ブレークスルー

内容紹介

打ち破れない悩みの壁。はてしなく深い落ち込みの奈落――。「ねばならぬ」の思い込みが自分自身を呪縛する。ビリーフを探り出すこと、そして合理性の定規を当てること。陥穽の非合理性に気づくことがブレイク・スルーのはじまり。解放のための「自己発見」のすすめ。

幸福の条件――認められたいと願うのは自分の利益優先ゆえ、生き方として高級ではないと思う人がいる。地の塩としての生き方の方が高級だというわけである。このような考え方には検討の余地がある。この人生は自分のために用意されたものではない。したがって世人は私に奉仕するために存在しているのではない。それゆえ、自分のことは自分でするというのが、この人生を生きるための常識である。人は私を認めるために生きているのではない。人に認めてほしければ、自分で人に認めてもらうよう何かをすることである。自力で自分を幸福にする。そのことにひけめや恥かしさや自責の念を持つ必要はない。自分がまず幸福にならないと、人を幸福にするのはむつかしいからである。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

打ち破れない悩みの壁。はてしなく深い落ち込みの奈落―。「ねばならぬ」の思い込み(ビリーフ)が自分自身を呪縛する。ビリーフを探り出すこと、そして合理性の定規を当てること。陥穽の非合理性に気づくことがブレイク・スルーのはじまり。解放のための「自己発見」のすすめ。

著者について

1930年生まれ。東京教育大学、同大学院を経て、ミシガン州立大学院修了。哲学博士。現在、聖徳栄養短期大学教授。専攻はカウンセリング心理学。著書に、『〈つきあい〉の心理学』『〈自立〉の心理学』『リーダーシップの心理学』『チームワークの心理学』――講談社現代新書――をはじめ多数ある。

http://tokyo.transformation-jp.com/main-course/breakthrough-technology-course.html より

ブレークスルーテクノロジーコースとは

ブレークスルーテクノロジーコースは、ランドマークワールドワイド株式会社が提供している個人向けの教育、研修プログラムです。

人生の大切な分野で今までの枠組みや過去に限界されない新しい可能性を創造し、パワーや自由豊かな自己表現と共に飛躍的な成果を創り出していく技術(テクノロジー)を学びます。

1回のコースに70人から100人の方が参加されます。参加者の年齢層は20代から80代までと幅広く職業も多岐にわたります。会場は劇場スタイルで椅子がならんでおり講演会のような形式です。

コースは講師から一方的に話をするのではなく、参加者のかたとの会話を通して進行していきます。

その会話は参加者の方が自分や自分の人生を見るまったく新しい視点を発見するようにデザインされています。

自分や自分の人生を見るパワフルな新しい視点

コースは講師と参加者の方との会話を通して人生のあらゆる側面を全く新しい角度から見る探求の会話に取り組んでいきます。手を上げて発言される、されないに関わらず成果が得られるようその会話はデザインされています。

その探求は偉大な哲学的対話に及び、また過去の英知を活用していますがその英知を能力と実践に転ずる新しいコンテクスト(器)が与えられています。そして参加者の方は自分自身や自分の人生を見る今までにないパワフルな新しい視点を発見します。

講師から提示される会話は一切「真理」などというものではありません、それは探求を前進するためにコースの間しばらくそこから考え、試着してみる会話であり、役にたたなければ捨てることができる一つのアイデアです。

飛躍的なブレークスルーを可能にするコーチ

私たちは誰もが自分の人生については自分がエキスパートです、自分以外の人が自分の人生のエキスパートだということはありません。でも、その逆から見てみると一流の素晴らしい運動選手と呼ばれている人には必ずコーチがついています、世界最高の運動選手でありその分野のエキスパートであってもトレーニングプログラムがあり、コーチがついています。そしてそのプログラムやコーチはその選手の能力に飛躍的なブレーククスルーを可能にするようデザインされています。

ブレークスルーテクノロジーコースもそれと同様に参加者の方が現状を超えた飛躍的な成果を創りだしていけるように開発されたプログラムです。

自転車のバランス感覚を掴むように

ブレークスルーテクノロジーコースは教えるというよりコーチすることに、理論を学ぶよりもハーバードビジネススクールの事例研究に、法則やデータ・情報を記憶するよりも技能を獲得することに似ています。ブレークスルーとは知識を学ぶ体験と自然と知る体験の違いのようなものです。

自転車の乗り方を本で学んでもバランス感覚を掴むことはできませんし、自転車に乗れるようにはなりません、偉大な人々や成功した人の人格や習慣について本を読み勉強しても、それは興味深いですがそれによって偉大な人、成功する人になるわけではありません。

