イージーな瞑想法・・・マインドフルネス(池内 秀暢さん)

フェースブック・池内 秀暢さん投稿記事

·心と身体は。脳を介して自律神経や内分泌にて影響し合っています。 

■身体で感じたことは脳に伝達される。結果意識にも影響を及ぼす

■意識活動の質が、脳のシステムを介して免疫や内臓・血管やリンパ管・筋肉などに具体的影響を与える。

これはココロとカラダの法則だとお考えください。

身体にどのような刺激を与えるか・・・・

意識活動をどのような質にて使ってやるか・・・

これが病気から脱出するために 時として重要な、治癒を働かせるポイントとなることは、多くの慢性的疾患にストレスが関係していることを考えれば、容易に理解できると思います。

意識のうち、「思考」は、「言葉」という言語を用いながら、様々な思考を行っていますので、自分で認識しやすく 主に左脳という器官を介在して、思考を巡らせています。

ところが・・・この思考は、大なり小なりの感情をともないながら、実際は論理的・知性的思考と、右脳の介入による感情による感性とが、ミックスしながら まじりあって行われています。

「言語である思考」と「感性の一部である感情」は、主に人間が持っている大脳新皮質にて表面化しているように考えます。(顕在意識) この思考と感情のベクトルが、ネガティブな方向にいつも向いてしまうと、大脳新皮質の内側に埋もれている「大脳辺縁系」にて、

健康を阻害しがちなシステムを取ってしまいます。(潜在意識の領域) これを私はストレス脳と呼んでいます。

命が関わっているガンのような疾患には、ついつい思考と感情がネガティブな方向にいきやすいようにお察しいたします。 命の存続や病気に対する不安・恐怖心などに襲われることは多々ある事でしょう・・・・・

人類が発達させてきた大脳新皮質の左脳と右脳があるがゆえに、皮肉にも意識をネガティブな方向に導いているのです。 

そこで、この意識から「思考と感情」を追い出すと、何が自己認識できるでしょうか?

思考と感情をゼロにしてやれば、おのずと身体の感覚が意識に登ります。

現代人は、この身体感覚にきわめて疎い方が多いのです。

これは・・・・雑誌やテレビなどのメディアに触れる機会が多い中、さらに仕事でパソコン・・・・空いた時間にスマホ・・・・

身体に意識を巡らせる時間よりもはるかに思考に意識を巡らせる時間が圧倒的に多い生活環境に原因を見出すことが出来ます。

現代人は・・・いつも思考と感情を働かせて一日を生きている方が多く、身体感覚に意識を向けてやる機会が少ないことが理解できると思います。

意識や感情を使えば使うほど、大脳は疲弊するようです。 これが無意識のストレスを生じさせる原因の一つとなります。 身体への感覚を意識に浮かべるには、先ほど申しました「思考と感情を鎮める」と、いう事でしたが、身体感覚は、身体から脳に入ってくる神経ルートによって自覚できます。

この身体感覚に集中的に意識を向けてやることで、ストレス脳をつくりだしている要因である「思考と感情」から、解放される、もっとも自己療法として合理的にできる意識の療法となりえます。

気功の体操や太極拳・ヨガなどの本来の効果は・・・また健康法ではありませんが、合気道などの武術は、この「身体感覚に意識集中する」という事があげられます。 それにより脳の環境をネガティブ脳からポジティブ脳に変化させることが出来、治癒力を働かせるために一役買うわけです。

ですから、これらの身体を動かす療法は・・・あまり思考を働かせず感覚に意識をシフトし集中しないと、意識の療法の観点から見ると、単なる運動的療法となってしまうわけです。 理屈の意識を極力なくして、感覚の意識を使う・・・・これが重要です。

簡易的瞑想法・・・マインドフルネスは、意識を感覚に集中させることで、ストレス脳を生理的に変化させることが出来、素晴らしい効果を発揮すると・・・経験にて思います。

先だって難病の方お二人に、このミニ講義を行い、簡易型瞑想法のワークを行った直後、頸部と頭部の状態を確認したところ、ストレス脳から脱却している兆候が、著しく察知されました。

心の状態は脳の状態でもあるのです。 その脳の状態が神経系や内分泌系・はたまたエネルギー系を通して、肉体に影響を及ぼしているわけですから、意識がどのような状態にあるか・・・非常に重要なことだと考えます。

ガンの方は・・・玄米にするか・・・・白米にするかと・・・いう選択より、どのような意識にするか・・・という事の方が、大変重要だと思います。

長くなりましたので、池内式簡易瞑想法・・・マインドフルネスのやり方は、次の機会にご紹介させていただきますのでご参考にしていただくとともに、心の健康は大事と言われつつも、あまり具体的に療法提案や実践していらっしゃる方が少ないと感じられます。

漠然としているからでしょうか・・・・とても大切な事のように思いますが…

長文となり失礼いたしました。


コメント

Akira Fukuchi 先日、NHK Eテレにてマインドフルネスについての放送がありました。YouTubeにも残っています。

 

そのなかで以下の研究結果を報告していました。

 

 

①マインドフルネスを毎日45分、8週間行った結果、脳の海馬が増大し、扁桃体が減少した。(これは、うつ病と真逆の反応です)

 

 

②マインドフルネスをたった1日しただけで遺伝子RIPK2の活動が劇的に下がった。

 この遺伝子は、慢性の炎症に関わっている遺伝子。

 

 

いつも以上に、五感に氣を向ける・・・たったそれだけで、脳や遺伝子に変化が起こることが証明されたのです。

 

慢性炎症は癌のもとなので、マインドフルネスをすることでうつ病や癌に「さようなら」と言えるかもしれませんね。

コズミックホリステック医療・教育企画