低い自己肯定感を高める方法

http://mitei.doorblog.jp/archives/37552547.html  より

今回は「自己肯定感」についてです。自己肯定感・・・分かるようで分かりにくいこの言葉ですが、日々の生活の充実感と密接に関わってくる重要な感覚なんですね。

自己肯定感が高い状態とは?

自己肯定感とは、自分の行動や思考を自分で肯定している感覚のことですね。この感覚が無いと、色々なことに不安や恐怖を覚え、行動はもちろん、自分の思考すら疑うようになってしまいます。一般に、うつ病や社会不安障害はこの感覚が低いことが主たる要因であると言われていますね。

そんな自己肯定感ですが、これを高める方法を説明する前に絶対に知っておいてほしいことがあります。それは、「自己肯定感が高い人間は、自分が自己肯定感が高い状態にあることを心の底から確信できる」ということです。自己肯定感とは、理屈に支えられたものではなく、自分の力で自分を肯定することによって得られるものであり、自分を肯定する強い意志が「自ずと」心の底から溢れてくるような感覚なんですね。

自己肯定感を高める方法

では、どうすれば自ずとそのような感覚が心の底から溢れてくるんでしょうか?そのステップを3つに分ければ、①自分を知ること、②セルフイメージを高めること、③理想の自分として行動すること、となります。この①~③の過程は相互に強く関連しているので、どれが先というようなことはありません。そして、どれか1つで上手くいくようなものでもありません。①②③を継続的に行う姿勢の中で、自己肯定感は高められていくと言えるでしょう。

自分を知る - あなたがあらゆる自己啓発本を読む前にするべきこと - 自己分析に学べ!

今回はどんな自己啓発にも勝る「自分を知る」についてです。なぜあらゆる自己啓発をする前に自分を知るべきなのか、またどうやって知ればいいのか、について書いていきたいと思います。日々新書やいわゆる自己啓発本を読んではいるんだけど、自分では何も変わった気がしない…そういう方も多いかと思います。そういった方は、「自分を知ること」を少しないがしろにしてはいないでしょうか?

「自分とは何か」を考える

 「自分とは何か?」皆さんは本気でこの問いを考えたことがあるでしょうか。本気で、徹底的に考えとおした経験のある方は、もしかするとあまりいないかもしれません。そもそも一度考えればそれでおしまいとなるような問題でもありませんしね。でもこれって、とても大切なことなのです。なぜなら、よく知らない人間に、自分の全てを任せることなどできないからです。自分を動かすのは究極的には自分です。自分を知らずして、どうして安心して自分として自分が行動できるのでしょう。その上、自分から逃げることは(死ぬ以外の手段によっては)絶対にできないのです。自己肯定に関して言えば、自分の悪いところ、悪いと思っていたところも含め自分を直視して、それをも愛すことができてこそ、自分を受け入れたことになるといえるでしょう(ただし、本当に直すべきところは優先順位をつけて直す決心をするべきです)。

 自分ではその場その場では努力したつもりだし、その時はとても充実していたんだけど、振り返ってみたら「あの時間は何だったのか」と思えてしまうような経験のある方もいるでしょう。そういった方もやはり、「自分」について今一度考え直す必要があるのではないでしょうか。

 そして、最も大切なことは、今の自分がダメダメでもこれから良くなればいい、ということです。その決心をするためにも、まず自分を知ることが必要なのです。そうすることでこそ、本当に自分を育て上げ、積み上げるべきものを積み上げることができるんです。

いかに「自分を知る」か

 自分の強みや弱み、夢、社会に対する意見、コンプレックス、どういう人間になりたいか、どういう人間になりたくないかなど、様々な視点から自分を知ること。自己を高めていく上で、これがとても重要になってきます。絶対にごまかさず、自分を直視してください。

 繰り返しになりますが、自分を知ることは「あらゆる行動」の前提となるくらい大切なことなのです。自分を知ることは、あらゆる自己啓発本を読むよりも前にやっておくべきことなんですね。理由は先述した通りです

