超越瞑想

http://tm-meisou.jp/forever-young/  より

超越すること──若返りの効果

超越瞑想は、老化逆転の効果が科学的に実証されている唯一の瞑想法です。

TM-pr1-small超越瞑想では、心と体に特別なことが起こります。例えば、科学的研究の結果、TMには老化の過程を逆転する効果があることが明らかになりました。

老化の原因は、食べ物、運動、睡眠、環境と多岐に渡りますが、なかでも精神的な側面である緊張やストレスは、大きな要因と言えます。なぜなら、心が緊張すれば、それはすぐに体の正常な働きを狂わせてしまうからです。こうした緊張やストレスは、休暇や睡眠による休息だけは十分に解消することができません。もし、緊張やストレスが解消されずに日々蓄積されていくと、その結果として老化が加速されます。

ですから、老化を防ぐためにまず私たちがしなければならないことは、日々、溜まっていくストレスを取り除くことです。そして、ストレスを効果的に取り除く体験が超越することです。この体験は、体に深い休息を与え、治癒力を活性化し、活力を与えます。その結果、老化の過程がゆるやかになるだけでなく、若返りの効果があることが研究によって明らかになりました。

これは信じられないことのように思われるかも知れませんが、簡単に確かめることができます。科学者はいくつかの変数を測定することによって、私たちの年齢を言い当てることができます。というのも、私たちの「生物学的な年齢」を測定すると、たいていの場合、歴年齢(実際の年齢)と一致するからです。例えば、平均的にみると55歳の人の体は、55歳の体の働きをしているということです。

ですから、超越瞑想を行っている人たちの生物学的な年齢を測定すれば、彼らが実際にどの程度まで若返っているのかを客観的に測定することができます。84人を対象にしたある調査では、平均して2.9年間TMを続けている人たちは生物学的な年齢が歴年齢よりも5歳若く、平均して7.1年間瞑想を続けている長期の瞑想者たちは生物学的な年齢が歴年齢よりも12年若いということが明らかになりました。Ref.

ですから、超越瞑想のために1日2回20分ずつの時間を投資すれば、後になって大きな利益を得ることができます。ただ長生きできるだけでなく、身体的にも若々しい状態で老後の人生を楽しむことができるのです。

また、実際に寿命が延びるということも科学的調査によって確かめられています。ハーバード大学の科学者たちが行ったある調査では、平均81歳の高齢者たちをTMグループ、マインド・フルネス瞑想のグループ、メンタル・リラクセーション・テクニック(リラクセーション・レスポンス)のグループ、特に何も行わない対照グループの四つに分けました。3カ月後にTMグループを他のグループと比較すると、知能や血圧の大きな改善が見られました。TMグループは、他のグループよりも自分たちに与えられたテクニックを楽しんで行っており、 またその効果を実感していました。

さらに、もっと大きな違いが、三年後もう一度検査を行ったときに現れました。TMグループ以外のグループでは、高齢者の多くが死亡していました(マインドフルネス瞑想では生存率が12%、リラクセーション・テクニックでは35%)。しかし、TMグループでは全員が生存していました(p<.00025)。これらの人たちは80歳になってからTMを始めた人たちでした。もし彼らがもっと若いうちからTMを行っていたら、どんな効果が得られたでしょうか? おそらく、老化による衰えをもっと避けることができたに違いありません。Ref.

老化の程度を測定し、それによってTMの若返りの効果を確かめる方法は他にもあります。それは、血中のDHEA-Sという物質の濃度を測定する方法です。この物質は、20歳以降は年齢とともに徐々に減少することが知られています。この物質の濃度が高ければ、その人は健康で生物学的年齢が若いと言えます。

アメリカのマハリシ国際大学とニューヨーク大学が共同で行ったある調査では、TMグループ(男性270人、女性153人)とTMをしていない対象グループ(男性799人、女性453人)のDHEA-Sの濃度が測定されました。それによると、TMグループの人たちは対照グループの人たちよりも5歳から10歳若いことが分かりました。p値は p<.0001ですから、これは統計的に有意な差と言えます

p値とは、probability(確率)の略で、ある事象が偶然に起こる可能性の統計的計算値を意味します。

超越瞑想に関する研究では、標準値の50倍から1万倍小さい(=優れた)p値が示されています。

物理学では、通常、原因と結果を特定することは容易ですが、人間科学では非常に難しいものです。なぜなら、人は常に多くの様々な影響にさらされているからです。これが「確率」(ある結果が原因からではなく偶然により起こった可能性を表す統計的計算値)が結果の信頼性を判定するために重要になる理由です。一般に、p値は結果それ自体と同じくらいに重要であると考えられています。

これは理に適ったことです。科学者がある人に薬を処方して、その薬はその人をより幸せな気分にすると説明し、翌日その人は少し幸せな気分になったとします。科学者は、その変化はその薬が原因で生じたと確信をもって言うことはできません。その人は職場で昇進したのかも知れないし、恋に落ちたのかも知れないし、その変化はプラシーボ効果だったのかも知れないからです。しかし、100人の被験者に薬を処方し、100人全員の変化を平均した結果、幸福感が増加していた(一貫性のある効果が得られた)場合には、それが偶然起こった可能性はずっと小さくなります。100人の被験者全員がそれ以前に感じていたよりも大きな幸福感を感じている場合、科学者は非常に高い確信をもって、その結果はおそらく偶然ではなかったと言うことができます。

科学の基準として科学者は、結果が偶然ではなかったことを95%以上の確信度で示さなければならない。これはp<.05と表され、確率が100のうち5より小さいことを意味する。結果に説得力と一貫性(=信頼性)があればあるほど、それが偶然に起こった可能性は小さくなり、したがってp値は小さくなる。 古代の文献には、超越は人間の最高の体験であり、私たちが完全な人間に発達するために欠かせない体験であると述べられています。しかし、何世紀もの間、人類はこの体験を失ってしまいました。超越へと到るための方法(瞑想)が完全に誤解されてきたためです。しかし、超越瞑想という超越へと至るための有効な方法が再発見されたことで、人間の潜在力を完全に開発できるようになりました。TMに関する多くの研究では並はずれて小さいp値が示されています。それらのp値は多くの場合、標準とされる値の50倍から1万倍小さい値です(p<.001〜p<.000000001)。このようなp値が示された場合、その結果には並はずれた信憑性があることを裏付けています。