退屈でつまらない、やる気も出ない。スランプからの脱出法

https://www.ichigojyutsu.com/self-fulfillment/slump/  より

「人生山あり谷あり」と言いますが、何十年と生きているとあれだけ楽しかったはずの毎日がつまらなくなってきて、気がつけば何もしたくなくなっている。

そんなこともあるものです。

いわゆるスランプです。

目標達成型の人にはわりと起きがちかもしれません。

かくいう私も何度かそんな状態に陥ったことがあります。

これが案外苦しいものです。

けれども幸いなことにここ最近はスランプと無縁でいられるようになりました。

その経験を踏まえて「スランプからの脱出法」。

そしてそもそも「スランプに陥らない方法」をまとめてみます。

この記事の目次

1. スランプに陥るのってどんな時?

2. マンネリの正体

3. マンネリズム VS. 楽しさ

4. スランプから脱出するには

5.「変化」を取り入れるには

まとめ:退屈知らずの人生へ

1. スランプに陥るのってどんな時?

社会人になって最初にスランプに陥ったのは、大きなシステム開発のプロジェクトでした。その当時は全体像が十分に掴めないまま、割り当てられたプログラムの設計・開発をし続けたものでした。

このように活動の意味が捉えきれないことをやり続けるのは、スランプに陥るきっかけになります。

ひたすら穴を掘っては埋めるを繰り返す拷問がある、と聞いたことがあります。

これも意義が感じられない作業を無理やり続けさせられることで、長期間スランプ状態に留め置かれる。そのことで、精神的なダメージを喰らうのでしょう。

その他にも、楽にできることをやり続ける、

逆に 能力をはるかに超えた難しいことをやり続ける、

こんな時もスランプに陥りがちです。

一見別々の現象に見えますが、これらには共通項があります。

それは一体なんでしょうか?

それは、、、

「マンネリ」です。

2. マンネリの正体

その現れかたはそれぞれ違いますが、スランプのきっかけには「マンネリ」が横たわっているようです。

マンネリすなわちマンネリズムを辞書で引くと次のように書かれています。

マンネリズム【mannerism】の意味

出典:デジタル大辞泉(小学館)

手法が型にはまり、独創性や新鮮味がないこと。マンネリ。マナリズム。「マンネリズムを脱する」

活動に意味が感じられない時、

楽にできることをやり続ける時、

手に負えない難しいことをやり続ける時、

このような時に共通するのは、

「変化」が自分の中で感じ取れなくなっていることではないでしょうか。

これまでの自身の経験からも、

スランプの原因は「マンネリ」。

つまりは「変化」が感じられなくなった状態の継続だと考えます。

3. マンネリズム VS. 楽しさ

マンネリ、退屈、つまらない、やる気がしない。

ちょっと考えてみてほしいんですが、これらの反対はなんでしょう?

「楽しさ」。

楽しさはマンネリや退屈の反対と言ってよさそうです。

「楽し」ければ、マンネリややる気のなさから脱出できそうです。

先日ある人から聞いた「楽しい」についての話しは目からウロコでした。

「楽しい」に含まれる要素は「変化」だと言うのです。

よく考えてみると本当にそうだなとわかります。

「変化」を味わえるところに「楽しさ」は生まれ、

「楽しさ」のあるところには活力が生まれ、やる気が生まれます。

4. スランプから脱出するには

ここまでくると、スランプからの脱出方法がわかります。

スランプから脱出するには、楽しみを生み出す「変化」すなわち「自分が味わえる変化」を生活の中に取り入れていくことが解決になるでしょう。

5.「変化」を取り入れるには

では実際、どうすれば変化を生活の中に取り入れられるでしょうか?

ビジネスコンサルタントの大前研一さんはこんなことを言っています。

「自分を変えるにはどうしたらいいか。私が昔から使っている簡単な方法が3つある。1, 時間配分を変えること。2. 住む場所を変えること。3. そして付き合う人を変えることである。」

http://president.jp/articles/-/17083

この3つはとても有効です。

自分のこれまでを振り返っても、これらの変化から生まれた経験はいい刺激になっています。

いまでも楽しみを与えてくれているのを実感します。

このように比較的大きめの変化を生み出す方法もありますが、今すぐできる、もっと「小さな変化を積み重ねる」方法も有効です。

これは意識の持ち方ひとつでできます。

それは「小さな変化を継続する」こと。

まずは、なんとなくの作業をやめる。無意識の作業をやめます。

それが何であれ作業に主体的に取り組みます。

次に、取りかかっている作業をきちんと完了し、

ひと呼吸おいて完了したことを確認して、

それから次の作業に取り掛かる。

完了して、開始して、完了して、開始する。

そしてまた完了して、・・・

ただなんとなくメールを書いて出すのではなく、

書き終わった。完了。 見直しして送信した。完了。 次のメールに取り掛かる。

食事も仕事のことを考えながらだったり、無意識に食べるのではなく、

味わって食べる。完了。 活力が湧くのを感じる。完了。 午後の仕事に取り掛かる。

という具合です。

丁寧に区切りを入れていく感覚です。

このように意識的に丁寧に作業に向かうと「変化」が味わえます。

また「完了」を積み重ねることでそれが何であれスキルアップします。

さらには向上したスキルが定着します。

スキルの定着は能力の向上を生み、着実な成長につながります。

これが「変化」です。

そして「変化」から楽しさが生まれます。

まとめ:退屈知らずの人生へ


人はなぜマンネリに陥るのでしょう?

それは変化が怖いからかもしれません。

本来わたしたちにとって「変化」は楽しいものであるはずです。

けれども、幼少期にからかわれたり怒られた経験など、潜在意識下にある阻害要因が怖れを生み出します。

変化を怖れてチャレンジが億劫になっている人は案外多いのかもしれません。

そんな自分に気づいたら内観してこのような阻害要因と向き合ってみませんか?

そして、変化を楽しむ感性を取り戻しましょう。

子供の頃のように退屈知らずの人生が待ってますよ!