小さな頃、自転車に乗るためには欠かせないバランス感覚を掴むために、乗っては転び、乗っては転びを繰り返し、ある時突然にバランス感覚を掴みそれを境に難しかった自転車が自然と乗れるようになりました。

本を学ぶことと違い、コースで起きることはそのバランス感覚を掴む瞬間に似ています。いろいろな会話を通して探求をしている最中に自分が欲しい成果を創りだすために欠かせないものを掴む瞬間があります、そしてそれを境に今まで難しかったことも自然と出来るようになったり、効果的に成果を創りだせるようになったり、と具体的な成果を創りだすことが可能になります。

新しいレベルの可能性を発明し、実現する能力

ブレークスルーテクノロジーコースは今の自分を直したり、問題解決をしたりするためのものではありません。

例えば「私はコースに参加をして自分の人間関係に成果があった。」と誰かがいうと「もともと人間関係に関して何か問題がありそれをコースに参加することで解決できた。」と聞きがちですがコースで提供していることはそういうことではありません。

もちろん私たちは人生の中で問題が起きてくることもありますし、コースの中でその問題が解決することもあります、しかしそれがブレークスルーテクノロジーコース本来の価値ではありません。

ブレークスルーテクノロジーコースから得る重要な価値は、すでに成功している、していないに関わらず人生の様々な分野で新しいレベルの可能性を創り出しそれを実現できるようになることです。

「私には今こういう人間関係がある、この関係はうまくいっている、でももしこの人間関係に次のレベルの新しい可能性を創り出せるとしたら何が可能だろうか?」という風には普段私たちは考えません、普段私たちは自分の人生の状況とか環境を見てそこから最善の事をやって行こうという風にしがちです。

ブレークスルーテクノロジーコースは今までを否定したり、直したり変えたりすることではなく、今あるがままの人生の中で全く新しいレベルの可能性を創り出しそれを実現することについてのコースです。

「知らないことすら知らないこと」・・予測を超えた成果への扉

「知らないことすら知らないこと」について普段私たちが思考することは滅多にありません。

円グラフを想像して見てください。その円の中に私たちが知りえることの全てが収まっていると仮定します。そしてその円グラフを3つの領域に分けるとします。その円の一つの領域は私たちが「知っていることを知っている」という部分です。私たちは自分が知っていることを使って、物事を向上させたり、発展、改善したりすることに役立てます。

二つ目の領域は私たちが「知らないということを知っている」という部分です、成長する過程において私たちは、世界には自分の知らないことが沢山あることを認識し同時にあらゆる方法を通してその部分について学んでいきます。本を読んだり、勉強したり、人から話を聞いたり、いろいろな経験を通して知らなかったことを知っているという領域に移しそれを人生に役立てようと取り組みます。私たちは人生の多くの時間をそれに費やします。

それでもこの円グラフにはまだ多くの部分が残っていますそれは三つ目の領域で「知らないことすら知らない」という部分です。知らないことすら知らないことですから全く知らない領域のことです。人生を生きる上でその領域があることの認識するとは自らを絶え間なく拡大していくに重要な知恵や思考の自由さを可能にします。

優秀な運動選手はその領域への入り口としてコーチを自分のために雇います。しかし個人の人生において知らないことすら知らないことに関してどう取り組んだらいいのか、いったい何ができるかに対するいい答えはなかなか返ってきません。

ブレークスルーテクノロジーコースでのコーチの会話は自らの人生において「知らないことすら知らなかったこと」に継続的に触れるすべを提供します。

ブレークスルーテクノロジーコースで参加者は自分自身について知らないことすら知らなかったこと、周りの人について知らないことすら知らなかったこと、そして自分の人生について知らないことすら知らなかったことを発見します、それは知らないことすら知らなかった自分の可能性と予測を超えた非凡な成果への入り口となります。

未来を創造する自由とそれを現実化するパワー

ブレークスルーテクノロジーコースで発見することの一つは、私たちは自分の想像を遥かに超えたレベルで過去に振り回され、それによって私たちは本来持っている自分の未来を自由に創りだす能力を止められているということです。

コースはその過去の束縛から自由になり、本来自分が持っている能力を最大限に発揮し、新しい未来を創造する力とそれを実現する力にブレークスルー(突破)を引き起こします。

ブレークスルーテクノロジーコースはまさに自分が生きたい人生をデザインし生きる機会です。