「ジョハリの窓」って、ご存じですか?
ジョセフとハリーが発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」を(二人の名を取って)ジョハリの窓と呼ぶように
なりました。
誰にも自分で分かっている私と、分からない私が居ます。しかも私の性格はまるで相手、場面によって変わってしまう
かのようです。
次の四角を私という一つの大きな心の窓に見立ててください。
横軸のメモリを指標にして、相手との関わりにおいて自分が自分のことを分かっている程度(右端はすべて分かっている。左端は
まったく分かっていない )で、四角を縦に2分してください。
相手は、あなたをどの程度分かっていますか?
それを縦軸のメモリを指標にして四角を横に二分してください。
*A:開放領域では、お互いに既に分かっていることを基本に活動できるので相手の真意を推し測ったり自分のある部分を隠し
たり、現実を自分に都合が良いように歪曲する必要がありません。
*開放領域では、自分の真の姿で取り組むことができます。解放領域を拡大することは人間の成長を意味します。
*Aを拡大するにはB、Cが狭くなる必要があります。
Bを狭めるには、自分に分かっていない自分を相手に知らせてもらえば(フィードバックを受け取る)良いわけです。
Cを狭めるには、今まで相手に隠していた自分のある部分を知らせれば良いわけです。これを自己開示と呼びます。
*B、Cが狭まるに連れ(開放領域が広がるにつれ)Dを知る手掛かりが得られ 洞察が進められると「自己との出会い」の
チャンスが訪れます。
「自己開示」と「フィードバック」 は「自己発見」へつながるとも言えます。
*「自己開示」
自分の考え・意見・感情・欲求などを相手に率直に あるがままに伝えることによって Aの領域がCの領域へと拡大して開放の領域が大きくなる。
*「フィードバック」
自分にはわかっていない自分について何らかの情報を ほかの人から知らせてもらう働き。
Aの領域がBの領域へと拡大して開放の領域が大きくなる。
「自己開示」と「フィードバック」によって拡大した部分が 「自己発見」というわけです。
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