脳は実体験も、イメージ体験も同じインパクトを持つ刺激として受け取ります。またイメージ・思惟・意志が現実を生み出します。「私は~~である」のように自分に対して持つイメージを自己イメージと呼びます。自己イメージは自分の考え、行動、態度に大きな影響を与えます。自己イメージをチッェクしてみましょう
1)自己イメージを10項目書き上げます。
2)Ⅰ項目ごとに そのイメージは「ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル」の何れになるか?「過去・現在・未来」のどの時世を意識しているか?そのイメージは「事実・推論・人の評価」の何れによって持つようになったか?を検討します。
3)「私は~~~できない」と思っている自己イメージを10項目書き上げます。
4)10項目のそれぞれを①「私は~~~しない」②「私は~~~するつもりがない」③「私は~~~しなければならない」④「私は~~~したい」⑤「私は~~~できない」の5種類に当てはめ、声に出していってみる。「私は~~~できない」と思っていることが実際は①から⑤のどの表現がぴったりくるか観察しましょう。
ダンワールドのワークショップに参加したとき(テキストに)ゴミのようなものは (エクササイズであったとしても)汚いという現実認識が強すぎて リフレーミングができないと書いてありました。
塵、芥にはポジティブなイメージは伴わないのでしょうか?
ゴミを「豊かさの象徴」と考えると ゴミもポジティブなイメージに変えられると思わずにはおれませんでした。
もっとも「この豊かさは貪りの表れで ネガティブと考える」いうのであれば話は別.......
善悪の区分をするのはややこしいですね。
しかしあえてポジティブを選択し続けると 脳のオペレーションシステムは ポジティブシンキングになり ポジティブな事象を引き付け続けるというのですから 更にややこしい。
しかも一度掛けた心の色眼鏡(自己イメージ、人生脚本=内的抑圧)は自力で取り外すことがとても困難です。
その上色眼鏡を通してすべてを見ますから その色はスタッキングアンカーされ、ますます濃くなってしまいます。
いろいろな心の刷り込みがありますが ジェンダーの刷り込みは大問題です。
「男は~であるべし」「女の子のくせに」こんな押しつけ(外的抑圧)は誰もが経験しているのではないでしょうか。
幼い頃自分の性を否定された(例えば 男児の出産を期待された中で女児として生まれた、レイプなど)ことで 一生を左右するほどの 自己否定感を抱いた人によく会います。
性は生です。
性の否定は生の否定に繋がります。
心の色眼鏡(自己イメージ、人生脚本)は気がつかないうちに掛けてしまいます。
唯識論に立つと 自己イメージのように私たちは生きていきます。
自己イメージの検証はとても大切です。
(このためのトランプを作成しました。「アウェアネスカード」と呼びます。ひと組1500円です。関心のおありの方はお問い合わせください)
エゴグラム、エニアグラムも自己イメージの検証の参考になります。
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