「バリュー・ファクター」とは ~人生で最も大切なものを見つける方法~

内容紹介

世界50カ国、200万人の人生を変えた、

人生を成功加速させる世界最強メソッドがついに解禁!

「フォーチュン」誌上位500社のコンサルタントにして、人間行動学の世界的権威であるドクター・ディマティーニの2大メソッド「バリュー・ディターミネーション®」 「ディマティーニ・メソッド®」。

この2大メソッドの根幹をなす手法「バリュー・ファクター」がついに書籍となって登場しました。

「バリュー・ファクター」は、ドクター・ディマティーニが40年以上をかけて人間行動のメカニズムを研究してきたなかで生まれた、私たち人間の行動を決定づける要因(ファクター)を活用して、最高に充実した人生を送るための方法論です。

これを身に付けると自分の「潜在能力」を引き出せるようになると、「バリュー・ファクター」を体感した世界各国の受講者から高い評価を受けているメソッドを徹底解説しています。

自分でもまだ気づいていない、活かせていない能力が、もし今、手にすることができたなら……。

そんな期待に応えられるエッセンスが ギュッと詰まっているのが本書です。

重要なエッセンスの充実した解説はもちろん、最高の自分を見つけるための「エクササイズ」が多く盛り込まれているのも、本書の大きな特徴です。

読みながら用意されたエクササイズをこなしていき、本書を読み終えたときには、

あなたはもう、最高の自分が見つかっているはずです。

内容(「BOOK」データベースより)

「まだ、本気を出していないだけ」と思っている人が、自分の「潜在能力」を一瞬で引き出す方法!「思い通りの人生」に変わるプログラム、完全書籍化。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ディマティーニ,ジョン・F.

人間行動学のスペシャリスト、教育者、作家。人間行動学と自己啓発の分野で世界的な権威として知られている。彼が創設したDemartini Instituteは、人間教育のための複数の分野を教える72のカリキュラムを提供する調査教育機関

http://valuewalker.hateblo.jp/entry/2017/12/19/162947      より

バリュー・ファクター」とは?

「バリュー・ファクター」は、人間行動学と自己啓発の分野などで世界的な権威として知られるジョン・ディマティーニ氏が38年間にも及ぶ研究結果からつくりあげたメソッドです。

「バリュー・ディタミネーション(価値観の特定)」と「バリュー・アプリケーション(価値観の適用)」で構成されています。

バリュー・ディタミネーション(価値観の特定)

バリュー・ディタミネーションでは、私たちがどんなことに時間を使っているのか、何にお金をつかっているのか、どんなものを身の周りにおいているか、など私たちが普段とっている実際の行動から価値観を導いていきます。

客観的な行動を材料にするため、「こうあって欲しい」という願望に陥ることも少なく、より早く、確度を高く価値観を特定していくことが可能です。

バリュー・アプリケーション(価値観の適用)

バリュー・アプリケーションでは、価値観と物事のつながりを見出しながら認知を変えることで、仕事へのモチベーションを高める、人とのコミュニケーションや関係性を向上するなどを可能とします。


価値観とは何か

価値観とは、家族など外から押し付けられた「あるべき姿」や社会的な理想ではなく、あなたの内側にあるワクワクするような行動の源泉です。人生の目的であり、あなたのアイデンティティを構成するものと言うこともできます。


もしあなたが自分の価値観を理解している場合、即座に、そして自信を持って下記のような質問に答えることができるでしょう。

「私が最も大切にしていることは〇〇である」

「私の人生の目的は〇〇である」

「私は〇〇という人です」


価値観の階層性

バリュー・ファクターの特徴の一つは、人の価値観の中に序列(階層性)を見出すことです。この価値観の階層は指紋のように個々人で異なっています。そして、階層の中で最上位の価値観を見出すことにより、その価値観を仕事・家庭・人間関係など様々なことに適用していくことが可能です。

価値観は欠乏感からもたらされる

価値観は、私たちの欠乏感からもたらされます。私たちが足りない、不足している、欠落していると感じるものに、私たちは価値を置き、追い求め、満たそうとするのです。特に3~7歳の幼少期における欠乏感が価値観に大きな影響を与えることが多いと言われています。

バリュー・ファクターの効用

バリュー・ファクターは人生の幅広い領域で効果を発揮します。その一例をご紹介します。

①自分の中に軸が生まれ、人生に一貫性をデザインできる。

価値観を知ることで、自分の中に確固たる軸が生まれます。自分にとって何が最も重要かが常に明らかになっている状態です。そうした状況では、人は迷うことが減ります。ついつい隣の青い芝生をみて、本当のところ望んでいない、他者の価値観を自分に取り込んでしまうこともありません。何かを選択する際の基準も明確です。また、どのように働き、生きるのかといった人生デザインにも活用できます。

