潜在意識の書き換えで願望を引き寄せる方法

http://michirich.com/%E6%BD%9C%E5%9C%A8%E6%84%8F%E8%AD%98/  より

私たちが”努力せずに”歩いたり、呼吸したり、自転車に乗ったりできるのは、すべて潜在意識のおかげです。

潜在意識をうまく活用すれば、特に意識することなく、色んな事がうまくいくようになります。

この記事を読めば、あなたも潜在意識を書き換えて、自然体で呼吸をするように願望を引き寄せ、思い通りの豊かな人生を送れる「潜在意識の達人」になれるかもしれませんよ。是非、何度も読んで下さい。

1.潜在意識の意味とは

潜在意識の意味とは、私たちが普段意識することのできない意識、いわゆる無意識のことです。潜在意識は昔から宗教や哲学、心理学や精神分析学で研究されてきました。

潜在意識は、色々な分野からの意味づけがありますが、最新のものでは脳科学の説明が一番科学的に説明しています。

脳は私たちが眠っている間も絶えず働いています。その証拠に、意識はなくても夢を見たり、地震などで体が何らかの異変を感じるとパッと目を覚ますことが出来ます。

なぜそんなことが起こるかというと、眠っている間も潜在意識が記憶を司っていて、視覚や聴覚などの感覚を刺激して夢を見させたり、過去の記憶から生命の危険を察知して脳に命令し、危険を回避させようとするためです。

また、私たちは日頃、無意識にしているルーチンワークがたくさんあります。歩く、食べる、書く、自転車に乗るなどは複雑な手順を踏む一連の動作ですが、いちいち意識しなくても機械的に「努力なしに」行うことが出来ます。

努力なしに機械的に行えるのは、潜在意識の中に入っている記憶のなせる業。これを「手続き記憶」と言います。

生まれてから永続して行う動作や、体験したすべての記憶は、すべて潜在意識に刻み込まれていて、随時必要な情報を引き出して使っているのです。

更に人間は、潜在意識で情報を選り分けて生活しています。人間は、目や耳、鼻から入ってくる情報、触感や味覚など、毎日膨大な情報を浴びて生きていますが、全ての情報を取り込むことは不可能です。

例えば、あなたが満員電車に押し込まれた時、同じ車両にいるすべての人の顔と、服装や身体特徴を覚えることは、とてもではありませんが無理ですよね。

通常、脳は重要だと思う情報しか認識しようとしません。満員電車で重要な情報は、自分の立ち位置や周辺3~4人の情報、降車駅位だと思います。他のことは必要がないからです。

その代わり、表面意識(顕在意識)で意識した重要な情報は、忘れないように努力します。取引先の人の顔や名前、今日の夕食に必要な材料を買い物すること、見たいテレビ番組の時間などはきちんと覚えています。

私たちはそのようにして、潜在意識(無意識)と顕在意識(表面意識)を使いながら、「自分だけの世界」を作って生きているのです。

「自分だけの世界」と言いましたが、人はそれぞれ自分の脳が重要と思う情報を選り分けて処理し、その人だけの世界を作り上げています。

満員電車の例にもあるように、脳は世界の中の膨大な情報の中から、「重要だ」と思われる情報だけを選んで認識させています。あなたの世界も、あなたの脳が重要だと判断して選んだ情報のみによって出来ているのです。

自分に重要な情報だけを選り分ける脳の部分を「脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」と言い、この部分がフィルターの役割をして選別しています。(脳幹網様体賦活系(脳科学辞典)ーより引用)

脳幹網様体賦活系をフィルターとすると、脳は生きていくために重要な情報を蓄える巨大ハードディスクのようなもの。

もしこのフィルターを交換して、巨大ハードディスクに自分の望む恋愛やお金、仕事の成功などを必要な情報として認識させることができたら・・・。

脳はあなたが顕在意識で叶えたいと思う願望を、必要な情報として選り分けて、あなたの世界を作ることになると思いませんか?

