から有を生み、発した言葉通りの現実をつくり出す霊的な力があるといわれています。世界中に存在するたくさんの言語の中で、なぜ日本語には不思議な力が宿っているといわれるのでしょうか?古では、放った瞬間に事が起こるほどの威力があったという日本語。今回は、日本語に秘められた言霊パワーについて検証いたします。
日本は“言霊の幸はふ国”
日本最古の和歌集 “万葉集” には「言霊の幸はふ国」(ことだまのさきわうくに)という歌があります。「日本は言霊の力によって幸せがもたらされる国」という意味ですが、日本では昔から、言葉には霊的な力があると信じられてきました。
「良い言葉は吉事を招き、悪い言葉は凶事を招く」といわれるのも、言葉に宿っている不思議な霊威が働いて、言葉通りの事象がもたらされると考えられていたからです。言葉の言(こと)と事(こと)は同じであり、言葉には物事を動かす力があります。
すべての言葉に魂があり、美しい言葉には美しい魂が、汚い言葉には汚れた魂が込められています。
日本語の言霊がすごい訳とは?
日本語は世界でも珍しい言語であることをご存知ですか?
例えば “あ” から始まって “ん” までの50音は、一つの音「単音」です。また、「手(て)」「目(め)」など、文字一つで意味がわかる一音語でもあります。加えて「ひ」などの一文字から、「日」「火」「非」「妃」……など、一音でたくさんの意味を持つ一音多義の役割も持っています。このように、日本語は一音で多様な役割を発揮し、一音づつそれぞれに意味が込められているパワフルな存在なのです。
この日本語の音は、「母音」と「子音」が組み合わされてできています。「母音」は神の領域、「子音」は大地と肉体の領域に属しており、この両方のエネルギーを持つが故、パワフルな波動エネルギーで現実をつくり出す力があるといわれます。
現代では夢実現までにタイムラグが生じるのは何故?
古代では言葉のことを「言」といいました。この「言」を放った瞬間に「事」が起こるほどの威力がある言霊パワーだったのです。しかし、現代ではアファメーション(自分自身に対する肯定的な宣言)を繰り返し唱える “言霊活用術” で夢を実現させた体験談がたくさん報告されていますが、達成までには個人差はあれど、かなりのタイムラグが生じます。
なぜ現代では夢実現までにタイムラグが生じるのでしょうか?
その答えは「古事記」の中にありました。伊吹山の神を討ち取りに出かけた倭建命(やまとたけるのみこと)が白猪に遭遇します。そして「これは神の使者であろう。今は殺さず帰る時に殺そう」と「言挙げ」する場面があります。
★「言挙げ」とは、自分の意志をはっきりと声に出して言うこと。
しかし、神の使者だと思っていた白猪は、実は伊吹山の神そのものだったのです。倭建命(やまとたけるのみこと)は自分に慢心して言挙げしたことにより、結局白猪の祟りによって命を落としてしまいました。
このため「言挙げ」をした場合、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされる……という教訓になったのです。これが、日本において “言霊” の力を知りながら、ハッキリとした言挙げはせず、多くを語らず言葉にしない、そして軽々しく言(事)を扱わない国となった所以です。
こうした「言挙げ」の教訓から、あまりにもパワフルな力を持つ「言」にさまざまな軽い意味を持たせようと「葉(は)」を加えて「言葉」が誕生したといわれます。この「言葉」の誕生により、言った瞬間に事が起こるパワフルな力を持つ言霊の魔力は封印されてしまい、「言葉」を発してもすぐには「事」が起こらずにタイムラグができてしまったのです。
一瞬で物事を動かすほどの言霊の霊力を弱めた正体は、実は「言葉」だったのです。では封印されてしまった “言霊” のパワーを取り戻すにはどうすればいいのでしょうか?
言霊パワーを発揮するには?
私たちは、人と対話するときだけでなく、独り言や、頭の中で思考するときでさえも、無意識のうちに絶えず言葉を使っており、言葉とは切っても切れない関係です。
せっかく日本に生まれ、日々日本語を使っているのなら、言霊を最大限に発揮する使い方をしたいですよね。本来の言霊パワーが封印されたとはいえ、言霊の「言」が「事」であることに変わりはなく、物事をつくり出す力があることに変わりはありません。では、そのためにはどのようにすればいいのでしょうか?
◆願望が実現する仕組みとは?
私たち人間は、「魂(スピリット)」「心(マインド)」「肉体(ボディ)」の三位一体で存在しています。魂の望み・心・肉体の望みが一致していないと、どんな願いも現実化しません。
願望が実現する仕組みは次のとおりです。
<願望が実現する流れ>
魂から感じていること。
心と言葉が一致し、明確にオーダーできていること。
ワクワク・情熱に従って行動を起こすこと。
現実が動き始める。
日常生活では、感情がブレたりズレが生じたりしてしまうことが多々あります。先ず「魂」の本音を聞くこと、そして、心の言葉と肉体の行動を一致させることが大事です。
もしも、「魂」「心」「肉体」の本音がどんな状態でも、否定せずに一旦肯定してあげましょう。ダメだしによって隠れてしまっている真実の言葉があるはずです。それをそれぞれにマッチする「言霊」を使って救い上げていけばいいのです。
日常に起こる小さなズレを「言霊」を使って少しづつ合わせていくことで、エネルギーがイキイキと流れ出し、夢実現までのスピードが加速していきます。
自分にとって最もしっくりくる言葉、意味づけがきちんとできる言葉、ワクワクする言葉を探してみてください。それらの言葉を口にすることによって、意識が上がり、心がクリアになって、自分本来の輝きが出始め、つぶやくだけで運気が上がっていきます。
まとめ
私たちは無意識のうちに、一日にたくさんの言葉を発しています。言えば言うほど幸せが巡ってくる祝言葉から呪いの言葉まで、かけたりかけられたりしています。言葉には、その言葉が示す方向に事象化する力がありますが、言霊パワーの使い方を知ることで、放つ言葉を選び、変えることによって、その後の人生が変わります。毎日口にする言葉が未来をつくっていくのなら、自分やまわりの人が幸せになる祝言葉を使いたいものです。その他にも、浄化や循環を促す言霊活用などもあり、つぶやくだけで運気が上がっていく言霊の使い方を、また追々お伝えしていけたらと思います。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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