https://gnk.jp/post-1157/?fbclid=IwAR2uEvTE1sRiyc5ntQzlapW0NyFqh59JKPqk_-ZW-geQUgHFcBNtBFzMSFQ 【気づき ゲシュタルト・セラピーの実習指導書】より
目次
1. 自分自身に徹底的に出逢う 気づきに始まり気づきに終わる
2. 玉ねぎの皮むき
3. 気づき ゲシュタルト・セラピーの実習指導書 ジョン・O・スティーブンス
4. フリッツ・パールズに捧ぐ 聖人であろうとクソ野郎であろうと。。。。。
5. ゲシュタルト療法入門編(プレトレーニング)8/28(土)13時〜17時
6. ゲシュタルト療法トレーニングコース開催 11月〜開催 受講生募集中❗️
自分自身に徹底的に出逢う 気づきに始まり気づきに終わる
ゲシュタルト療法は、「気づき」に始まり「気づき」に終わる、と言われるほど。気づきとは、徹底的に自分自身に気づいていくこと、とわたしは捉えています。約20年ほど前に心理療法が何か、もわからずに勉強に通いだしました。わたしはゲシュタルトセラピスト以前は、企業研修のトレーナーをしていました。今も少ししていますが、その時に恩師、社会産業教育研究所所長の、故・岡野嘉宏氏のもとへ勉強に通っていました。産業界へTA(交流分析)や気づきのエクササイズを使ってヒューマンスキルアップやコミュニケーション、組織活性の人材教育をされていました。そこでは、再決断療法やゲシュタルト療法なども行われており、沢山の人事畑の方、研修講師、経営者、経営コンサルタント、マネージャーなどが自己研鑽に通われていました。わたしは研修講師なりたててで、一体何をやっているのか訳がわからず戸惑っていたのを覚えています。自分に向き合うのが少し、少しじゃないです!!(笑)、ずいぶん恐かったことを覚えています。それは、自分自身で自分に出逢う準備していたと言えるかもしれませんね。大切な人に逢う時は緊張するのと同じように、、、。^^
玉ねぎの皮むき
自分自身に出逢うことを「玉ねぎの皮むき」によく例えられます。始めは薄くてかるく皮はむけるのですが、中へ向かうほど皮は厚くなり、時にはむけにくい、そして時に涙が出る。本当にそうだなと思います。厚かった皮も今では透き通るくらいには薄くなったでしょうか。hahaha。薄皮も古くなると茶色く硬くなりますからね^^硬く古くなったら定期的にむいておかないとね^^海老の脱皮と同じかしら(笑)つるんとキレイな肌に蘇ります。
気づき ゲシュタルト・セラピーの実習指導書 ジョン・O・スティーブンス
その皮むきにこのような著書があります。『気づき 〜ゲシュタルト・セラピー実習指導書〜』 ジョン・O・スティーブンス著((1971/1979)訳:岡野嘉宏・多田徹佑・リード恵津 出版:社会産業教育研究所)では、徹底的に自分と出逢っていくエクササイズが書かれています。その著書に、スティーブンスさんの前書きが書かれています。ご紹介しましょう。なんともパールズとの師弟関係の息づかいが伝わってくるようです。
フリッツ・パールズに捧ぐ 聖人であろうとクソ野郎であろうと。。。。。
フリッツ・パールズに捧ぐ
親愛なるフリッツ
わたしがあなたを想う時,思い出の殆どは,あなたの愛,暖かさ,優しさです。いつでも誰かが心を開き正直であるときーーーそれはまさに本物の聖人であろうとクソ野郎であろうとーーーーあなたは愛,暖かさ,やさしさに満ちておられました。わたしはまた,あなたの残酷さを想い出します。あなたは不正直なことにであうと,それがどのようなごまかしであろうと寛大に取り扱うのを拒み,残酷になられました。あなたが残酷でいることを嫌っておられたことをわたしは知っています。あなたはむしろ気づきの中で人々と共にいきいきと生きることの方を,ずっと好んでおられました。あなたの残酷さは本当は最も偉大な親切であったのです。それは私達のあやつりやゲームを私達の目の前にたたきつけ,私達を生きる方へと向けてくれたのです。あなたは自分の人生で多くの人々の心を動かしました。あなたの遺された著書,テープ,映画を通じて,どれほど多くの人々にあなたの影響が及ぼされているかを,あなたが見ることができたらと思います。こうして書いてきて,わたしの目には涙があふれています。「美しい溶け合いが起こっているなぁ・・・・・」というあなたの低い豊か声が聞こえてきます。私を導き,発見のふちまで私を接近させ,私の続いているこの世の旅に役立つ手段を示してくれたフリッツよ! ありがとう!
あ〜なんと人間らしいパールズと,そのことをラヴレターとして遺せるスティーブンスさん。この時代にタイムスリップして覗いてみたい気分です。
パールズは人を操作することを嫌いました。ストレートな率直な関係性を好みました。それには自分が何を感じ、考え、伝えたいのか、に気づくことですね。自分に素直に「今、何に気づいているのか」そのことを表現することが,あなたと出逢うということ、かもしれません。
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