 ・・・とは言っても、どうすれば自分を直視できるのか、という疑問が湧いてくることでしょう。そこでオススメなのは、就職活動でよくある「自己分析」の手法を取り入れることです。とはいえ皆さんの中には「自己分析なんて要らない」だとか、「自己分析なんて薄っぺらい」といった声を聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。もちろん薄っぺらな自己分析など意味がありません。ですが、ありとあらゆる視点から自分を洗い出し、納得するまで自分のことを考えてみる、そうした作業を通じて得られる感覚はとても大きな力を生みます。

 自己分析は賛否両論あるようなモノなのですが、ハッキリ言ってこの議論はナンセンスです。就職活動や転職活動における面接に備えた「ネタ探し」と割り切り、それ以上の意味はないとするならば、それほどの価値はないかもしれませんね。反対に、ここで参考にしたい自己分析とは、「いかに生きたいのか」に焦点を当てたものです。

 「いかに生きたいのか」これは自己分析の最も基本的な問いです。あるいは、「夢は何か」「実現したいことは何か」「どんな自分になりたいか」というような問いに言い換えてもいいかもしれません。あらゆる恐怖や不安、環境、人間関係などを取っ払って、純粋にこの問いを考えてみることから自己分析は始まります。そして、自己分析とは、様々な角度からの問いを自分に直面させ、それを本気で考えてみることの連続です。注意点ですが、この作業は一般解的な真理の追求を目的としたものではありません。あなたにとって、何が一番いいのか、心の底からの欲求と意志は何なのかという視点を忘れないでください。

自分の外から分析フレームワークを取り入れる

 様々な問いを自分にぶつけると言いましたが、自分で思いつく限りの問いをひたすら考えてみてもいいのですが、なかなか難しいです。自分の認知外にある視点からは、物事を考えることができないからですね。なので、オススメなのは、たとえ既に社会に出て働かれている方でも、いわゆる「就活向けの自己分析本」を買ってみることです。中には本当に秀逸な本もあって、特におすすめしたいのを紹介させて頂きますね。図々しくて申し訳ないです。普段こういう促販記事みたいなのは書かないのですが、こればかりは本当の本当に勧めたいので書きますね。というのは・・・『絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方』という本になります。

絶対内定 自己分析とキャリアデザインの描き方

 内容としては、91枚(数えてみてびっくりしました)のワークシートによって自分のことを把握しよう!と言ったようなものです。就活生向けのワークシートもいくつかあるので、それ抜きにしても80枚くらいはあるんじゃないでしょうか。これだけの視点から自分を見つめ直せば、相当自分に詳しくなるし、現実が見えるようになるんですよね。この本は本当に秀逸でして、私もまさしく就活生の時に初めて手に取ったのですが、当時は本当に驚愕しました;;いかに自分について自分が無知だったか思い知らされたような感覚を覚えましたね…(笑)これは最近気づいたことなのですが、あらゆる自己啓発本のエッセンスが盛り込まれていたりします。

まとめ

 「自分を知ること」。そしてその行為を日々続けること。これがあらゆる自己啓発を行う前にすべきであって、また自己啓発と並行して行わなくてはならない理由、見えてきたでしょうか?自分について様々な視点を持っておくと、本を読んだ時でも、人の話を聞いた時でも、頭の中にひっかかるものが全然違ってきます。そして何より、自分の弱いところを自覚することで自分を育て上げる覚悟ができます。自分を高めたいと真剣に思っている皆さんも、今日から1日10分ずつくらいでいいので、「自分」について徹底的に考えてみてください。

アファメーションで潜在意識を変えてなりたい自分になる方法 - セルフイメージを高める

さて、今回は「アファメーションで潜在意識を変えてなりたい自分になる方法」です。ちょっと詰め込んだようなタイトルになってしまいました(笑)でもその通りのことをお伝えしようかと思います。本題に行く前にですが、皆さんにはぜひこちらの記事(ストレスを感じないための思考)を読んで頂くと、予備知識がついてこれからの話が分かりやすくなると思います(この知識が必要になるのは理由の説明の部分で、やり方自体は簡単なので読まなくても理解できます)。

アファメーションって?

