統合医療の勧め

http://www.nagano-shika.jp/monreve/2015/04/post_192.html   より

統合医療の世界的リーダーであるワイルダー博士、英国国営健康保険サービスのディクソン教授、そして日本統合医療学会の先生方による国際シンポジウムに参加してきました。

米国、日本ともに、医療費は増加し続け、このままでは医療崩壊寸前。統合医療では、病気の管理から病気の予防へ、健康の増進へと変えていくために、近代医学をベースに補完代替医療を組み合わせた医療です。

統合医療では、国民が健康的なライフスタイルを選択し、健康長寿社会に相応しい持続可能な健康・医療システムとまちづくりを推進しています。

アンドルー・ワイル博士は、自然治癒力を持っている事、心や精神状態が体に影響することを知り、ライフスタイルに赴きをおくことで、本当の意味での健康増進ができると言っていました。これからは、自分の体は自分で守る時代であり、『ヘルスケア能力』が必要になると。また、医師を中心としたチーム医療と地域ベースの医療が、健康長寿社会には求められるそうです。

日本政府が統合医療を推進するきっかけになった事象がありました。

2011年3月11日に起きた東日本大震災を境に医療の在り方が大きく変わりました。

ライフラインが絶たれた状態では、近代医学が役に立たなかったのです。

実際に被災者の方々を元気にそして勇気づけたのは、鍼灸、整体、ヨーガ、アロマテラピー、音楽療法などが癒しに役立ったそうです。これからは、医師のほかに、看護師、鍼灸師、整体師、ヨーガ指導者、音楽療法士アロマテラピストなどがひとつになり、地域の人々の病気予防、健康管理に務めることが、また、国民はセルフケア能力を高めることが健康増進につながるそうです。

アンドルー・ワイル博士、ディクソン教授が健康増進に必要な事を挙げています。

  ★鍼灸

  ★漢方

  ★薬膳

  ★神道(スピリチュアル)

  ★人間関係

  ★相手を思いやる心

 食習慣、ライフスタイルを改めることが、健康や病気の予防につながることが

 今日のシンポジウムで確信致しました。

 アンドルー・ワイル博士は、将来は、統合医療の統合がとれて、

 医療と言われるようになるでしょうと言われていました。

 本当に素晴らしいシンポジウムでした。