②自己理解が深まり、自分自身を適切に扱える。

自分の最上位の価値観(最高価値)を知ることで、人生のあらゆる場面で最高価値が判断基準となっていることに気づくことができます。自分の好き・嫌いを分けているものも最高価値であり、なぜそれが好き・嫌いなのかが明確になります。また、自分がどんことに反応的になるかを自覚することで、反応ではなく、選択して創造的に生きていくことができるようになります。

③関係の質が高まり、一体感が醸成される。

一緒にバリュー・ファクターに取り組むことで、深い他者理解の機会を得ることができます。また、バリュー・アプリケーションを人間関係に適用することで、互いの価値観を尊重したコミュニケーションや、苦手・嫌いな相手への感謝が生まれます。また、企業のビジョンと社員個人の価値観をリンクさせることで、お飾りのビジョンではなく、ビジョンがパワーを持ち始め、組織としての一体感をつくりだすことができます。さらに、上司-部下の面談やコミュニケーションにも活用が可能です。

④仕事のパフォーマンスが向上し、リーダーシップが発揮される。

最高価値を自覚し、仕事との接続点を見出すことで、仕事へのモチベーションが劇的に高まります。注意力、記憶力、意志力も向上し、仕事の生産性、パフォーマンスが向上します。人はより主体的になり、リーダーシップを発揮します。価値観につながることで、仕事なぜするのかという「Why」が明確となり、周囲の人間を巻き込み、共感の渦をつくっていくことができます。

価値観の特定

価値観を特定する難しさ

最も大切にする価値観を知ることが難しいのにはいくつか理由があります。

他人や社会的理想を自分の価値観として取り込んでしまう

価値観を知る手法や診断テストが複数あり、それぞれ異なるアウトプットが返ってくるため「どれが本当の自分なの?」と悩んでしまう

願望や理想はたくさんあるが、本当の価値観との見分けが難しい

価値観がいくつも思い付き、その中での順位付けが難しい

でも、ご安心ください。「バリュー・ファクター」における価値観の特定方法は、シンプル且つ確実です。実はあなたの人生そのものがあなたが何者であるかを良く語っているのです。

「バリュー・ファクター」による価値観の特定方法

バリュー・ファクターでは、価値観を特定するための13の質問が用意されています。質問はいずれも、あなたの行動や選択、あなた自身の生き方に関連するものです。

まずはそれぞれの質問について、「最も該当すること上位3つ」のことを挙げていきます。

その後、合計39個の回答が出そろったら、それぞれの回答の目的や意図を確認していきます。そして、目的や意図で回答をみていくと、39個の中に共通点が見えてきます。例えば、あるお母さんは、「子どもと楽しい時間を過ごす」という意図が多くの回答の目的として挙がってくるかもしれません。

特に共通項が多かった順に目的・意図を上位3つ選定します。その上位3つはあなたにとってとりわけ重要な価値観である可能性が高いです。なぜならその結果は、単なる願望や妄想ではなく、実際のあなたの行動、生き方が語っているものだからです。

価値観を特定する13の質問

1.あなたの空間を最も占めているものは何ですか?

How do you fill your personal space?

あなたにとって重要なものは、あなたの身の周りにあります。大切なものは押入れの奥にしまったりせずに、目に見える範囲に置くものです。家でも仕事場でも、あなたの空間を最も占めているものはなんですか?それは身に付けるものや、常にあなたが携帯しているものの可能性もあります。

この質問は「物理的な大きさ」だけに縛られません。例えば、小さくても、特別な想いを持って常に携帯をしている「お守り」かもしれません。また、365日持ち歩いている「音楽プレイヤー」かもしれません。

(例)「書籍」、「家族との写真」、「仕事道具」、「好きなアーティストのCD」など

2.何に最も時間を使っていますか?

How do you spend your time?

1日24時間から睡眠時間を除いて、あなたが時間を最も使っていることはなんですか?理想ではなく、客観的な事実から回答ください。

土日や休暇も含めて、1週間や1か月など適切な期間を平均化して考えてみましょう。そうすることで、例えば、3か月に一度は1週間海外旅行に行く、などの趣味が入ってくるかもしれません。

(例)「仕事」、「家族との時間」、「読書」、「サーフィン」など

3.最もエネルギーが湧くものは何ですか?