私たちが普段、何も考えずに歩いたり、呼吸したりするように、特に努力することなく「自分の願望を叶えた世界」を作ることができる。潜在意識にはそれほどの可能性を秘めているのです。

潜在意識と顕在意識の違い

潜在意識と顕在意識の違いが分かっているようでどこか曖昧なのは、視認も数値化もできないからです。

潜在意識は確かに存在しているにもかかわらず、形がなく立証が困難なため、今日でも脳科学や心理学の分野で研究され続けています。

脳科学では、人間の顕在意識(把握している意識)は約3%、残り97%は潜在意識とされています。

つまり、人間の意識の大半は潜在意識で、生き方への影響力も圧倒的に大きいと言えるでしょう。

では、潜在意識に影響される私たちは、自分の思い通りに生きられないのかというと、そんなことはありません。

私たちは、潜在意識を書き換えることができます。

人間の細胞は、「恒常性(こうじょうせい)」という元に戻る力が常に働いているため、病気やけがも治ります。しかし、恒常性は元に戻す働きがあるため、変化することを好みません。

禁煙やダイエットを決意しても三日坊主で終わってしまうのは、「変わりたくない」恒常性のせいでもあり、ある種人間として正常でもあります。

人間的に正常な機能を冒してまで三日坊主を打ち破り成功に導くのが、顕在意識での決意を潜在意識に書き換える作業です。顕在意識で決意してもなかなか達成できないのは、大きな「意識」というものの、ごく一部でしか決意していないからです。

もし人間の脳の9割以上を司っている潜在意識レベルで決意したなら、それはもう成功したも同然です。

潜在意識を有名にしたのはジョセフ・マーフィー

無意識という概念は昔から存在していましたが、「潜在意識」という言葉を有名にしたのは、牧師で自己啓発作家でもある「ジョセフ・マーフィー」です。

マーフィーは潜在意識を利用することにより、自分や周囲の人を成功や幸せへと導くことが出来る「潜在意識の法則」を提唱しました。

代表的な著書として、「マーフィーの成功法則」「眠りながら巨富を得る」などがあります。

ちなみに、「マーフィーの法則」という書籍がありますが、これはアメリカ空軍の大佐によって唱えられたユーモアに関する本で、ジョセフ・マーフィーとは全く関係がありません。

マーフィーが潜在意識の思想を唱えるきっかけとなったのは、彼の青年時代までさかのぼります。

マーフィーは青年時代、悪性の腫瘍を患いましたが、フィニアス・クインビーの「潜在意識への呼びかけ」という心理療法によって完治しました。この経験から、潜在意識を利用し、心身を健康かつ幸福に導くという思想を始めたのです。

マーフィーは成功の秘訣を、

建設的に考えること

楽しい想像をする習慣

自信をもって祈ること

行動すること

と言っています。その他にも「眠りながら巨富を得る」の著書の中で、「無限の知性、無限の知恵、無限の力、無限の愛、それにこの世の中のすべての問題に対する回答が、人間自身の意識の中に閉じ込められている」とし、実践的な潜在意識の利用の仕方を、多数実例を元に紹介しています。

ジョセフ・マーフィーの名言

ジョセフ・マーフィーを語るにはあまりにもページ数が足りないため、彼が著書の中で説いた数々の名言の中から、一部ご紹介します。

彼の言葉は潜在意識の性質をよく表しています。

嫌いな人に会いたいとは誰も思いません。相手も自分が嫌われていると知れば、わざわざあなたに会いにくることはないでしょう。

お金もまったく同じです。富を手にする法則の第一条は、とにかく、お金を好きになることです。

世界にあなたの持っているベストを与えれば、最善のものがあなたへ返ってきます。

二人の”泥棒”に気をつけよう。もし、過去の間違いを悔いてばかりいたり、あるいは未来のことを心配していると、これら二人の泥棒が、あなたから活力、洞察力、心の平安を奪うことを知るべきである。

あなたの成功や目標達成をじゃまする唯一のものとは、あなた自身の考えや心で思っていることです。

自然界は、常にあなたを許しています。指に火傷をしても、自然に傷が回復します。なぜ、あなたは自分自身を許して自由にならないのでしょうか?

”地球の名言 ジョセフ・マーフィーの名言ーより引用”

2.潜在意識を書き換えることでできること

潜在意識は無限の可能性を秘めています。この世界、宇宙そのものといっても良いでしょう。その説明は後述しますが、潜在意識を書き換えると大抵のことは叶えられます。

例えば・・・

好きな人と両想いになる

理想の相手と結婚する

仕事の成績がアップする

事業の成功

お金持ちになる

希望の学校や会社に入れる

素敵な家に引っ越す

住みたかった地域に住む

美人になる

etc・・・

潜在意識を書き換え、それを心の底から信じて期待して待っていると、その通りのことを潜在意識が実現します。潜在意識は脳が「こうなって当たり前」「これが本来あるべき姿」と思っていることを、忠実に再現するだけなのです。