 アファメーションが大切な理由をする前に、アファメーションがどういう行為なのかをズバッと説明したいと思います。アファメーションとは、日本語で言う「断言」です。断言するという行為には、実はとてつもない力が秘められているんです。やり方は非常に簡単なので、今すぐにでも始めることが出来ます。

 そのやり方ですが、「私は~である」と断言する、たったこれだけです。ただし、もちろん色々な工夫をする点があります。

 ◆~には肯定的な言葉を入れます

   ex.◎…「私は日々努力している」◎…「私は心地よい生活を送っている」◎…「私は人が好きである」×…「私は人を好きになりたい」

 ◆断言と書きましたが、言葉にしてみても、頭の中で唱えても、紙に書いても、どんな形でも構いません!

 ◆自分に合った形で、毎日反復することが大切です。

 ◆自分に言い聞かせるというよりは、「自分の潜在意識に語りかける」ような形でやってください(後述)。この点は多くの方が見落とすポイントなので気をつけて下さいね!

 どのような言葉を断言するのかについては、理想とする自分はどういう生活を送っているかを想像し、今の自分はその通りである、というような方向性で言葉を選ぶといいと思います。愛にあふれた自分を理想とするならば、「私は○○を愛している」「私は愛されている」といったアファメーションを、実力を発揮し活躍してる自分を理想とするなら、「私はとてもうまくいっている」「私は人を引き付ける魅力を持っている」といったアファメーションを、というような具合です。ちなみにおすすめは、「私は今なにをすべきか分かる」、「全てはうまくいっている」というアファメーションですね(笑)

アファメーションが絶大な効果を持つ理由

 アファメーションとはどういう行為なのかということを説明してしまえば、ズバリ、自分の潜在意識(にあるセルフイメージ)を書き換える行為です。自己否定的なセルフイメージ(=自分が思う「自分がどういう人間か」)を打破することができるんですね。この自己否定的なセルフイメージというのが非常にやっかいでして、セルフイメージは私たちの過去の経験や、経験した感情をもとに出来上がったものですので、簡単に書き換えることはできません。顕在意識の中で、第二、第三の思考を必死に行って、自分を変えようとしても、潜在意識の暴力的な力によって、もとのセルフイメージに沿った自分へと押し戻されてしまうんですね。ましてや、第一の思考はコントロールできない上に、私たちの潜在意識に蓄えられたセルフイメージを裏打ちするような形で顕在意識に立ち上ってくるので、そもそもセルフイメージを傷つけるようなものである可能性すらあります。行動によってセルフイメージを変えるのもやはり難しい。行動の元となる意志は、第一(あるいは第二以降)の思考から生まれるので、どうしても行動そのものがもとのセルフイメージに引っ張られることになります。

 第一の思考や行動はセルフイメージの枠を超えることが出来ない、第二の思考は顕在意識の中において行われるものなので、潜在意識にあるセルフイメージの力よりはるかに小さいと、そんなようなことになってるんですね。一方でアファメーションは、こうした「思考」を排除しているのが特徴です。直接的に潜在意識に働きかけるのがこのアファメーションでして、ある種の自己暗示であるとも言えます。強大な潜在意識に立ち向かうためにできることは暗示しかないのかよっ!と言いたくなるかもしれませんが、アファメーションとは不思議なもので、言葉の力なのでしょうか、続ければ続けるほどその効果が出てくるんですね。

 皆さんも今日から、いや今からアファメーションを始めてみてください。そして、潜在意識の持つ力を味方につけて下さい。きっと今までと違う自分が見えてくると思いますよ。