How do you spend your energy?

あなたが最もワクワクすることはなんですか?それをすることで、エネルギーがチャージされるものはなんですか?たとえ疲れていても、それをすると元気になってしまうようなものです。

また、「仕事」全てが該当しなくても、仕事の中で特定の作業や時間がワクワクするものであれば、それも含めて考えていただいて結構です。その場合は、「多様なメンバーでのミーティング」など具体的に記入してください。

(例)「部下との面談」、「水泳」、「子どもと遊ぶ時」、「セミナー参加」など

4.何に最もお金を使っていますか?

How do you spend your money?

あなたが使えるお金を何に充てていますか?客観的な上位3つを書き出してください。「家賃」や「ローン」、また「貯蓄」や「投資」などが該当する場合はそれも含めてください。

(例)「家賃」、「セミナー代」、「交際費」、「家電」、「海外旅行代」など

5.最も整理整頓されているものは何ですか?

Where do you have the most order and organization?

あなたの中で最も整理整頓がされているものは何ですか?物理的なものだけではなく、「やるべきタスク」や「パソコン内のデータ」、また「毎朝ヨガをする」のように習慣なども含めて大丈夫です。

(例)「書籍」、「服」、「キッチン」、「本」など

6.最も頼りにでき、規律正しく、集中できることは何ですか?

Where are you most reliable, disciplined, and focused?

誰かから言われなくても自発的に、集中してやれることは何ですか?自分で規律を持ち、信頼できるようなことです。例えば、周りの人が、「あなたがそれをやるなら信頼できる。安心して任せられる」と感じるものは何でしょうか?

(例)「企画書の作成」、「原稿の校正」、「掃除」、「子育て」など

7.何について最も考えていますか?内面を最も支配している思考とは何ですか?

What do you think about, and what is your most dominant thought?

あなたが実際に頻繁に考え、そして現実になっていることは何ですか?これは、「私なんて…」という自己卑下や、「…すべき」といったことではありません。あなたが、実現したいこと、望むことなど前向きな将来に関することです。また、望むだけではなく、実際に現実に向かっていることに限定して答えてください。

(例)「海の近くに住む」、「営業職の仕事をする」、「たくさん友人をつくる」など

8.何について最も頭の中で映像やイメージとして思い描きますか?

What do you visualize and realize?

あなたが人生の中で前向きにイメージし、それが現実化してきていることは何ですか?

(例)「大人数の前で講演すること」、「自然の中にあるマイホーム」、「色々な国を旅すること」など

9.どんなトピックについて最も自分自身に語りかけますか?

What is your internal dialogue?

どんなトピックを自分自身によく自問自答していますか?ネガティブなことではなく、望むことや、何かを求めるような会話です。

(例)「家族で海外旅行をする方法」、「自分のビジネスを成功させること」、「子どもの進学や教育」など

10.社交の場で最も頻繁に話す話題は何ですか?

What do you talk about in social settings?

他者と話す場で、あなたが常に話題にすることはなんですか?その話をすると、あなたは生き生きして、楽しく、その話題であればいくらでも語れるようなものです。また、社交的でないという方も、あなたを社交的にしてくれるような話題です。

(例)「筋トレ」、「営業」、「素敵な雑貨」、「映画」など

11.最も心動かさるものは何ですか?

What inspires you?

自分の心が最も動かされるものは何ですか?過去に感銘を受けたり、感動したことはなんでしょう?モノ、人や行動、プロセスや結果などどんなものでも結構です。

(例)「起業のストーリー」、「おいしいレストラン」、「目標の達成」など

12.一貫して立てている長期的な目標・ゴールは何ですか?

What are the most consistent long-term goals that you set?

あなたの長期的な目標はなんですか?ネガティブなことや妄想ではなく、あなたが望んでいることで、考え、取り組み、少しずつでも現実化してきていることを挙げてみましょう。

(例)「本の出版」、「仕事での独立」、「海外への移住」など

13.あなたが最も学びたいと思うものは何ですか?

What do you love to learn and read about most?

あなたが最も学びたいと思うことは何ですか?例えば、どんなジャンルの書籍を良く読んでいるでしょうか?また、どんなセミナーによく参加しているでしょうか?自分で日頃から考えていて、他人とあった際によくする質問は何でしょうか?実際に、学びたいと思って、そうした行動をとっていることを思い浮かべてみてください。

(例)「節約の方法」、「英語」、「子育て術」など

コズミックホリステック医療・教育企画