https://ameblo.jp/bluedeloi/entry-11837055789.html より
以下は雑記帳の様なものである。
ミカエル、ガブリエルなどといった大天使はユダヤ教、キリスト教、イスラームといった三大宗教に登場し、それぞれの宗教で重要な役割を担っている。
一方、メタトロンの場合、殆どユダヤ教でのみ登場する。
登場するとは言え、その重要性にも関わらず、その性格は明確ではない。
メタトロンは神の創造の最初に創られたとする説もあれば、『旧約聖書』「創世記」に登場するノアの祖父エノクの変容した姿とする説もある。
エノクに関する言及は『旧約聖書』では「創世記」のごく一節のみだが、常に神とともに歩み、神により生きたまま天に挙げられたという記述が後世の神秘家達の興味を大いにひいたらしく、その結果、1世紀頃に『旧約偽典』の『エノク書』が編纂された。
『エノク書』によると、大天使ミカエルに導かれて天界を案内されたと言い、最終的には神の玉座の前に導かれ、神から天使達にすら知られていない創造の秘密などを明かされ、大天使メタトロンに変容したと言う。
『バビロニア・タルムード』においてメタトロンは「小YHWH」と呼ばれている事がある様に、大天使メタトロンは神に極めて近い天使であることが伺え、「臨在の大天使」と呼ばれる事がある様にその地位は大天使ミカエルらよりも上位に位置する様である。かかるメタトロンの天界での役割は天界におけるイスラエルの民や義人を守るとされている。
カバラなどの中世ユダヤ神秘思想においても大天使メタトロンは重要視され、カバラの基本典籍である『ゾハール』では彼は天界の祭司長とされ、又、中世以降のカバラにおいて一般的に普及していった、神の属性を瞑想するセフィロト(生命の樹)においてメタトロンは最上位の第一のセフィラであるケテル(王冠の意:至高、超越、創造、思惟のセフィラ)を守るとされている。
http://blog.livedoor.jp/samurai_2015-tennshi/archives/42642761.html より
メタトロン
メタトロン(ヘブライ語:מטטרון, 英語:Metatron)
ユダヤ教の天使の一人
キリスト教、イスラム教の分派の中にも彼を天使として認めるものがある
めた
タナハ(旧約聖書)、新約聖書、クルアーン(コーラン)のいずれにおいても
メタトロンに対する直接の記述はなく
タルムードにわずかばかり言及されているのみである
メタトロンについての主な記述は
カバラなどの中世ユダヤ神秘思想や聖書偽典において現れる
その姿は世界の広さにも等しい長身で
36対の翼と無数の目(36万5000との説も)を持つ「炎の柱」として表される
メタトロンの性格については様々な伝承がある
「契約の天使」、「天の書記」、「神の代理人」、「小YHWH」(YHWH はヘブライで神を表す)
様々な異称を持ち、72の異名を持つともいう
中世ユダヤ神秘主義者のなかには「出エジプト記」に現れる
「太陽よりも燦然と輝く」顔を持つ天の御使いこそメタトロンであり
天の上から「炎の柱」を使って彼らを導いたという
一般には出エジプト記の「炎の柱」は神そのものであるとされる
偽典「エノク書」ではエノクが天上に昇りメタトロンになったと思わせる記述がある
また預言者エリヤともされる天使サンダルフォンとは
双子の兄弟であるともいわれる
大天使ミカエルよりも強大だとされ神と同一視する声もある
メタトロンの語源はメタトロニオス(Metathronius, ギリシア語で「玉座に侍る者」の意味)
他にも、その異称「ミトロン (Mittron)」から
ペルシャ起源の東方神「ミトラ」との関係を指摘する説もある
ミトラ神はローマではミトラス、ゾロアスター教ではミスラとして信奉された司法神で
その地位はゾロアスター教最高神のアフラ・マズダーを脅かすほどの威勢を誇り
契約の神、長身、無数の目を持ち
万人の監視者であるといった属性がメタトロンを想起させるという
メタトロンはアブラハムを導いた古代ユダヤの偉大な天使
ヨエル (Johel, Yohel) の性格を受け継いでいるともいわれ
今ではヨエルはメタトロンの別名とされる
神と同一視されるのは、YHWH と YOHEL を意識したものという説もある
生命の樹の第一及び第十のセフィラを守るとされている
また、自分に背く者たちを串刺しにしたという逸話がある
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