http://raise-a-fortune.hatenablog.com/entry/2016/08/11/184521 より
超越瞑想とは1958年に物理学者であり、哲学者でもあるマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー氏によって世界に紹介され、現在世界中で600万人以上の人たちが学んでいる世界的な瞑想法です。
超越瞑想は英語で言うと、Transcendental Meditation(トランセンデンタル・メディテーション)と呼び、これを略してTMと呼ばれています。
もともとは古代インドのヒンドゥー教の聖典をマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー氏が現代社会に合った形で超越瞑想として復興させたのです。
超越瞑想の効果
超越瞑想の効果は科学的にも実証されています。その多くの効果を一つずつ紹介していきますね。
体に深い休息を与える
超越瞑想は体に深い休息を与えます。下記の画像をご覧ください。グラフの青い部分が普通に目を閉じている時、黄色い部分が超越瞑想時です。
基礎皮膚電導性、呼吸数、血液乳酸値、どれをとっても超越瞑想中の方が倍以上高い数値となっています。
瞑想した日は睡眠時間が少なくても元気でいられたり、いつもよりも長く仕事に集中できたり、ポジティブでいられたりするのはそれだけ深い休息ができているからなのです。
15分の瞑想は2時間の睡眠の効果があると科学的に証明されていることもこのデータを見れば納得できるのではないかと思います。
精神的な平和、幸福感の増大
超越瞑想中、瞑想後は心の落ち着きと幸福感が増大します。これはストレスホルモンが減少し、幸福ホルモンが増大した結果です。
日本で生きていると普通に生活しているだけで膨大なストレスを感じてしまいます。
ストレスがたまらないほうがおかしいのです。自殺者が増えてしまうのは当たり前の結果なのです。これらを防ぐためにも多くの人が生活に瞑想を取り入れることを願います。
その他の瞑想効果
・鬱が改善され、ポジティブになれる
・熟睡できるようになる
・集中力、創造力の向上
・免疫力向上
・運がよくなる
などなど様々な効果をもたらしくれるのです。
超越瞑想のやり方
超越瞑想のやり方は実にシンプルで、教師が経典の中からその人(瞑想する人)のために選んだマントラ(真言)を心の中で15回から20回唱える。
これを1日2回やるだけです。しかし、これでは教師がいないとできませんよね。ということで、個人でできる超越瞑想の方法も紹介しておきます。
個人でできる超越瞑想のやり方
この方法でも十分に深い瞑想に入ることができるので、ぜひ習慣化してほしいと思います。
姿勢
まず、姿勢は何でも構いません。椅子に座っても、あぐらでも寝転んでも瞑想状態には入れれば問題ありません。ただ個人的には椅子に座るのがいいかなと思います。
あぐらでは背筋を伸ばすのがきつくなってくるし、寝転んでいると瞑想中に眠ってしまう可能性が高まります。なので、僕は椅子に座るのをお勧めします。
時間帯
時間帯はいつも言っているように起きた直後か眠る前がお勧めです。早朝は1日のやる気が出るうえにすっきりします。
というのも、15分の瞑想は2時間の睡眠に匹敵する効果があるからです。その分早く起きても瞑想するメリットは十分にあるのです。
そして、夜眠る前は1日の情報、思考を整理できるうえに習慣化しやすいです。なので、1日2回、起きた後と眠る前にやることをおすすめします。
マントラ
瞑想状態に入るための意味のない短い言葉。これがマントラです。3,4文字程度の短い言葉を考えてみてください。本来、超越瞑想では教師がこの言葉を授けてくれます。適当に思い浮かんだ言葉でいいです。
タルビト、イグラム、カレンなど適当で問題ありません。意味のない言葉というのが大事で、意味があるとその意味に意識が向いてしまうからです。
実践
瞑想の姿勢をとり、目を閉じます。心の中でマントラの言葉をゆっくり唱え続けます。これを20分続けるだけです。
雑念が浮かんでくると思いますが、浮かんでくるのが自然です。これを受け止めてまたマントラを唱えます。雑念が消えると心が無になり、瞑想状態に入れています。
超越瞑想を行った後の感覚
僕自身、何度も超越瞑想を行っているので、その時の感覚を話していこうと思います。まず、超越瞑想はマインドフルネス瞑想のように五感に集中したり、何かに集中する必要がないので、そういう意味では非常に楽で取り組みやすいです。
ただただマントラを唱えていればいいわけですから。
感覚としてはほかの瞑想をしている時に似ていますが、体が暖かくなってきて、目を閉じているのに色が見えてきます。
そして、幸福感に包まれる感覚があります。終わったとは少しふらふらする感覚になることもあります。
うまく深い瞑想状態に入ることができればものすごく心地のいい感覚なので、ハマると思います。
超越瞑想講師ボブ・ロス氏の言葉
下記動画で超越瞑想講師のボブ・ロス氏がTM瞑想についての説明をしてくださっています。
この動画を聞くといかに我々の心が常に忙しく働き、疲弊しているかがダイレクトに伝わってきます。
「~をしなければ」「いついつまでにやらなければ」「明日は早く起きなければ」と。特に日本人は働きすぎです。
心の休息はあなたが感じている以上に必要な場合が多いのです
僕自身、周りよりはましな環境だと思っていてもストレスを感じている時期は10円ハゲができたり、白髪が生えたりしていた時期が長くありました。
心はあなたが思っているよりも大きなダメージを受けていることが多いのです。それがこのボブ・ロス氏の話を聞けば実感できるはずです。
まとめ
今回言いたいことは超越瞑想は初心者にも始めやすいやり方なので、ほかの瞑想ではうまく瞑想状態に入れなかったり、続かなかったりした人でもぜひチャレンジしてほしいと思います。
呼吸や五感に集中したりする必要はありません。ただただマントラを唱えていればいいだけだからです。これならほかの瞑想でうまくかいなかった人でもうまくいくかもしれません。
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