1)2人一組になり、8秒間走をする。その時の記録をペアの相手が走者に知らせるよう伝える。
2)イメージのパワーを体験する。
<イメージのパワー体験の方法>
① 足は肩幅に開いて立ちます。
② 右手をまっすぐ肩の高さまで上げ、その手の先を見ます。(手の平は床に対して平行に)
右手をこれ以上回らないというところまで、ぐるっと後ろに回し、その手の先の景色(見える物)を覚えます。(開いた足は、そのままで動かさない。)
③ 手を元に戻し、下ろします。
④ ①~③の体の動きをもう一度繰り返します。
では、イメージトレーニングをします。
⑤ 目を閉じて、ゆっくりと呼吸を行います。まずはリラックス。右脳に働きかけるように大きく息を吸い、長くゆっくり吐きましょう。
⑥ 自分が硬い釘になったイメージで、先ほどの体の動きをしてみましょう。実際に動かすのではなくイメージの中だけで行うのです。イメージの中で自分の右手を上げ、後ろへ回しているところをイメージします。体が硬くて右手が少ししか回らないようなイメージができます。手をゆっくり戻し、下ろしましょう。
⑦ 次は、自分のペースで3回イメージトレーニングをします。
⑧ 硬い釘になったイメージで、実際に右手を回してみましょう。(実体験)
⑨ 自分が体の柔らかいタコになったイメージで、先ほどの体の動きをイメージの中だけでしてみましょう。体が軽く感じ、腰も肩もとっても柔らかくなり、こんなに回るの?とびっくりするぐらい回っている姿をイメージの中で感じてください。手をゆっくり戻し、下ろしましょう。
⑩ 次は、自分のペースで3回イメージトレーニングをします。
⑪ 柔らかいタコになったイメージで、実際に右手を回してみましょう。(実体験)
・ネガティブなイメージ、ポジティブなイメージ各々がもたらす効果にポイントを当て、振り返りをする。
3)速く走っている理想の人=モデルを観察する。
・フォームの美しい児童を選ぶほうがよい。支援者でもよい。
・分離体験をする。
4)モデルを自分に置き換え、観察したシーンをイメージで再現する。
速く走っている人を自分に置き換え、観察したままをイメージさせる。
・走る前の気持ち、走っている自分の気持ち、走った後の気持ちをイメージで感じる。
ももを上げ、腕を振っている感覚、風を切って走る感覚、聞こえてくる音などをイメージする。その時、自分の姿は見えない。
5)イメージによる実体験をする。
体験している実感が湧くまで続ける。・脳はイメージしたことも、体験したことも同じパワーを得る。
6)実体験をする。(2人一組の、8秒間走)
7)実体験をした感想を分かち合う。
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